2020年3月29日日曜日

新型コロナウィルスの流行について  その1



新型コロナウイルスが、世界中を席捲しています。

今のところ、打つ手がないといった状況です。

いろいろな情報が錯綜し、何が本当なのか判らないのが現状であり、そのことがより一層不安を掻き立てています。

判っているのは、このウィルスは新種のものであり、世界中の誰一人として免疫(抗体)を持っていないことです。

従って、誰でもかかる可能性があります。




1番知りたいのは、いつ収束するかです。

もし、世界中の人が一斉に家に籠って、誰とも接触しなければ、感染の機会が絶たれるので、数ヶ月中に収束します。(武漢では実際に行われました)

しかし、現実的に無理なので、感染はこの先も続いて行くと思います。




終息する時期については諸説あります。

今、私が注目しているのは「集団免疫」による収束です。

このウィルスに感染すると、約20%の人に肺炎が起こり重症化し、残りの人は軽症であると言われますが、その後、免疫(抗体)が獲得されます。


In a simple model of an outbreak, each case infects two more, creating an exponential increase in disease. But once half the population is immune, an outbreak no longer grows in size.
集団免疫の模式図
上の図は、集団免疫の概念を表す模式図です。


左上ですが、全ての人に免疫がない、感染拡大初期の段階を表しています。

1人の感染者(赤)がいれば、接触する免疫のない人(グレー)にウィルスが移り、次の感染へとつながります。

それが連鎖して、感染者の数は飛躍的に増えて行きます。




右上ですが、感染拡大が起こり、しばらく経過した段階です。

1人の感染者(赤)がいたとしても、免疫を獲得した人(黄色)が間に入るので、その人が盾になり、免疫のない人への感染は防げます。

免疫を獲得した人が増えるほど、盾になる人が増えて、感染者が免疫のない人と接触する機会が減って行き、収束に向かうと考えられます。




それでは、人口の何%の人が免疫を獲得したら、収束に向かうのでしょうか?

一説では60%と言われています。(この数値を集団免疫閾値と言いますが、感染力が強いほど数値は高くなり麻疹は95%と言われています。)

怖がらせるつもりはありませんが、集団免疫の理論が正しいとすれば、WHOが出した感染力の数値(基本再生産数)から計算すると、人口の29~60%が感染して、収束に向かうことになります。

もし、ワクチンが開発されて、6割の人に一斉に接種したのならば、しばらくして収束することになります。



CDC(アメリカ疾病予防管理センター)の研究者は、世界人口の60~70%が感染すると発言しています。

またドイツのメルケル首相も、国内で同数の割合の人が感染すると言っています。

この数値は、集団免疫閾値と一致しています。

少し前に、イギリスのジョンソン首相が、感染予防対策をせずにウィルスを自然に拡がらせ、早期に免疫を獲得させて収束させると発言して、物議をかもしました。

その時は暴論だと思いましたが、その根拠は集団免疫の理論から来ています。

一定数の人が感染するのが避けられないのならば、早く収束させた方が得策と考えていたのでしょう。(後にその考えを撤回しています。)




感染後の重症化率ですが、ご存知でしょうが、高齢の人ほど高くなります。

また、糖尿病や心臓病などの基礎疾患を持つ人ほど高くなります。

それ以外の人は、感染しても重症化する可能性は低いと言われています。




気になる死亡率ですが、これは国や地域の医療体制によって変わってきます。

医療体制が脆弱な国は、当然のことながら死亡率は高くなります。

医療体制が整っている国であっても、感染が急速に拡がり、20%の割合で生じる重症患者に追いつかなくなると、急激に死亡率は高くなります。

自分で呼吸が出来ない人に、人工呼吸器が行き渡らなくなるからです。




死亡する人を減らすことが、何よりも優先されます。

そのために必要なのは、急激な感染者の増加を抑えつつ、感染者が緩徐に増えて行き、集団免疫を確立させることだと考えています。

従って、ウィルスに感染しないことよりも、一斉に感染しないようにすることの方が大切です。

そして、高齢者や有病者には移さないことです。




現在、イタリアの死亡者数が抜きん出て多いです。

その理由として、日本と同じ高齢化社会であること、3世代同居が多いこと、ハグやキスなど接触する習慣があること、そして楽天的な国民性にあると考えられます。

楽天的な多くの若者たちが、自由気ままに行動したため、友人知人から高率に感染して、同居するおじいちゃん、おばあちゃんに移してしまった、そんな構図が浮かんできます。

水面下で急速に感染が拡がってしまい、それに伴い重症患者が急増し、医療が追い付かなくなり、多くの人が命を落としています。




繰り返しになりますが、高齢でなく、健康であれば、ウィルス感染を無闇に怖がる必要はありません。

急速に感染が拡がるのが、何より怖いのです。

感染しているのを知らずに、高齢者や有病者に移してしまうのが、最も怖いのです。




それでは、私たちはどうすれば良いのでしょうか?

注意喚起されているように、不要不急の外出は控え、人が密集するところへ自発的に行かないことが重要です。

特に、お年寄りや持病がある人と同居している人、日常的に関わっている人は、細心の注意が必要です。

手洗いを励行し、マスクを着けるのが大切なのは、言うまでもありません。




遅かれ早かれ、29~60%の確率で自分も感染する可能性があると、自覚しておいた方が良いのかもしれません。(私の考えが杞憂に終わることを心から願っています)

