30年位前に仕事でアメリカに行き、オーランド(フロリダ)からボストンに向かう国内線の飛行機に乗りました。
お昼になり、CAが後ろの席から順番に食事をテーブルの上に配って行きました。
直ぐ後ろの席まで来て、次だと思っていたところ、私を飛ばして前の席に食事が配られました。
何かの間違いだろうと思いましたが、こんな基本的なことをプロが間違うはずもありません。
周囲を見渡すと白人ばかりで、東洋(日本)人である私が差別を受けたことに気付きました。
腹が立ったので、「あなたは差別主義者なのか?」とそのCAに向かって言いました。
すると、そのCAは悪びれた様子もなく、無言でテーブルの上に食事を置きました。
思いもよらぬ経験に、何とも言えない気持ちになったのを覚えています。
私が経験したのは些細なものでしたが、世の中ではもっと深刻な差別があります。
それが原因で、人命が奪われています。
ガザ地区やイランで起きている戦争も、根底には差別が存在しています。
根本原因は、霊的知識の欠如にあります。
人間の本質は魂です。
肉体は魂を表現する媒体に過ぎません。
なのに、肌の色、身体的特徴などの外面を見て、勝手に優劣を付けて見下そうとする人がいます。
死んで霊界に行くと、全ての外面が取り払われます。
内面にある魂が露わになります。
地上で自分がした差別的な行いの1つ1つが、自らの魂を醜くさせていたことに気付くでしょう。
人間だけでなく、全ての生命(魂)に優劣はありません。
同じ価値のあることが、感覚的に分かるようになります。
地上に生まれて、肉体を持つことによって、その感覚が失われてしまいます。
物質(肉体)が全てだと思い込んでしまい、差別などの過ちが繰り返されることになります。
地上にいる人間は霊的な存在です。
肉体的には独立していますが、霊的につながっています。
普段生活をしている時は、つながりを意識することはありません。
けれども、深刻な出来事に遭遇した時に、つながりを意識することがあります。
東日本大震災の時、自分も被災者で大変な思いをしているにもかかわらず、他人を助ける姿が見られました。
また、全国各地からボランティアも駆け付けました。
もし、人間が肉体だけの存在であれば、そんな行動をする理由はどこにもありまぜん。
霊的な存在であり、神性を宿して いるからこそ、他人のために行動することができます。
津波で亡くなった人の家族が、不思議な現象を経験をして、故人とのつながりを実感したというNHKの特集番組がありました。
夢の中で会ったという話は良く聞きますが、実際に同じ次元で実際に会っていたと思われます。(そんな話をまとめたものがありますので、ご興味のある方は読んで下さい。「私の夢まで、会いに来てくれた--3.11亡き人とのそれから」)
生きている次元は違っていても、霊的につながっているのです。
震災後に「絆」と言う言葉を何度も聞きました。
深刻な出来事を経験して、霊的に目覚めた人が、目に見えないつながりを意識するようになり、それを言葉にしたと思われます。
霊的に目覚めることで、個ではなく「全体」を意識するようになる人がいます。
全体を意識するようになると、自分が行っていることの過ちに気付く人がいます。
過ちの最たるものが地球温暖化です。
地球温暖化は、人類が地球全体のことを考えて行動しない限り進んで行きます。
けれども、一朝一夕に考えを変えられるものではありません。
そこで、大自然の仕組み(因果律)が作動したのではないかと思ってしまいます。
自主的に人間が考えを変えられないので、ウィルスの流行によって、強制的に行動様式が変えられたのかもしれません。
その証拠に、コロナが流行した初期は、産業革命以降、初めて二酸化炭素の排出量が減少に転じました。
多くの人にとってコロナは脅威ではなくなりましたが、それでも考えを変えるえることができなかったら、(大自然の仕組みがさらに作動し)今度は人間の活動を長期間に渡り大幅に制限させる、強力なウィルスが出現するのではないかと心配しています。
天変地異やウィルスの流行により、命の危機に晒されて、霊的に目覚める人がいます。
目覚めた人の中に、個から全体のことを考えるようになる人がいます。
全体のために、何かをしなければならない衝動に駆られ、行動に移す人もいるでしょう。
そんな人が増えることによって、少しずつ世界は変わり始めます。
害悪としか思えないことが、人類や全体(地球)の浄化の一環となっていることがあると考えています。
1人ひとりが全体(地球)を構成する一部として存在しています。
全体とつながっていて、何らかの影響を与え、影響を受けています。
霊的なつながりとは、魂と魂の間にある、目に見えない関係性のこと指します。
お互いがお互いために存在しているのです。
植物と動物もお互いが必要な存在であり、どちらが欠けても成立しません。
意識している、していないに関わらずが、自分が生きているということは、他者のために生きていると言うことになります。
生きる力(生命力)は、神の愛そのものです。
そのことを、ヒーリングをしていると強く実感します。
自分を生かしている力であると同時に、全体のために自分を活かそうとする力にもなります。
肉体があり、多種多様な人間がいる地上では、そう思えないかもしれませんが、私たちは霊的につながっていて1つです。
ばらばらに存在している人間(生命)が、神の法則の働きにより、1つになって行きます。
それが全宇宙を創った神の意図であると考えています。
無限に広がる宇宙の中で、地球は1つのユニットであり共同体です。
そう捉える人が多くなるほど、差別や戦争や貧困や虐待など、地上を悩ます問題はなくなって行きます。



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