2023年1月8日日曜日

なぜ成長しなければならないのか?


16年前にシルバーバーチの霊訓と出会いました。

そこには、全く考えもしなかった、驚きの世界が広がっていました。

中でも、私の心に深く響いたのは「因果律の働き」でした。

「原因があれば結果が生じる。結果には原因がある」

当たり前のように思っていたことが、この宇宙を律している最重要の法則であることを知りました。



この世に生まれたのが結果であるならば、原因(目的)があって生まれて来たはずです。

生まれて来た目的は、この世でしか経験できないことを通して成長するためです。

それでは、なぜ成長しなければならないのでしょうか?

自分なりに考えてみました。



宇宙は138億年前に誕生しました。

想像するのが難しいのですが、何もない1点が爆発(開闢)して、宇宙が始まったと言われています。

宇宙が始まって92億年後に、地球が誕生しました。

地球が誕生して11億年経って、海の中で生命が生まれたと言われています。



何もないところから宇宙が生まれたと言われても、理解に苦しみます。

ゆらぎというエネルギーの一種が存在していたと仮説を立てている人がいますが、こじつけのように感じられます。


DNAの2重らせん構造
生命の誕生については、こんな説が有力です。

原始の地球で、大気中の成分から合成された非生物的な有機物がいくつも集まり、海中で液滴と呼ばれる形態になる。膜はないものの、袋状の構造をもつ液滴がその後、生命を得て細胞になり、分裂が始まった」とされています

何やら難しいことが説かれていますが、偶然が重なって、精緻な細胞が出来上がるとは考えられません。



肝心な部分が欠落しているように思えます

科学で証明されていない「創造(神)的なエネルギー」が存在していて、それが瞬間的に物質的なエネルギーに変換されて、今の宇宙となったと考える方が、無理がないような気がします。

自然法則の働きによって細胞が形作られ、そこに創造(神)的なエネルギーが通った瞬間、生命が誕生したと考える方が、より自然な気がします。



宇宙創造、生命誕生と言う現象が結果であるならば、そこには必ず原因があるはずです。

原因よりも意図と言った方が適切かもしれません。

何らかの意図があって、宇宙は創られ、生命が誕生し、自然法則の働きにより進化を遂げて現在に至ったと考えられます。

もし、意図があるのならば、そこには知性の働きがあるはずです。

「無限のエネルギー」「無限の知性」「宇宙を支配している自然法則の働き」の総称を「神」と呼ぶのかもしれません。



人間も宇宙の一部です。

何かしらの意図を持って創られたはずです。

この世の人間は、肉体、精神、霊(魂)の次元(波動)の異なる3つの要素から構成されています。

魂から生じている想いを、精神で具体化して、肉体により具現化させています。

さまざまな想いが生まれ、それを表現しながら、人生は紡がれて行きます。


迷子になって泣いている子供を見ると放っておけません。

命を賭けて、人や動物を助けようとする人がいます。

誰かの役に立つと、悦びを感じます。

なぜ、そんな想いが生まれるのでしょうか?



それは、私たちの魂に神性があるからです。

神性を表現するために、私たちは存在しているのです。



技術が未熟であれば、楽曲を演奏することはできません。

練習をして技術を向上させます。

同じように、霊的に未熟であれば、神性を表現することはできません。

さまざまな出来事を経験し、霊的に成長することで、より神性が表現されるようになります。



厳しい練習を積んだ人ほど、技術は向上し、良い演奏ができるようになります。

同じように、厳しい出来事、過酷な出来事を経験した人ほど霊的に成長して、神性を表現できるようになります。

苦労や努力は、霊的に報われます。



死んだ後に赴く霊界は、生きる苦しみが取り払われた快適な世界です。

そんな快適な世界では、自発的に成長するのは難しくなります。

霊界で起こり得ない出来事を経験することで自分を成長させ、より神性が表現できるようになるために、この世に生まれて来たと考えられます。



神性を一言で表現するのならば「愛」です。

愛は、魂と魂を引き付ける霊的なエネルギーです。

物質(肉体)の中に閉じ込められ、霊的なものが視えなくなったこの世の人間は、苦痛を伴う出来事を経験することで、最も大切なものを見い出します。

離れ離れになった魂(生命)が、愛に目覚めることで再び1つになって行く、それが神の意図だと考えています。



なぜ成長しなければならないのか?

神の意図に従い、全てが1つになって行くためと、私は考えています。




4 件のコメント:

あさよ さんのコメント...

いくみ様
おはようございます
ブログ読ませて頂きました。
人様を助けたいと思うこと
魂に神性があるからと
私は主人が亡くなるまで人様の事を考えぬ人間だったように思えます。
けれどその後やはり
助けて頂いた記憶から、自然に手を差し伸べる事ができるようになったようです。修行のお陰主人の死のお陰です。

神性を表現するために修行
苦労や努力は、霊的に報われる言葉を信じて生きます。
神性は愛ですね。
うつ病の方は落ち着いてきています、、、

いくみ様
ありがとうございます。

イクミ さんのコメント...

あさよ様

おはようございます。
ブログを読んでいただき、ありがとうございます。

本当の自分(魂)は眠っています。
誰にも助けてもらえず、追い詰められた時に目覚めます。
向こうの世界に行きかけて、あさよ様は目覚めたのではないかと思います。

目覚めた魂が、本当に大切なものを見つけ出します。
愛より大切なものは、この世界にありません。

もっと落ち着いたら、無理をしない範囲で、何か人が喜ぶことを始めてみるのも良いかもしれません。
私も、今年から始めようとしていることがあります。


あさよ さんのコメント...

いくみ様の言葉、励みになりました。
何かを始められるとの事
私も無理せずに身近な事から
始める努力をします。

死の寸前に霊界の家族からの思いを知り、義妹、甥、姪の思いを改めて
実感した私には必要な事だったんだと
思えます。生きることに苦しみ悩み闘っている方々に本当に申し訳なく反省しています。

春に大腸ポリープ切除をしてくださった若きドクターは研修だったようでわずか半年、
去年末で医大の助教になりもどられたとの事。やはり、このドクターとの出会いも霊界の家族のお導きだと不思議な気持ちになりました。

ありがとうございます!いくみ様の

イクミ さんのコメント...

あさよ様

こんにちは。
霊界と地上にいる人たちの想いに気付いたのであれば、今回のことも意味があったことになります。
その想いを、忘れてはいけません。

言わないだけで、皆さんも苦しみや悩みと闘いながら生きています。
望んでこの世に生まれて来たので、苦しくても逃げることは許されないのです。

良いドクターと巡り会えたのですね。
患者さんに喜ばれることが、医者にとって喜びになります。
その喜びが、仕事をする力になります。

外に意識を向けて、何か喜ばれることをすると、自分の喜びにもなります。
その喜びが、生きる力となり、苦しみは和らぐと思います。