感染しても重症化しないように、免疫力を高く維持する生活を心がけて下さい。

そのために、バランスの良い食事を摂り、十分な睡眠を取り、適度に運動をすることが大切です。

また、過剰に怖れたり、不安にならずに平穏な心を保つことも、免疫(生命)力を維持することにつながります。

タバコを吸っている人は、今直ぐやめましょう。




そして、感染を免れる40~71%の中に、高齢者や有病者などリスクの高い人が入るようにすることが、何より大切です。

近所にお年寄りや有病者がいたら、代わりに買い物に行ったり、医者から薬を貰って来てやるなど、人と接触する機会を減らすお手伝いをするのも良いと思います。

もう少し先の話になるでしょうが、既に感染して免疫を獲得した人が、積極的に高齢者や有病者と関わるようにするべきだと考えます。

具体的には、介護サービスや宅配で家を訪問する人は、免疫を獲得した人を当てるべきです。

サービス業で接客するのは、免疫を獲得した人にするべきです。


そのような社会全体の取り組みが早く為されることを願っています。

まだエビデンスはありませんが、BCGワクチン接種を行ってない国は、感染者数、死亡率が共に高いのは興味深いところです。画のグラフ




全ての現象は、自然法則の働きにより起こります。

新型のコロナウィルスが流行したのも、もちろん自然法則の働きによるものです。

ウィルスは他の動物に寄生して増殖する、生物とは言い難い特殊な存在です。

しかし、大自然の営みの中で、何らかの役割を果たしているはずです。




大貧民というトランプゲームを思い出しました。

ババ抜きと同じで、持ち札を捨てて行き、早くカードがなくなった人が勝ちとなります。

全てのカードの中で「ジョーカー」が最強で、一番弱いのは「3」です。

しかし「3」が2枚同時に出ると、「ジョーカー」は負けてしまいます。




人間に勝てる生物は地上に存在しません。

言わばジョーカーです。

最弱、最小であるはずのウィルスが、最強の人間を打ち負かしてしまう、大自然もそのように仕組まれていて、全体のバランスが保たれているように感じています。



人間に感染して毒性があっても、他の動物にはありません。

ウィルスと共生している動物にとって、外敵から自分を守るバリアの役目を果たしていると言えます。

そんなことから、ウィルスは生態系の中で、調節機構あるいは防御機能のような役割りを果たしているように思います。




人間には国境が存在します。

けれども、ウィルスにはありません。

人の行き来があれば、どこにでも侵入して行きます。

これだけ急速に世界中に広まったのは、昔とは比べ物にならないほど、交流が盛んになったためであり、境界が曖昧になっているからです。




紛争、テロ、貧困など、世界では様々な問題が生じています。

しかし、起きている場所にいなければ対岸の火事となり、関心はありません。

苦しんでいる人がいても、傷ついている人がいても、飢えている人がいても、所詮、他人事です。

人の交流が盛んになり、物理的な距離は近くなっているのにも関わらず、依然として人と人の心には距離が存在しています。

今回のウィルス感染は、他人事ではありません。

自分の生死に関わる問題です。

肌の色も、言葉も、宗教も、文化も、肩書も、貧富も関係なく、ウィルスは感染して行きます。

外面的な違いがあっても、人間として何も変わりはないことを、教えてくれています




野生動物の世界では、弱者が餌食となり、それ以外の者が生き残ります。

餌食になるはずのない人間の中の弱者(高齢者、有病者、途上国の人たち)が、今回のウィルス感染で犠牲となっています。

人間が動物と大きく違うのは、弱者に手を差し伸べて、助けたり、守ったりすることが出来ることです。

自分だけが良ければ構わない、そんな利己的な考えによって行動すると、因果律の働きにより、弱者が犠牲になります。




何らかの原因があって、因果律が働いて、ウィルス感染が起こっています。

発端は、人間が入ってはいけないところに入り、食べてはいけないものを食べたからなのかもしれませんが、それとは違う次元にも原因があるような気がします。

ウィルスにより生命が危機に晒され、精神的に追い詰められた結果として、多くの人の眠っていた魂が目を覚ますことになると思います。

魂が目覚めることによって、大切なのものがはっきりと判ります。

物質的なものに捉われていたそれまでの生き方や考え方、価値観が大きく変わることになるでしょう。




個々の生命は独立しているように見えます。

けれども、それぞれに役割があり、共生しているのであり、地球と言う大きな枠組みの中でつながっています。

目に視えるものしか信じようとしないので、そのことが判らなくなっているだけです。




個々の生命が、自然法則の働きによって霊的に1つになって行く、神はそのような計画を立てたと考えています。

災いにしか思えない今回の現象も、その計画の一環と考えられます。




世界全体が同じ経験をすることにより、同じ想いが共有されます。

お互いに同情し、慈しむ想いが生まれ、個々の霊的な距離は縮まって行くと思います。




多くの生命が失われ、経済的に困窮するのは免れません。

その谷が深ければ深いほど、霊的な浄化が促され、新しい世界が待っていると思います。




何故、神は弱者の生命をウィルスによって奪うのか、それでは公正ではないと思いました。

死とは、煩わしい肉体からの解放です。

元いた住処に戻るのであり、最悪の結末などではありません。

若者は学び成長して行く過程が多く残されていますが、老人はその過程を終えつつあります。

神の叡智により、人生の目的が果たされつつある人が、選ばれているのかもしれません。




神が望んでいる方向に進んで行くために、自然法則は働いています。

いかに残酷に思える現象であっても、自然法則の働きによって生じているのであれば、その根底には愛があるはずです。

人類を痛めつけ、苦しめるためではなく、真の悦びを感じ、成長させる方向に導くために起きている、そう信じています。





46 件のコメント:

ラッパ吹き さんのコメント...

イクミさん、ラッパ吹きです。

イギリスはPCR検査による感染のチェックから大規模な抗体検査に舵を切り変えたそうです。イクミさんが書かれている通り、抗体保持者が前線に立って弱者を守ることも含めた冷徹な長期視野での国家戦略としてではないか、と、こちらの記事に書かれていました。
https://news.yahoo.co.jp/byline/onomasahiro/20200328-00170161/

これまでは、各地で渡航禁止やアジア人攻撃をはじめとしたナショナリズムが高じていましたが、ここにきてドイツがイタリアの重篤患者を受け入れるなど国境を越えた助け合いが始まっています。
イタリアやスペインでは医療機関がオーバーフローして、医師たちが涙を流しながら悲痛な叫びを上げています。神ならぬ身で命の「選別」をしなければならない窮地に追い込まれて、、、どれほどの苦しみでしょうか。。

身を八つ裂きにされるような激しい悲しみと苦しみの中で、今、世界中で、国境を越えて、主義主張を越えて、魂の奥に埋もれていた慈愛の種が芽を出し始めた人たちが現れてきているのかもしれません。

今世界が直面しているのが、シルバーバーチが述べていた「新しい世界が生まれてくる産みの苦しみ」であることを祈っています。

ラッパ吹き

イクミ さんのコメント...

ラッパ吹き様

こんばんは。
早速、更新したブログを読んでいただき、ありがとうございます。

情報提供、ありがとうございます。
イギリスの新たな戦略は、合理的で正しいのではないかと思います。
日本も他国の良いアイデアを、積極的に取り入れて欲しいです。

今回のウィルスの流行は、未だかつて経験していないことであり、誰もが先行きを心配しています。
特に国の元首は、その対応に大変苦慮していると思います。
ドイツは皆保険で医療費が無料の国であり、医療機関へアクセスしやすく、医療の質も高いために、死亡者数が抜きん出て少ないと考えられます。
そればかりか、他国に医療援助をしているので素晴らしいです。
それに比べて、アメリカは皆保険ではなく、医療費が驚くほど高いので、簡単に医者には行けません。
この先がとても心配です。
日本は、ドイツに近いと言えますが、今のところ何とか持ちこたえています。

ウィルスの流行が収束して、今回のことを総括する時が来るでしょうが、生命を守るためのより良いシステムが世界中で再構築されることになると思います。

イタリアの医師ですが、心情を察すると言葉がありません。
トラウマにならないことを祈るばかりです。

そうですね、魂にまで影響を与える深刻な出来事が起きた時に、世界が良い方向に変わることが出来ると思います。

カエル さんのコメント...

イクミさま
カエルです。私も全く同じことを考えていました。
大きな変革をもたらして、皆が思いやりのある精神性の高い世界へと移りゆくために、ウイルスの大流行が生じたと思います。
2月から3月初め、あまりにも頭が痛く嘔吐することが続きました。世の中の変調の影響のように感じました。また3月どうにも風邪をひいたりしてはいけない感じがあり用心していました。とにかく寝てバランスのとれた食事をするように気をつけていました。三回忌も中止にしましたが、開催していればクラスターになっていたかもしれません。相方はもしかするとその事を教えてくれていたのかもしれないですね。
先日施設の大規模感染のニュースが流れました。私も施設職員で、みなにそういうことが起こらないようにしようと話をしています。
自分の身を守ることが、周りの身を守ることにもなるよ。優しい気持ちで少しの間耐えようね!
そう話すと納得してくれます。
できるだけ不安にならないよう情報を整理して伝えたり、話を沢山聞いています。
彼らの笑顔はウイルスに打ち勝てるくらいエネルギーがあります。それを絶やしたくないと感じて行動すると、不思議なことに彼らの気持ちがストレートに伝わってきます。新しい世界に向けて自分の今やれることはコレだと思います。全力でやるしかありません。

コロナで命を落としてしまった人達は、その穴埋めとして幸せな次の人生が用意されているでしょうか。
命を助けるために、危険をかえりみず患者さんの対応をされている沢山の方々も。
この先、また新たな人生で、穏やかで幸せな生活を送れるように願っています。
志村けんさんもなくなってしまいました。彼はもしかすると日本にとってとても大きな仕事をしたのかもしれませんね。政治家の言葉があまりにも響かない今、身を投じて足りない部分を補っているのかもしれないと感じます。
恐怖から来る自粛ではなく、思いやりから来る自粛か進むといいなと思います。

そういえば数日前相方が笑顔で迎えに来ました。
迎えに来たよ!と友達が教えてくれました。
一緒に住んでいた家の玄関に立っていました、
でも結果的に一緒に行ってはいませんでした。
様子を見に来ただけと母は言いますが、今月ちゃんとしていなければとても危うかったのだと思います。

イクミ さんのコメント...

