私の家には2匹の犬がいます。
犬たちを見ていて、自分もこうありたいなと思うことがあります。
それは「今を全力で生きる」ことです。
犬はどうして、今を全力で生きられるのでしょうか?
その理由の1つとして、過去や未来に捉われていないことが挙げられます。
人間は過去を思い出しては、悔やんだり、怒ったりします。
未来を想像しては、心配したり、不安を抱いたりします。
人間だから仕方がないと言えばそれまでですが、今の自分が未来の自分を作って行くと思うと、何とかしたいものです。
なぜ、過去に捉われてしまうのか?
過去の記憶は消そうにも消せません。
その記憶の多くは、特定の感情と紐付けされています。
私は幼少期に大きな犬に手を噛まれた経験があります。
そのために、しばらくの間、怖くて犬の傍に行けなくなりました。
過去の出来事によって生じた、怖れ、怒り、悲しみなどの感情が、今の自分に大きな影響を及ぼしていることは少なくありません。
けれども、それらの感情を自分の意志で消すことはできません。
十数年前ですが、山の中を放浪していたラブラドール犬のJ君を保護しました。
J君は立派な体格をしていて、ブリーダーの元で繁殖犬として飼われていて、身勝手な理由で山の中に捨てられたと推察されます。
ひどい仕打ちを受けて来たのでしょう、体には大きな傷があり、人間に対して強い不信感と怒りや怖れを抱いていて、威嚇しながら逃げ回っていました。
妻が1ヶ月くらい通って餌を与えて馴らして、どうにか捕まえることができました。
自宅の居間の片隅にJ君の居場所を作りました。
J君は、そこから飼い犬が私たちと遊んだり、甘えたりする様子をじっと眺めていました。
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| 飼い犬のしろ |
その先に、素晴らしい出会いが待っていました。
これ以上ないと思われる若いご夫婦が現れて、家族に入れてもらいました。(ご主人はJリーグチームのキャプテンでした)
怖れや不安に支配されていたJ君ですが、奥様の深い愛情と、ご主人の強いリーダーシップによって、下の写真のように安心して今を生きられるようになりました。
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| 劇的に変わったJ君(奥様のブログから引用) |
人間も同じです。
心の中にそのような感情が占めていたとしたら、今を安心して生きることはできません。
それらの感情を打ち消すことのできるのは、「愛」と考えています。
愛は魂から生まれています。
魂には神が宿っています。
けれども、魂や神は霊的なものであり、存在を証明することはできません。
過去や未来と結びついている感情からも解放されます。
怒りや悲しみが生じるような出来事が起きることはなく、未来を憂いたり、心配したりすることもなくなり、永遠の今を生きるようになります。
地上に生きている限り、感情をなくすことはできません。
なくす必要もありません。
感情があるからこそ、人生が豊かになり、さまざまなことを学ぶこともできます。
けれども、今を生きられなくなるような感情に支配され続けてしまうと、本来の自分を表現できなくなり、地上で予定されていた成長が得られなくなる可能性があります。
神とのつながりを深めるのは、一朝一夕には行きません。
若い時に、混み合った電車の中で、お年寄りに席を譲った時、心の中がほんの少し温かくなるのを感じました。
その時は気恥ずかしさからと思っていましたが、今は神の心に適った表現をしたことにより、つながりが深まり、エネルギーを受け取ったためと考えています。
日常生活において、親切にしたり、思いやりをもって接したり、優しくしたり、励ましたり、慰めたり、労わったり、協力したり、助けたり、認めたり、許したり、そんな些細な行いをすることによって、少しずつ神とのつながりが深まって行きます。
そのような機会に溢れているのが地上です。
今を有意義に生きていることになります。







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