2025年10月19日日曜日

1人で生きているのではない


先週末は学会参加のため、鹿児島市に行って来ました。

空港からバスに乗り市内で降りて、スマホのグーグルマップを頼りに、予定通りに学会場に着くことができました。

昔は、地図を見たり、道を尋ねたりしていたので、便利になったものです。

人生においても、どちらに進んだら良いのか、迷う局面があります。

これから先、スマホでAIに尋ねる時代が来るのでしょうか?



AIよりも、はるかに信頼できる存在が、私たちには付いています。

それは守護霊です。



守護霊は、地上の人のことを知り尽くしています。

人生の計画も知っていて、それに沿って生きて行けるように導いています。

どんなことがあっても、見放すことはありません。



ふと気が付くと、行動に移していたという経験はないでしょうか?

それは、守護霊を始めとする霊界の存在の働きかけによるものかもしれません。



霊界の存在は、地上の人にインスピレーションを送っています。

それを受け取った地上の人は、理由もなく行動に移したくなる衝動を覚えます。



子供の頃、家族で海に行った時のことです。

海に入って夢中になって遊んでいましたが、「ふと」後ろを振り向きたくなりました。

振り向いてみると、当時、幼稚園児であった妹が海面に顔を浸けていました。

変だなと思って起こしてやると、目を丸くし驚いた表情で、大きく息を吸い込みました。

遊んでいたのではなく、溺れていたのです。

振り向かなければ、どうなっていたのか考えると、今でもぞっとします。

霊界の存在は、妹の危機的な状況を知らせるために、インスピレーションを伝えて、私を振り向かせたと考えています。

胸騒ぎを感じる時は、霊界の存在が何かを訴えている可能性があります。



生きていると、さまざまな人に出会います。

そんな中で、どうしても気になる人がいます。

理由もなく意識が向いてしまうのは、霊界の存在がインスピレーションを伝えているせいかもしれません。



地上の人の学びや成長のために役割りを果たす人であったり、今生で出会うことが予定されている人かもしれません。

そんな人が出現すると、関りを持ちたくなるようなインスピレーションを地上の人に吹き込んで、会いたくなる、話したくなるような衝動を起こさせるかもしれません。

重要な出会いの多くは、霊界の存在が深く関わっていると考えられます。



霊的真理(シルバーバーチの霊訓)との出会いもそうでした。

さまざまな情報が飛び交うこの世界で、何も知らない私が最短で霊的真理に辿り着けたのは、いくつかの局面において、インスピレーションを伝えて導いてくれたおかげです。

今、振り返ってみると、それが良く分かります。



霊的真理には、生きる目的、死の意味、神について、霊界や守護霊の存在など、漠然と抱いていた疑問に対する答えが書いてありました。

それらは誰も教えてくれなかったことであり、真実と確信した私の生き方は大きく変わりました。



霊的真理によって、霊界の存在が身近に感じられるようになりました。

想いを寄せれば、何かしらの形で応えてくれます。

そのことが分かり、この世を一人で生きているという感覚はなくなりました。

自分の存在に気付いてもらい、霊界の存在も安心したと思います。



ふと思いついたこと、気付いたことは、霊界からのインスピレーションかもしれないと思うようになりました。

思考の産物ではないかと思うこともありますが、その場合はその前に必ず「入力」があります。

例えば、「2」と思いついたとすれば、思考であればその前に「1+1は?」などの入力があるはずです。

入力がないならば、霊界からインスピレーションが伝わって来て、ひらめきや気付きとして顕在化した可能性があります。



霊界に何かを尋ねた時、「瞬時」に答えが返って来たのであればインスピレーションの可能性が高いです。(忘れた頃に返って来ることもあります。)

思考によるものであれば、答えが出るのに時間がかかります。

霊界からインスピレーションが伝わっていることを地上の人が自覚すれば、気のせいにして無視してしまうことも少なくなり、霊界の存在も導きやすくなると思います。



霊的真理を知り、自分の中にある神性をはっきりと自覚するようになりました。

神性は良心となって顕現しています。

進むべき方向を、良心は指し示しています。

しかしながら、その方向は地上の自我(以下自我)が望んでいないことがほとんどです。



例えば、学校で誰かがいじめられているのを見かけたとしたら、良心は助けるように働きかけます。

助けたら自分までいじめられてしまうかもしれないと自我は考えます。

会社に不正があったとして、告発して正さなければいけないと良心は訴えます。

けれども、告発すれば職を失いかねないと自我は考えます。

両者の間で葛藤が起きますが、自我に打ち克つのは難しいです。



神性を発揮することで、人は成長が得られます。

霊界の存在は、良心に従って行動するように、想いを送って促しています。

勇気が湧くのは、そんな時です。



何かをやり遂げようとする時、それを後押しする想い(力)を、霊界にいる存在は送っています。

その想いによって、妨げている感情や考えが一掃され、前向きになれる時があります。



仕事の時にも、そのことが分かります。

難しい治療(手術)を行う前に、霊界の存在に意識を向けるようにしています。

手伝ってもらえるわけではありませんが、正しい方向を気付かせてもらったり、挫けそうになりそうな時は続ける力をもらえます。

感謝しています。



日常生活全般に渡って、想像している以上に、地上の人は霊界から恩恵を受けています。

日頃から霊界の存在を意識し、感謝を忘れないことは、人生の計画に沿って生きることにつながります。



周囲にいる人が、何かに挑戦する時や挫けそうになっている時に、勇気づけたり、励ましたり、慰めたりするのは、霊界の存在に代わって、想いを伝えていることになります。

自分の成長だけでなく、周囲の人の学びや成長につながることを手助けするのは、霊的な真実を知った者の責務なのかもしれません。





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