カエル様

こんにちは。
早速読んでいただき、ありがとうございます。

世の中は今、不穏な空気に包まれていると思います。
3月は体調が良くなかったそうですが、そんな空気を敏感に感じ取ってしまったのかもしれません。
3回忌が中止になったそうですが、彼も自分のことで、人に迷惑がかかることを望んでいなかったでしょう。

人が集まる施設では、感染予防対策が大変ですね。
持ち込まれないように、とても気を遣われているとお察しします。
元気な笑顔はウィルスに打ち克つ原動力になると思います。
皆さんで想いを一つにすれば、バリアの様なものが出来上がり、ウィルスを跳ね返してしまうのではないでしょうか。

コロナで命を落としてしまった人には、埋め合わせがあるはずです。
その先で得られるはずだった、学びや成長が、何らかの形で補填されるのではないかと考えています。
もちろん、もう1度生まれることを志願する人もいるでしょう。

志村けんさんは、子供の頃から楽しませてもらいましたのでショックでした。
ただ、いつ逝っても良かった人のように感じています。
結果的に、多くの人がウィルスの脅威を身近に感じ、警戒するようになりますので、そんな役回りもあったのではないかと思ってしまいます。

そうですね。
自分勝手に行動すれれば悪い方向に、思いやりから自粛が進んで行けば、良い方向に向かって行く様に、神の摂理が働いていると考えられます。

彼が笑顔で迎えに来てくれたのですか。
直ぐにでも連れて行きたいのかもしれませんが、まだやることがたくさんあり、お母様もいるので、帰って行ったのでしょう。
良いところだぜ、何て言いながら、早くいろいろなところを案内をしたいのかもしれません。

収束はまだ先になりますが、どうぞ笑顔を忘れずにお過ごし下さい。

ナオヤ さんのコメント...

私もイクミ様の考えに賛成です。

いかに医療崩壊を起こさせないように広がるスピードを抑えられるか、それが重要です。

父は東京の大学病院に勤めていますが、癌の経過観察のためのCTをとった人で偶然コロナウイルスに特徴的な肺炎が映ったとのことです。

もうそれくらい蔓延しているようですね。 東京閉鎖までもうすぐだと思います。

今朝は志村さんが亡くなったとの速報を聞きました。父と8時だよ全員集合をよく見ていたのでショックでした。

面白いですよね笑 ドリフターズ

辛い時に笑いで救われたことは何度もありましたので、、。


予断ですが、10日くらい前に幸福の科学の大川隆法の長男が教団の内部情報の暴露本を出していました。

高校の同級生の親で信者が何人かいたり、駅でよく勧誘を見たりと気になっていたので読んでみました。

父を神だと思ったことは一度もない。 兄弟の誰もが教義を信じてはいない。4歳の私でもおかしいと思っていた。
父に言いたいことは一言だけ。因果応報。自分のカルマは自分で刈りとれ。

父や教団の考えに対してははっきりとNOを示しながら、でも彼は教団の内部を実に冷静に見ていると感じました。

てる さんのコメント...

イクミ様

こんばんは。

今日は久しぶりにとてもいい天気でした。
近所の子達が二人遊びに来たので、息子と子供達と、久しぶりにドライブがてら、少し大きな公園まで出掛けました。
学校が休みに入ってからもうすぐ1ヶ月です。

毎日引きこもりで、土地柄まだまだ天気のいい日は少なく、家の中での遊びだけではストレスも溜まります。

久しぶりに、広い公園で鬼ごっこやかくれんぼをして走り回って、少し気分転換ができたかなと思います。

ワクチンもない特効薬もない、得体の知れない怖いウイルスですが、子供達の心まで疲弊しないよう、出来る予防はしながら、出来るだけ普通に、笑いも楽しみも見つけつつ、私に出来る事をしながら、冷静に対応していかなければと思っています。

イクミさんに最後にヒーリングをしていただいた後も、夜(リラックスしているとき)、両手を中心に、ピリピリとヒーリングのような感覚があります。気のせいかな?とも思ったり。でも、その感覚がくると、イクミさんのヒーリングを想いだし、癒されています。

これから、子供達には学校がどうなるのかもまだ状況はわかりません。
早く終息してほしいけれど、なかなかそれは難しそうですね。
本当に、大きな痛みを伴って、よりよくなっていく為なのですね。
子供達がこの先、思いやりと優しさに包まれた世界で生きていけるようにと願ってやみません。


イクミ さんのコメント...

ナオヤ様

こんばんは。
大学病院で勤務されているお父様の話を聞き、想像以上に水面下で蔓延していると実感しました。
医療崩壊を起こさないために、後手に回って欲しくないです。
経済が一時的に止まったとしても再び動き出しますが、心臓が止まったら2度と動き出すことはありません。

志村けんさんが亡くなったのは驚きましたが、多くの人の意識の転換点になったような気がしています。
ドリフターズは私が子供の頃から人気者でした。
人を喜ばすことだけを考えていた人でしょうから、とても幸せを感じる境涯に行かれるのではないでしょうか。

大川隆法氏は、指導霊としてシルバーバーチやモーリスバーバネルが付いていると公言しているのにはびっくりしました。(釈迦とかイエスキリストもいるようです)
神の化身のように思っているのでしょうか。
霊言も多く出しているようですが、長男が言っているように、カルマを作り続けているような気がします。

イクミ さんのコメント...

てる様

こんばんは。
今日はお子さんと一緒に公園に行ったのですね。
天気が良く、動き回って遊んで、良い気分転換になったのであれば良かったです。
子供は、外でみんなで遊ぶのが、1番のストレス解消になると思います。

幸いなことに、ウィルスは子供たちに危害を加えることは極めて少ないようです。
あなたの年代もリスクは少ないと思いますので、冷静に対応されて下さい。

前に話しましたように、ヒーリングは私の意識しないところで継続的に行われていることがあるようです。
日常生活の中で、力が流れて行くのを感じる時があり、そんな時は誰かにヒーリングが行われていると思っています。
ヒーリング直後ではなく、しばらく経ってから治っている時があるのは、そのためだと考えています。

予想しているよりも、収束するのには時間がかかると思います。
生活は大変になりますが、その方が犠牲者が少なくなるので、良いことだと考えています。

神の摂理に反した何かを変えるために、この出来事が起きたと考えています。
大きな苦しみや痛みを伴わないと、人や世の中は変われないのです。
嵐が過ぎ去った後に見えるのものは何なのか判りませんが、あなたが言うように、より優しさと思いやりに包まれた世界であって欲しいです。

カエル さんのコメント...

イクミさま
ありがとうございます。相方は虫取りや登山にでも行くような格好で、ワクワクしている感じでした(笑)。

私の友人は自営やフリーの人が多いので、政府が出した今回のコロナの補償では、窮地に陥る可能性の高い人が沢山います。資本主義に馴染みすぎた世界の代償かもしれないですが、少しでも多くの方が救われるような補償を打ち出してくれたらと思います。

私は日本という国が、世界の中でも特殊な位置づけにあると考えています。慈愛に満ちた新しい世の中を創造する時、日本の考え方や国民性がきっと役に立つと思っています。何が正しいとかわからないですが、愛でしか世界は変わらないですよね。コロナが人々を愛に目覚めさせる使者だと思うと、共生できる道が見つかるかもしれないですね。
それでもやはり早く終息して欲しいです。

てる さんのコメント...

イクミ様

こんにちは。
ありがとうございます。

彼が逝ってから、時々、「私がいつかそっちへ行ったら、三人でぎゅって抱き締めるのが私の夢だよ」と話しかけていたので、私の潜在意識から見た夢の可能性が高いのかもしれませんが、彼とあの時の子が来てくれたと、自分がhappyになるよう解釈しておこうと想います。

私の父は今、五度目の癌の可能性があり、これからか精密検査の予定があります。
難病指定されている病も抱えていて、出来れば今はビールへ行きたくないようですが、そうも言っていられず。

私はとても離れて暮らしていて、なかなかサポートも難しい状況です。

でも、これも、父や家族にとって、何かしらの学びの為なのだと思います。



イクミ さんのコメント...

てる様

夢の中で実際に大切な人と会っている時は、目覚めた後に温かい余韻が残っているようです。
シルバーバーチは、蝶に口づけされたような感じと、表現していたと思います。

お父様がガンの可能性があるのですね。
ビールとは病院のことでしょうか?
心細くなっているでしょうから、声だけでも聴かせてやれば、少しは安心すると思います。

てる さんのコメント...

