2013年7月28日日曜日

病気になる力を治す力に



自由意志は神が人に与えたものですが、時々怖くなることがあります。

自由意志で決めたことが、摂理に反していると、カルマを作ってしまうからです。

生まれてから今までに、私はどれくらい摂理に背き、カルマを作ってしまったのでしょうか。

考えると少し怖くなります。

次の世界で総括する時に全てわかりますが、過去は閉じられてしまっているので、これから摂理に適った生き方を心がけていくしかありません。



起こることに偶然はないことから、病気も因果律の結果です。

ヘビースモーカーが肺ガンになる、大食の人が肥満し糖尿病になる、肉中心の食生活を続けると動脈硬化が起きて高血圧、心筋梗塞になる。

タバコを吸う、食べ過ぎる、肉を食べ過ぎることは摂理に反した行為であるからです。

また、生まれながらにして、遺伝的な病気により何度も手術を繰り返す子どもたちがいます。

シルバーバーチが言うように、前世のカルマが原因であったり、さらなる向上を目指して魂が病気の肉体を選んでいるのかもしれません。

いずれにせよ全ての病気に明確な原因があることは間違いありません。



摂理に背いた心を持つことによって病気になってしまったのであれば、摂理に適った心に改めることにより病気を治すこともできるはずです。

シルバーバーチは憎しみは愛が倒錯したもの、憎しみの力は愛する力に変えることが出来ると言っています。

それと同じく、病気になる力は健康になる力に変換できるはずです。

また「克服できない困難は与えられない」とも言っていますので、どんな重い病であっても、治る可能性があり、希望は捨ててはいけないと思います。

穏やかな心を保ちながら、病気を克服するという強い意志を持ち、全てのものを慈しみ愛することで、神から最大限の自然治癒力を授かることができると思います。



病気による苦痛を味わう中で、その心境を持つのは難しいことかもしれませんが、困難なことほど魂の向上につながります。

魂が向上することは、この世に生まれてきた目的を成就することそのものであり、きわめて意義深いことです。

苦難を耐えることにより、魂が向上し、それに伴い摂理に適った心境に変化していき、導きによりヒーリングを受けて、病状に著明な改善が認められる。

そして、時期が来た人として霊的真理を受け入れることができるのかもしれません。

2013年7月9日火曜日

医学的処置とヒーリング



私がヒーリングをする患者さんのほとんどは、すでに医学的処置を受けられています。

医学的処置により軽快すれば、ヒーリングを受ける必要はありませんので、それだけでは満足出来ず、今の病状が一刻も早く良くなって欲しいと思われています。

少し前、ある知り合いの方をヒーリングしました。

難病と言われる自己免疫疾患で、日常生活に大きな支障が出ていました。

特に、仕事をする上で障害は大きく、病状は誰が見ても明らかなものがありました。

自己免疫疾患に有効とされているステロイドを服用しており、その副作用で顔が浮腫んでいました。

病因は不明であり、根本治療は確立されていないため、いつ治るともわからない、不安な日々を過ごされていたと思います。

病気の話を聞いて、もしかしたらお役に立てるかもしれないと思い、こちらから連絡をとりました。

手短にヒーリングについて説明したところ、よろしくお願いしますという答えが返ってきましたので、休日の朝にお伺いして30分位治療を行いました。

いつもと同じ様に、治癒力は流れていくの感じましたが、効果があるかどうかいつもの様にその時はわかりません。

霊的真理について少し話をして、興味があれば「シルバーバーチの霊訓」を読んで下さいとお伝えして帰りました。

その後、どうなっているのか気になっていましたが、数週間後にお会いする機会がありました。

一目見てすっかり良くなっていることがわかり、思わず嬉しくなりました。

ヒーリング後、2,3日で治ったとお礼を言われました。

ただ患者さんは必ずしもヒーリングで治ったとは考えていないかもしれません。

ヒーリング後に治ったのはたまたま時期が重なったのであり、やはり医学的処置により改善したと思われているのかもしれません。

私もヒーリングにより治ったと言い切ることは出来ませんし、実際、医学的処置の効果で治ったのかもしれません。


医学はすばらしい知識の集積であり間違いなく人類の叡智です。

その効果は実験的に証明されており、恩恵を受けていない現代人はいないと言っても差し支えありません。

しかし、病気を治す主役は自然治癒力であり、医学的処置はそれを補助するものです。

皮膚を深く切ると縫合により裂けてしまった皮膚を寄せて縫い合わせたり、骨を折って整復するのは医学を習得した医者ですが、細胞レベルで皮膚と皮膚、骨と骨を繋げて元に戻すのは自然治癒力です。

感染症で抗生物質を投与すると細菌の増殖や機能低下が起こりますが、身体から排除するのはやはり免疫力であり自然治癒力です。

現代の医学では、自然治癒力の納得ゆく説明は出来ませんし、唯物的思考から抜けださない限り、その緒も見つけられないと思います。

自然治癒力は生命力であり、生命力は肉体を超えた(霊)力であることは、「シルバーバーチの霊訓」に繰り返し書かれており、真理を受け入れた人には当たり前の事実となっています。

しかし、医学は自然科学の一部であり、認められるには客観的な証明が必要となります。

ヒーリングにおける病気治癒は、あくまで主観的なものでり、客観的な証明は不可能です。

ヒーリングをする前と後で医学的データを比較検討して、たとえ有意に差があったとしても、その効果を受け入れてもらうことが難しいことは、偉大なヒーラーであるハリーエドワーズが、膨大な治癒症例を提示しても宗教界、医学会から黙殺されたことが書かれている書籍、「霊的治療の解明」を読めば明らかです。

しかし、これから霊力がふんだんに地上に流れこんでくるとシルバーバーチも言っていますから、ヒーリングによる病気治療がますます行われて行くとともに、徐々にですが認知されていくと考えています。

同時に、霊的真理が普及して、私達が望む世の中に少しずつですが変わっていくでしょう。