2010年11月5日金曜日

初めての遠隔ヒーリング

 


ある時、私の知り合いの方が、腰痛に悩まされていると聞き、ヒーリングをする機会がありました。

その日は症状の変化は認められなかったものの、数日後に明らかな改善があったと連絡がありました。

良くなって喜んでいたというより、大変びっくりされていました。



しばらくして、その方からどうしてもヒーリングをして欲しいとのメールがありました。

意外なことに、具合が悪いのは人間ではなくて、飼い猫でした。

にゃーちゃんという15歳の猫で、末期の癌でした。

苦しみながら衰弱する姿を見て、何とかしてやりたいと、ご家族全員の切実な想いがありました。

にゃーちゃんの住む町は遠く、大変弱っているため、直接手を当てて治療をすることは難しいと思われました。

そこで、今まで経験はありませんが、その場にいない人に行う遠隔ヒーリングをすることにしました。

上手く治癒力が届けば、直接手を当てて行うヒーリングと同じ効果が得られると言われています。

直接ヒーリングは、治癒力が患者さんに伝わっていく感覚があり、実際に病状の改善が認められることから、私の中では疑う余地のないものとなっていましたが、遠隔ヒーリングは未知のもので、そんなことが果たして出来るのだろうかと思っていました。

また、遠隔ヒーリングをするにあたって、心配なことがありました。

1つは私の治癒力が遠隔治療が可能なレベルのものなのか?ということです。

ヒーリングには、磁気治療(生体エネルギーによる治療)と、霊的治療(霊医からのエネルギーによる治療)と、その中間の霊体エネルギーによる治療があります。

もし、磁気治療ならば、遠隔地の患者さんには届きませんが、私がどの様なヒーリングを行っているのか、知る術がありませんでした。

そして、どの様にすればいいのか?

遠隔治療のやり方については、正書があるわけでもなく、教えを乞う人もいません。

信じることができるヒーラーである、ハリーエドワーズが書いた「霊的治療の解明」を読み、その通りにすることにしました。

治療の時間を、夜11時と決めて伝えました。



10時過ぎからベットに入り、ハリーエドワーズの本を読み返しました。

そして、部屋の明かりを消して、静かな音楽を流し、霊的な世界に想いを馳せ、にゃーちゃんに治癒力が届くように祈念しました。

しばらくすると、暗い部屋があたたかいものに包まれてきた様な気がするとともに、直接手を当ててヒーリングしている時と同じ様なエネルギーの流れを感じ、次第に意識がまどろんできました。

どれくらい時間が経ったのかはわかりませんが、上手くにゃーちゃんに治癒力が届いていることを願いつつ眠りにつきました。



後日、知り合いであるにゃーちゃんの飼い主からメールが届きました。

その内容はにゃーちゃんの様子を報告するものであり、驚くとともに嬉しさでいっぱいになりました。

知り合いの方の妹さんとお母さんがにゃーちゃんのそばにいました。

以下の文章はいただいたメールの原文です。許可を得ましたので、掲載します。



「妹から連絡があり、ネコの様子を知らせてきましたので、お送りしますね。

妹と母がねこのそばにいました

妹がねこのうしろから見ていたら、ねこの耳がぴく、ぴくって、したそうです。

その時、ちょうどPM11:00だったそうです。

そのあと、妹がねこを正面から見ていたら、眉毛とか顔が、チックみたいに

ぴくっ、ぴくって・・・こんなの、見たことない、って、言ってました。

そして、しっぽが「の」の字を1回描いて、それがPM11:16頃。

そのあと、顔のぴくぴくや、しっぽに、このような現象は、全く起きていないそうです。

その後、寝返りを打とうとしたり、フラフラですがなんとか立ち上がって、

ちょっとの距離ですが、よろよろと歩いたそうですよ!!

また報告しますね。ありがとうございます。」



こんな未熟な私でも、遠隔ヒーリングが出来て、少しはお役に立てたかもしれない。

感謝の気持がこみ上げてきます。



その後のにゃーちゃんですが、あたたかな家族に囲まれて、穏やかな時を過ごし、そして肉体から旅立っていきました。










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