イクミ様

はい。病院です(^_^;)間違えてました。

ハグしている夢のあと目が覚めて、幸せな気持ちと、切ないような、「あ、夢なんだ((T_T))」と落胆したような、そんな気持ちでした。三人で強く抱き締めた感覚はとても愛しいてす。

父は定年退職してすぐから、この20数年間で4種類の癌になり、手術をしながらも回復し、もう充分頑張ってきたと想っています。

でも、オリンピックをとてもとても楽しみにしていたので、もう少し元気でいさせてあげたいです。

コロナの事で、私達も当面帰省もままならなくなると思うので、息子と二人で、イクミさんの仰ってくださるように、電話で励ましてあげたいと思います。

匿名 さんのコメント...

お世話になっております。
いつも、霊的知識の詰まったお話をありがとうございます。
また、みなさまのコメントにより、未熟な私のたましいに活を入れてくださりありがとうございます。
新型コロナ…「新しい世界が生まれてくる産みの苦しみ」なるほどと思いました。
改めて、霊訓を開きなおし読んでみました。
自分もすっかり物質のとりこになり、霊的なことを忘れていました。
未知なるものにおびえ、心配の根を心に植えてしまいました。
霊的真理を知ったものは、いかなることにも心配、恐怖を抱いてはいけない。
こんな時だからこそ、「大丈夫、大丈夫」って気持ちを高めて、乗り越えていくのがベストだと。
地球にて肉体を得て生活をするって、ものすごい体験ですよね。本当に。
平和であってほしいけれども、39年生きていて、ミサイルが飛んでみたり、巨大地震が来たり、原発が爆発したり、未知のウィルスで世界中がものすごいことになる。
あ~、常識的なことはこの世にはないんだな~みたいな。
未知のウィルスで国境を越えてみんなが一致団結できる運びとなることを祈るばかりです。
霊的真理に目覚めるって、本当に一大イベントですね。
志村さんもお役目を果たされた方と私も思っております。
いつもであれば、芸能人の方の訃報を聞いても、霊界に旅立たれたんだなと思うのですが、志村さんの場合は、ショックとともにニュースを見て涙が流れている自分がいました。本来であれば、旅立たれた方を見て悲しむのは未熟な証拠なのですが、なんだか言葉で言い表すことのできない思いになりました。日本中の意識改革のために旅立たれたんだと思っています。
ものすごい時代にはいますが、こうやって霊的知識をお持ちの方々とつながりを持ち、お話しさせていただいていることに感謝いたします。
どうすることもできずもどかしい日々ではありますが、霊的真理普及に邁進していきたいと思います。
イクミ様、みなさま、ありがとうございます。

えり

イクミ さんのコメント...

えり様

こんばんは。
引き続きブログを読んでいただき、ありがとうございます。
無知から、恐怖が生まれると考え、今、起きていることを、地上的、霊的に分析をしてみようと書いてみました。

霊的真理を知ったものは、心配や恐怖を抱いていけない、口で言うほど簡単なことではないと思います。
ただ、ウィルスで死んだとしても、人生は続いているのを知っているのは、とても大きなことだと思います。
身に起きることは、全て自然法則の働きによるものなので、良きに計られることを知っているのも、とても大きなことだと思います。
もし、知らなかったら、とても大きな恐怖を感じてしまうでしょう。
多くの人たちは、何も知らないのです。
もし、怯えている人がいたとしたら、教えてあげて下さい。

こんな時だからこそ、冷静になり、利己的な行動を取らないようにすることが大切です。
困っている人や、苦しんでいる人がいれば、手を差し伸べてやることも必要です。
今回の出来事は、真理を知っている者の、試金石になっているような気がします。

身近なところでも、魂が目覚める人がいると思いますので、その時に真理の在りかを教えてやるのも、既に知っている人間の義務だと考えています。

てる さんのコメント...

イクミ様

こんにちは。

明後日から予定通り、子供達は学校が始まります。

私の住む市では、まだ、感染者は確認されていませんが、県では、日増しに感染者が増加しているので、近くまで来るのは時間の問題だと思われます。

先程、県知事の会見があったのですが、コロナの責任は中央にあり、地方は被害者であるような内容の言葉の羅列でした。

今は多分誰かのせいにしている時ではないのにと、悲しい気持ちになりました。

学校が始まれば、子供達にも感染が広がる可能性があると思いますが、息子には「もし、感染したとしても、誰のせいでもないよね。誰かのせいにしないで、自分が他の人に移さないようゆ気を付けようね。みんなで乗り越えようね」と話しています。

不安になるのはいけないと分かっていながらも、やはり、本心では不安はありますが、霊訓を読んで、気持ちを落ち着けるようにしています。

イクミさんに教えて頂きたいのですが、世の中がこの様な状況にあると、こちらからの想いも、向こうへ伝わりにくくなってしまいますか?

イクミ さんのコメント...

てる様

こんばんは。
明後日から、息子さんの学校が始まるのですね。
あなたの住む市では、幸いにして感染者がいないそうですが、近い将来出て来る可能性はあると私も思います。
ただし、ニュースでは東京の状況ばかりを報道しているので不安になってしまいますが、地域によって感染リスクは大きく異なりますので、あまり深刻に考え過ぎない方が良いと思います。

知事の会見を見て悲しくなってしまったのですね。
県民を守ると言う気持ちを伝えるべきなのに、保身を計っているように見受けられます。
あなたが息子さんに、良いことを伝えていると思います。
みんなでこの難局を乗り越えようとする意識が、1番大切ではないでしょうか。

そうですね。
不安な時ほど、霊訓を読むようにして、心を落ち着けるようにして下さい。
私も朝起きたら、ベッドの上で本を開くようにしています。

ご質問の件ですが、こちらの想いも、向こうからの想いも、伝わりにくくなってしまうと考えられます。
不穏な空気が、霊界との地上との交信を妨げるようです。
シルバーバーチの霊訓には、戦争中は霊界との交信が断たれそうになったと書かれています。
また、地上の人の不安や心配、取り越し苦労などの想いは、霊を近づきにくくしてしまうと言われていますので、注意して下さい。

てる さんのコメント...

イクミ様

ありがとうございます。

ずっと眠る時に続いていたヒーリングの感じが、一昨日からなくなっていて、どんどん増える感染者のニュースに、私が不安を強くしているせいなのかなと感じました。

それと同時に、自室に入ると直ぐに、花の香りが弱くですがするようになって、彼が心配していることをなんとか伝えようとしてくれているように感じました。

恐れや不安をゼロにするのは、なかなか難しいですが、霊訓を読んで心を落ち着かせ、息子の前では元気に笑顔で、普段通り過ごすようしていきたいです。

イクミ さんのコメント...

てる様

霊界にいる人たちにとって1番厄介に感じているのは、地上の人の不安や心配や取り越し苦労などの想いのようです。
弱くなったとしても、双方に同じ想いがあれば、つながりが完全に断たれることはありません。
不安な気持ちに負けないよう、励ましてくれていると思います。

てる さんのコメント...

イクミ様


こんばんわ。

息子の学校は、急遽、休校が延長になり、少しほっとしました。

以前、イクミさんが、彼の想いを受け取って下さった中に、「息子を通して私へ伝えることができるかもしれない」というお話があったのですが、それを感じる出来事がありました。

毎回朝晩、私達の食事と同じ物を、彼へお供えしているのですが、数日前から息子が食事の度に、「お供えの分ちゃんとある??」と、聞いてくれるようになりました。

それから、彼は生前、私から顔のマッサージをして貰うのが好きだったのですが、昨夜息子が急に、「顔のマッサージってこうやるの?」と私の顔のマッサージを始めました。そんな事は初めてだったので、「彼が、そばにいるから安心してね」と伝えてくれてるんだなあと感じて、とっても心強く幸せな気持ちでした。

コロナの影響は凄まじく、毎日テレビやネットからは、沢山の人が不平不満を発信していますが、ただ現状を嘆いてマイナスのカルマを発信するのではなく、自分の回りの人たちへ、明るく思いやりのある言葉を発信していかなければと思います。

こちらは、ようやく桜が咲き始めました。

イクミ さんのコメント...

てる様

こんばんは。
息子さんの学校の休校が延長になったのですね。
いろいろな考えがあるのでしょうが、焦ると良い結果は生まれないと思います。

お供えのことを心配し、顔のマッサージを息子さんが始めたのですね。
偶然ではなく、息子さんを通して、彼が見守っていることを示してくれたと思います。
あなたが安心し、喜んでくれるのなら、彼はこれからも続けてくれるでしょう。

コロナの感染がこの先どうなって行くのか判りませんが、自分のためだけでなく、人のためにどうすれば良いのかを全員が考えて行動すれば、それは神の摂理に適っているので、必ず良い方向に向かって行きます。

tomoko さんのコメント...

イクミ様

シルバーバーチの話は、外の世界が押し付けてくる、自分には変えられない、どうしようもない「倫理」という怪物のような絶対的道徳法則があり、自分がいくらおかしいと思っても「倫理」の命令には絶対的に従わなくてはならず、倫理のためなら死すら覚悟せねばならず、「倫理」に従わないと天罰が当たる、という考え方
という認識で間違っていないと思いますか?私はそのように捉えているのですが。

tomoko さんのコメント...

イクミ様

倫理観や道徳観は時代や地域によって変わるものなのに、倫理道徳を行動指針にせよと言われたら、あたかも絶対不変の倫理があるかのような印象を受けないでしょうか?
私には、そこが、恐怖です。
サティーという風習があって、夫に死なれた妻が夫を火葬する火の中に飛び込むことが最高の道徳だとしていた地域もあったようです。その時代、地域に生まれた人には社会慣習として刷り込まれていたことです。
現代日本に生まれたから、それはおかしいと思えますが、その時代その地域に女性で生まれて夫に先立たれていたら、「倫理」を守れという外圧と心の声に屈して飛び込まされていたかもしれません。恐ろしすぎます。
ですから私は、倫理とは非常にいい加減なものだと思うので、そんなものが絶対不変の道徳法則だとは思いたくないのです。
私の解釈間違っていますか?

イクミ さんのコメント...

tomoko様

おはようございます。
少し整理をしなければならないのは、シルバーバーチが従わなければいけないと言っているのは「倫理」でも「絶対的道徳法則」でもなく、自然法則です。
言い方を変えれば神の摂理です。

倫理観や道徳観は、時代によって変化して行くものです。
サティーという風習があったとすれば驚きですが、周りが正しいと思ってしまうと、明らかに間違っていても、正しいものと信じてしまうのはとても怖いところです。

自然法則は、永遠に不変です。
倫理や道徳とは次元の違うものです。
人の考えや集団心理によって、変わるものでもありません。
たとえ世界中の人が同じ考えであっても、それが自然法則に反したものであれば、報いは避けられません。
自然法則に従わないと、(天罰ではありませんが)従うようになるような結果が、間違いなく生じます。

絶対に従うべきは自然法則です。
ただ、倫理観や道徳観は人間によって作られた概念なのですが、良心に基づいていることが多いので、自然法則を反映しているようにも感じます。

tomoko さんのコメント...

イクミ様

自然法則(神の摂理)の内容は、倫理的に生きるということではないでしょうか?イクミ様の理解されている自然法則の内容についてご教示ねがえませんでしょうか?

tomoko さんのコメント...

イクミ様

イクミ様が、捉えておられる、自然法則の内容をご教示下さい。私には、行為に対し神が善悪を決定し賞罰を与える、ということに思われます。

イクミ さんのコメント...

tomoko様

自然法則の内容ですが、私は物的、精神的、霊的次元の法則のほんの一部分を知っているのに過ぎません。
霊的次元の法則が最も重要と思われますが、シルバーバーチの霊訓に書かれている霊的真理とほぼ同じものです。
その根幹を成すのが、先程書きましたように、因果律だと考えられます。
行為に対して神が善悪を決定し賞罰を加えると言うと、人間的な第三者的な存在が人の行為を見張っていているような感じを受けますが、そうではないと思います。
石を空に向かって投げると、下に落ちて来ます。
これは万有引力と言う物質(理)的次元の法則が働いているからです。
同じ様に、人間が自然法則に反したことを行うと、霊的次元の法則(因果律)が働いて、機械的に結果が生じます。
神は自然法則の働きによって、自らの意志を宇宙に顕現させていると考えています。

tomoko さんのコメント...

イクミ様

>人間が自然法則に反したことを行うと、霊的次元の法則(因果律)が働いて、機械的に結果が生じます。

何が自然法則に則っていて、何が自然法則に反した行いなのかが分かりません。
善が則っていて、悪は反しているという事ではないのでしょうか?

それに対して機械的な法則のもとに結果(賞罰)があるというのでしたら
「行為に対し神が善悪を決定し賞罰を与える」という事ではないのでしょうか?

人間のしたことをどう評価するかというのは、当然その自然法則が判断しているのだと思います。
自然法則からの評価は、どういう結果が返ってくるのかによって知れます。
神が人間的な存在であるとは思いません。神とは法則であると霊訓に説かれています。
ただ善とも悪ともつかない物事が多すぎて、神(法則)に決定を委ねる他ないと思うだけです。

「神の法則は完全です。

>一人一人が過不足のない賞罰を受けます。

無限なる叡智によって全大宇宙を計画し、不変なる法則によって支配している神は、そこに生きる全ての人のために法則を用意しています。

誰一人として、その働きから逃れることは出来ません。

復讐と更生を混同してはいけません。

私たち霊は同じ問題を、あなた方人間とは違う視点から見ています。

復讐心と憎しみによって、世の中を良くすることは出来ません。

その邪心が判断を曇らせます。

決断するにも計画するにも不適格です。

tomoko さんのコメント...

イクミ様

>人間が自然法則に反したことを行うと、霊的次元の法則(因果律)が働いて、機械的に結果が生じます。

何が自然法則に則っていて、何が自然法則に反した行いなのかが分かりません。
善が則っていて、悪は反しているという事ではないのでしょうか?

それに対して機械的な法則のもとに結果(賞罰)があるというのでしたら
「行為に対し神が善悪を決定し賞罰を与える」という事ではないのでしょうか?

人間のしたことをどう評価するかというのは、当然その自然法則が判断しているのだと思います。
自然法則からの評価は、どういう結果が返ってくるのかによって知れます。
神が人間的な存在であるとは思いません。神とは法則であると霊訓に説かれています。
ただ善とも悪ともつかない物事が多すぎて、神(法則)に決定を委ねる他ないと思うだけです。

「神の法則は完全です。

>一人一人が過不足のない賞罰を受けます。

無限なる叡智によって全大宇宙を計画し、不変なる法則によって支配している神は、そこに生きる全ての人のために法則を用意しています。

誰一人として、その働きから逃れることは出来ません。

ラッパ吹き さんのコメント...

イクミさん、tomokoさん、

自然法則(=摂理)と倫理・道徳、のおふたりのコメントを読んでいて小説の「カモメのジョナサン」が思い浮かびました。

ジョナサンは飛ぶことが大好きなカモメで、超高速飛行、超低速飛行、高度な曲技飛行をひとり孤独に探求して学んで行きます。
群れの他のカモメは飛ぶことに関心はなく、ただ食べ物を手に入れる手段としてしか見ていません。
ある日、ジョナサンが挑戦と試行錯誤の末に発見した超高速飛行法で朝の餌あさりの群れの中を弾丸のように突き抜けたことを群れの長老は「思慮を欠いた無責任な行為」として、ジョナサンを群れから追放します。

ジョナサンが探求し続けている飛行法はまさに自然法則の探求、航空力学や流体力学という物理法則の探求です。
その後ジョナサンがもっと高い世界に進んだ後には、思念速度の飛行や時間飛行を先達から学びます。

航空力学は私たちの現在の科学の範囲内ですが、思念速度の飛行(瞬時の空間移動)や時間飛行(タイムトラベル)は今の未熟な科学の手法では対処できないものです。シルバーバーチは、霊が思念速度で移動できること、時間とは本当は「永遠の現在」だということも明確に述べています。

物理法則=物的次元の法則、精神的次元の法則、霊的次元の法則、それを探求し、学び、愛念から他のカモメたちに伝えて真の自己が無限な存在であることに目覚めさせようとするジョナサン。
それに対して、そんな探求をカモメ一族の尊厳と伝統を汚す不名誉な行為として断罪する群れの長老カモメ。

自然法則=摂理、と倫理・道徳の対比として美しいヒントを与えてくれていると、私には思えるのです。

ラッパ吹き

イクミ さんのコメント...

tomoko様

朝にされた、自然法則(神の摂理)の内容は、倫理的に生きるということではないでしょうか?と言う質問に対してですが、倫理とは、人として守り行うべき道。善悪・正邪の判断において普遍的な規準となるものと、辞典には書かれています。
一見すると、自然法則と同じ様にも思えます。
しかし、倫理の基準は、あくまでも人が決めて行くものです。
あなたが前に出された、闇米を食べなかった裁判官が亡くなった話ですが、倫理的なものに従った結果とも言えます。
食べたとしても、生きるために必要なことであり、自然法則に従っていないことにはなりません。
人間には、自己表現のためにある肉体を維持管理する義務があるからです。

倫理は、行動の規範となる概念です。
法的強制力もなく、それを守らなかったとしても、せいぜい周りから注意される位です。
存在する目的は、安全で明るい社会を築くためと言えるのかもしれません。

一方、自然法則は因果律の働きを基調としています。
原因があれば結果が生じます。
自然法則に従わなければ、苦痛を伴う結果が生じるので、倫理とは別次元のものです。
倫理は地球の人間にだけ通用する概念ですが、自然法則は宇宙の隅々まで厳格に働いています。
いつ、どこにいても逃れることは出来ません。
存在する目的は、生命を進化させ、神の心を表現させるためです。

イクミ さんのコメント...

tomoko様

夜にされたご質問の答えになっているのか判りませんが、基本的に自然法則に適った行いとは神の心、愛を表現するものであり、自然法則に反した行いとは、愛に反した憎しみなどを表現することだと考えています。
全体の調和を促すものも、自然法則に適っていると考えられます。

善悪の基準は、魂の成長度によって変わって来ると思います。
成長度に見合った良心が個々の魂に内在されていて、善悪を瞬時に判断していると思います。
その行為を行おうとした時に、良心の呵責を感じたり、咎めるものがあったのなら、その人にとって罪なこと(悪)であると考えられます。
神が行為に対して善悪を判断しているのではなく、良心と言う内在している神が、思念の段階で、善悪を判断していると考えています。
法則として神は顕現していると共に、自分の中に神がいて、自由意思を行使している自我に囁いていると思います。

確かに善か悪が判断できないことはあると思います。
学びを得て成長を促す行為は自分にとって善であり、成長を妨げるものは悪と言えると思います。
行動に移す時に、呵責を感じたり、咎めるものがあるならば、それは自分の成長を妨げるものであり、悪と判断し、止めるべきだと考えています。
咎めるものがあるのに、それを無視したり、言い訳を拵えて行動に移してしまえば、霊性を下げることになると思います。

tomoko さんのコメント...

家庭に複雑な事情があって学校でいじめられている子供が罪悪感など全く感ずることもなく万引きしたとします。倫理的には悪ですが自然法則はこの原因に対しどんな結果を与えると思いますか?この子供の魂は未熟なんですか?

プライベートで物凄く鬱陶しいラインを送ってくる人を無視するのは倫理的にはどうなんでしょうか?そして自然法則的にはどうなんでしょうか?

イクミ さんのコメント...

ラッパ吹き様

おはようございます。
コメントを注意深く読んで、自らの考えを書いていただき、ありがとうござます。
「カモメのジョナサン」ですが観ようと思っていましたが、まだ観られずにいます。

自然法則は全宇宙を貫く不変の存在であり、人間の精神が作った概念と同列に扱うのは難しいと思います。
ただ、人間の精神が作った倫理や道徳などの概念も、意識しているかは判りませんが、自然法則を反映しているものが多いと感じています。
けれども、ほとんどの人にとって残念ながら努力目標に過ぎません
霊的真理の根幹を成す因果律により、その根拠を裏付けることによって十分な説得力を持ち、実効性を伴うものになると考えられます。

これから痛みや苦しみを伴う変化の時が来ますので、霊的真理を求める人が間違いなく増えると思います。

イクミ さんのコメント...

tomoko様

おはようございます。
ストレスなどの原因により精神的に病んでしまうと、理性的な判断が出来なくなることがあると考えられます。
倫理(法律)的に許されるものではありませんが、精神的に病んで、良心の声が聴こえなくなったり、あるいは正常な判断能力が失われてしまい犯した罪に関しては、霊的に酌量されると考えています。
ラインの件ですが、あなたにはその人と付き合わない自由が許されているのではないでしょうか。

tomoko さんのコメント...

罪悪感を感じないから精神病だということはないと思います。どうも私の良心はまともに作動しないようで何度も誤判断を起こします。ラインの件も愛の法則に基づけば鬱陶しくても対応してあげるべきなのかと思ってしまいます。
次の件はイクミ様からみてどうですか?法則違反ですか?

●毎晩暴れる暴力的な父親の飲み物に睡眠薬を混ぜる行為
●容姿が悪くどこに行っても激しいイジメにあいつづけてきた女性の美容整形
●最初から容姿がよい女性がもっと美人になりたくて行う美容整形
●手術で輸血を行う
●別れた元彼女のプライバシーをネットで晒す若い男性
●まったく夫に相手にされなくなったミセスがネットでつばめを探す

イクミ さんのコメント...

tomoko様

こんにちは。
良心は誤った判断をすることはなく、はっきりと進むべき道を示していると考えています。
ただ、精神的なもの(地上の自我)が、示した道を曇らせてしまうことはあると思います。

ご質問の件ですが、自分の考えを書いてみます。
毎晩暴れる暴力的な父親の飲み物に睡眠薬を混ぜる行為
自分の身を守るためであれば許されると思いますが、あくまでも緊急避難的なものとすべきです。

容姿が悪くどこに行っても激しいイジメにあいつづけてきた女性の美容整形
容姿が悪いのを承知して生れた来たはずであり、そのことに霊的な意味があると思います。もし過去生の償いやその経験を通して学ぶべきことがあるのであれば、来生に持ち越されるだけかもしれません。

最初から容姿がよい女性がもっと美人になりたくて行う美容整形
神から与えられた肉体に、自分の肥大した欲望を満たすためにメスを入れるのは、許されないと思います。

手術で輸血を行う
血液は人体の一部であるため、臓器移植と同じく霊的に許されません。ただ自分や大切な人が手術をしなければならず、輸血が必要な状況に置かれたとしたら、拒否できるのかどうかは分かりません。

別れた元彼女のプライバシーをネットで晒す若い男性
相手を傷つけたり、苦しめたりする行為は、全て法則に反しています。

まったく夫に相手にされなくなったミセスがネットでつばめを探す
いけないと知りつつも適当な理由をつけて、愛が存在しないのにその様な行いをするのは、法則に反していると思います。

以上です。

tomoko さんのコメント...

そんなことはありません。私は良心と他者を優先したために何度も酷い目に遇ってきました。痴漢被害やストーカー被害の激化を招き警察沙汰になったこともあります。いずれも「良心」が「警察につきだしてはかわいそうだから犯人を許してあげなさい」と命じてそれに従った結果です。ラインの件も良心は「相手をしてあげなさい」と命じていますがそんなことをしたら私はヘトヘトになってしまいます。


>最初から容姿がよい女性がもっと美人になりたくて行う美容整形
これがアウトなら女優、男優はほとんど法則違反でカルマを作っていることになるのではないでしょうか。
大学の同級生で、整形してミス●●になったり、アイドル声優としてバカ売れしている人がいます。同級生なので元の顔を知っていますが、整形前はごく普通の女性でした。売れるのは霊的に魂がたどる道として承知してきたことではないのでしょうか?法則違反だったらどうしてうれるのですか。

>手術で輸血を行う
これも自分や大切な人の輸血や臓器移植を拒否するのは非常に難しいことであると思います。それが悪だというなら霊的成長など要らないという考えのほうがまだ受け入れられます。

>容姿が悪くどこに行っても激しいイジメにあいつづけてきた女性の美容整形
これがアウトなら生まれつきのハンディの解消がみなアウトになりませんか?生まれつき手足がない人が義足や義手をつけるのも「四肢の一部がないことを承知して生まれてきたはず」となるのでしょうか?
整形した時点でカルマが解消されているかも知れないではありませんか。

>まったく夫に相手にされなくなったミセスがネットでつばめを探す
これはNPO法人でボランティア事業として認められています。セックス・ボランティアという、ミセスや障害をお持ちの方に対する立派な?ボランティア活動が存在するのです。

実際そういう悩みを抱えた方に「霊的真理だからハンディを解消してはいけません」とはとても言えないですしそんな行為はハラスメントだと思います。良心ではなく良識とバランス感覚で判断している部分も実際は多いのではないかと思います。

tomoko さんのコメント...

イクミ様

そうしましたら、男性の仮性包茎の手術や増毛、かつらをつけることまでも「ただの見栄であり、法則違反」になりませんか?それじゃあんまりだと思います

tomoko さんのコメント...

>いけないと知りつつも適当な理由をつけて

いけないと知りつつも、と書かれていますが、いけないと思うかどうかは本当に人によるので、全くいけないと思わない方も実在します。価値観が人によって違うからです。万人が共通の道徳観を持っているわけではありませんしモラルより優先しなければならない事がある時もあります。良心だけではなく良識、常識、バランス感覚のもとに人は色々な面を出して生きていると思います。残忍な人にある一面では思いやりがあるというのも普通のことです。人間は道徳で割りきれたり、簡単に善悪の二極化で物事を振り分けられるほど、単純ではないと思います。ですから、法則が現実なのであれば、行為に対してどういう結果を返すかは、法則=神にしか判断できないと思うのです。

イジメのことだって、容姿が悪い女性が最初から容姿が悪いのを承知して生まれていたとして、彼女をイジメた人たちはその行為がカルマになるとしたら矛盾していると思います。承知して生まれていたのなら、その人にはイジメの経験が必要であり、イジメ役が必要だという話になるからです。それだと、神があらかじめ彼女へのイジメはカルマなしで許可しているかのような奇妙な話になります。

tomoko さんのコメント...

喧嘩腰のように聞こえたらすみません、イクミ様なら何もかもわかるわけではないですよね。みな学びの途中ですから。でも、別に突っかかっているわけではなくて、単純に、本当に疑問なので・・・。読書会は議論禁止のところが多くて。シルバーバーチは理性で徹底的に疑ってかかってよいと言っているのでこれからもどんどん疑って批判していきたいです。

イクミ さんのコメント...

tomoko様

おはようございます。
今回、書かれたことは、以前に書かれていたことですね。
私が説明するよりも、シルバーバーチの霊訓を引用した方が良さそうなので書きます。
「これは悪や不正に対して、寛大であれという意味ではありません。
相手は自分より知らないという認識から生まれる、一種の我慢です。
人間はたいていの場合、自分のしていることの意味が分からず、全くの無知から行動しています。
そこが、あなたの我慢のしどころです。
しかしその我慢は、悪を放任したり黙認したりすることではありません。
それは我慢ではなく、目の前の現実に目をつむることです。」

あなたが受けた前者の行為は、明らかに悪と考えられます。
悪を増長させることを、良心が命じることはないように思います。
ラインの件は、自分がしている意味(迷惑をかけていること)が判らないとすれば、悪とは言えないのかもしれません。
良心がそう命じていたのであれば、あなたの我慢のしどころなのかもしれません。

あなたの大学の同級生で、整形をして売れている人がいるそうですね。
法則に反したことをして、名声やお金を得る人はいますが、そのことで魂の成長を妨げていることも多いと思います。
売れることではなく、魂を成長させるために生まれて来たので、もしかしたら、その人は地上的な欲望によって、予定されていた道から逸れてしまっているのかもしれません。

輸血の件ですが、霊界から見れば死は肉体からの解放であり、喜ばしいことと捉えているので、地上の人の考えと隔たりが生じてしまうのだと思います。

美容整形と違い、義足や義手は機能回復としての意味合いが強いと考えられます。
眼鏡ではありませんが、機能回復のために現代の技術を利用したとしても、何ら問題はないと思います。
その技術を利用できない人もいて、その人は不自由な思いをすることになりますが、結果的に魂を成長させることになるので、公平性は保たれていると思います。

容姿が悪いために、いじめられることが予定された人もいると思います。
そんな人は、その行為を受けることに伴う苦痛によって、過去生の償いをしていて、大切なことを学んでいるのかもしれません。
1つの可能性ですが、いじめをする人といじめられる人は過去生においてつながりがあり、立場が今生とは逆であったのかもしれません。
自由意思によっていじめをするのではなく、因果律の働きの結果として、そのような行動を取ってしまうことがあるのかもしれません。

いろいろなボランティアがあるようですが、無償の行為だからと言って、神の摂理に適っているとは限りません。
障害者のセックスボランティアですが、意見が分かれるところだと思います。

ただ、障害を持つことには霊的な意味があり、不自然な形でそれを解消してしまうと、予定されていた成長や、得られるはずであった学びを失うことにつながる可能性があると思います。

言われるように、様々な考えや価値観を持つ人間が共に生きているのが、この世界です。
そのため常識や良識と言われるものも、一様ではありません。
ある人にとって常識だと思っていることが、他の人にとって非常識となることがあります。

いけないと知りつつも行うのは、それは良心の声に無視して行動に移してしまっていることになります。
魂の成長度によって、顕現の仕方も違ってきますが、その声に素直に従えば、この世に生まれた目的を成就して行き、従わなければ回り道をしてしまうことになると思います。
人間の行動の絶対的規範となるのは良心だと、私は信じています。

理性を使って徹底的に疑うことはシルバーバーチも認めています。
ご質問や疑問点に、私でよろしければ出来る限りお答えしようと思っていますが、これから済ませなければならないことがあります。
しばらくお時間をいただきますので、ご容赦下さい。

ナオヤ さんのコメント...

コメント失礼します。答えになっていませんが、最近思ったことをつらつら書きます。


●容姿が悪くどこに行っても激しいイジメにあいつづけてきた女性の美容整形
●最初から容姿がよい女性がもっと美人になりたくて行う美容整形

完全に否定はできないと思います。

私は以前は美容整形なんて、、。外見なんて、、。と思っていましたが、ニキビや毛に悩む経験を通じて考えが変わりました。

思い切って皮膚科に行ってニキビを治し、脱毛クリニックに行って脱毛しました。

はじめはこのお金の使い方ってどうなの?と思いましたが、気持ちも明るくなり、以前より行動的になれたので良かったと思っています。

なのでもし、同じように”本当に外見が原因で”悩んでいるのであれば、その人が美容整形することを応援すると思います。

ただ、今の時代、メイク技術が素晴らしく発達しているので、整形しなくても、どうにでも変われるそうです。(by妹)

tomoko さんのコメント...

>「これは悪や不正に対して、寛大であれという意味ではありません。
相手は自分より知らないという認識から生まれる、一種の我慢です。
人間はたいていの場合、自分のしていることの意味が分からず、全くの無知から行動しています。
そこが、あなたの我慢のしどころです。
しかしその我慢は、悪を放任したり黙認したりすることではありません。
それは我慢ではなく、目の前の現実に目をつむることです。」

腹を立てるのと、社会的に必要な対処(警察に行くなど)をする事は異なる、という意味の文章だと思います。目の前の現実に目をつむるというのは、動物の殺処分などが平気で行われている現実に対し、霊的に未熟な魂のすることなのだと、憤るのではなくて一種の諦念を持つことを指していると思います。嫌いな人を無理に相手にせよという意味ではないと思います。
そのlineの人に対してはもう二年近く我慢しているので限界が来ました。

tomoko さんのコメント...

>悪を増長させることを、良心が命じることはないように思います。
実際に命じてきていたのでこの命題は否定されます。




霊訓を信じている人の間でも意見が異なるのは当然だと思います。何もかも統一的見解のもとにあるほうがカテキズムのようで気味が悪いので。

そうですね・・・整形したyoutuberの女の子達がけっこう動画をUPしていますが、
容姿が悪い時にいかに外見しかみて貰えなかったか、いかにイジメを受けてきたか。いかに性格のせいだ、外見じゃないと言われて無神経に心を傷付けられてきたか。そして整形したら、いかにそういう事を言ってきた人たち、暴言を吐いた人達の態度が変わったかを、皆一様に語られていて、胸が痛くなりました。

私の中高時代も「百鬼夜行」とあだ名されていた不美人トリオの女の子たちがいましたが
、Facebookで近況を知る限り全員整形しています。
うち一人は自殺未遂で何度も精神科に入退院を繰り返していました。
もちろんイジメられたからです。整形して幸せになっています。
これは、容姿のよくない女性がいかに生き辛いかという事を物語っていると思います。

たぶん、イクミ様が男性だから、女性ほど容姿で評価されないので、苦しみが分からないんだと思うんです。

先天的な肢体不自由=障害、配慮が必要、仕方ない
美容整形=甘え、持てたいだけ。心が良ければ顔も良くなる。
という偏見(地上的価値観)があるんじゃないかなと思いました。
あと性=タブー、悪、みたいな。

もっと言うと、ただイクミ様が整形が嫌いなだけなんじゃないかと。

容姿の美しさは異性の獲得のためだけとは限りません。
本当に容姿が悪いと社会適応が阻害され立派な「障害」となる事があります。
労災でも外見の醜貌が残った場合は障害等級認定され、補償金が出ますし、障害者手帳も発行されます。

容姿が悪い特定の人が社会から疎外されてしまう事は、社会の側も、それだけ、一個人の能力を活用する機会を失うわけです。個人が明るく前向きになれればそれだけ社会に自分の持てる力を尽くして貢献する機会が与えられます。霊的法則からも、それは、良い事のように思えます。

「見た目問題」に取り組むNPO法人があって、こちらは先天的な痣のある方などを対象にした団体ですが、いかに容姿で差別されるかという事を語り、社会から偏見をなくす事に取り組んでいます。容姿の改善を、否定するのは、現実に即していないと考えます。

俳優さんは欲望というより事務所の命令で整形させられますよね。でも、俳優として売れることはは名声だけのためではありません。私の知っているアイドル声優の人もそうですが、彼女のことだけを考えて生きていられたとファンの人が言っているのも聞いた事が有ります。彼女がいたから辛い毎日を乗り切れた、と。
整形して世に出て、その人の存在が、誰かの生きる希望になってます。これが霊的法則にかなう事でなくて何だろうと思うのです。

売れる=金と名声のためだけだろう、というのも偏見だと思います。

整形に対しては、日本では「親からもらった体に」という考えがいまだ根強いですが、韓国では誕生日や母の日に美容整形をプレゼントするほどポピュラーになっていますし、外も中も美しかったらそれが一番だと思います。

「親からもらった体に」社会適応をよくするために義足や義手をつけるのも、整形するのも、性同一性障害で性別適合手術を施すのも、皮膚の治療を施すのも、本質は同じだと思います。みな、生きやすくしているのです。

それを否定して、苦しんでいる人を追い詰めるのは、地上の倫理・道徳側の話であり、霊的法則ではないと個人的には思います。

霊的法則はそういう地上の細々とした事ではなく、
「健全な動機、人に尽くす、自分にできる限りのことをする
これらやろうと思えば誰にでも無理なく出来る単純素朴な真理を実践していく」に尽きるのではないでしょうか。自分にとっては「祈り」と動物愛護募金が限界ですが、それでいいと神様は言って下さっていると思います。

だったら質問してくるんじゃないよ!と怒られてしまいそうですが、自分の考えを何とか
まとめる事が出来たので、イクミ様にお付き合いいただいた事に、感謝しております。
ラッパ吹き様、ナオヤ様がして下さった書き込みも、霊的法則と倫理の違い、
そして現代の美容整形について、示唆に富んでおり、非常に貴重なものでした。こちらで有益な議論をさせていただけまして、とても嬉しいです。

イクミ さんのコメント...

ナオヤ様

こんにちは。
返信が遅れて申し訳ありません。

あなたも外見に悩んでいた時があったのですね。
ニキビ治療や脱毛が、自然法則に反しているとは思えません。

外見が変わると、性格も変わるのは確かです。
性格が前向きに変われば、人生は好転して行くと思います。
そのことは、仕事を通しても実感しています。
ほとんどの女性は美しくなることを望みますが、お金があっても美容整形をしないのは、奥深くにいる自分が摂理に反した行いであることを知っているからではないかとも思ったりもしています。
けれども、いざ自分や身近な人が容姿に問題があったのなら、当事者の切実な想いを知ったらどうなのかと、考えるところがあります。
あなたやtomoko様のコメントを見て、私の意見がバイアスのかかった「原理主義的」な考えではと思ったのは事実です。
時代に則した柔軟な理解が必要なのかもしれません。

イクミ さんのコメント...

tomoko様

こんばんは。
返信が遅れて申し訳ありません。

貴重なご意見、ありがとうございます。
言われるように私は男なので、女性の容姿に対する想いが判らないのかもしれません。
外見の良し悪しで評価されるの知っていましたが、心無い言葉で傷ついた女性の想いを知っているわけではありません。
美容整形を望む人には、私には窺い知れぬ苦しみや悲しみがあるのでしょう。

私が美容整形が嫌いなのではと書かれていましたが、嫌いと言うより不自然さみたいなものを感じているのだと思います。
しかし、美容整形を受ける人にとっては、自然さ(美しさ)を取り戻そうとしているのであり、個人の考えが尊重されるべきだと思います。

美容整形を異性獲得のためだけにやっているわけではないことを、私も知っています。
私は歯科医師ですが、現在、生まれつき口唇と口蓋部が裂けていて、幼少期にその手術を受けて、前歯が2本ない若い女性の治療をしています。
あなたの言う、審美的な「障害」に当たると思います。
歯列矯正やインプラント、その他の外科処置を組み合わせて治療をしていますが、機能回復の意味合いもありますが、患者さんが望んでいるのは審美的な回復です。
私がtomoko様に書いたことからすると、あなたの顔貌は生まれつきのもので、そこから学ぶものがあるはずなので、治療をしませんと言わなければなりません。
しかし、綺麗になってもらい、良い人を見つけてもらいたいと考えて、お引き受けしました。
口元が綺麗になると、笑顔が増えます。
笑顔が増えると、性格が明るくなり、人生が好転して行くのを実感しています。
私も自分の行っている治療が自然法則に反しているなどと、考えたこともありません。
喜んでもらい、自分らしく生きてもらうことが大切だと思っています。
ここに書いていたことと、実際に行っていることが矛盾していたので、今回、あなたからご指摘を受けたのではないかと感じています。

俳優の人が整形をする話はよく聞きます。
整形をしてまで俳優になりたいのは、元気を与えたい、喜んでもらいたいなど、人のためにと思っている人が多いことも承知しています。
私の表現で誤解を与えてしまったようです。お許し下さい。

親からもらった体なのだから、手を付けてはいけないと言うことで、苦しんでいる人を追い詰めてしまうことがあるのですね。
私の知らない女性の想いを教えていただき、勉強になりました。
言葉には、十分に気を付けたいと思います。

シルバーバーチの霊訓には、美容整形についての記載はありません。
その時代には、あまり行われていなかったからなのでしょう。
魂の成長が何より大切であり、動機が正しければ良いと、シルバーバーチは繰り返し言っていますので、そのことから判断するべきだと、今は考えています。