2024年12月15日日曜日

完全な愛を内に秘めている



地上に生まれて63年が経ちました。

およそ人生の3分の2が終わったわけですが、生まれる前に計画した通りに生きて来られたのか気になるところです。

40歳半ばでヒーリングの力が出て、直ぐに霊的真理に出会いました。

このブログを書いているのも、計画の一環に違いありません。

何故、こんな計画が立てられたのか?

もしかしたら、過去生で宗教に携わっていて、過った教義を広めてしまい、その罪滅ぼしをしているのかもしれません。

向こうの世界に戻ったら、原因(目的)が分かるでしょう。




先週の日曜日に、ある講演を聴きに行きました。

大変な苦労をしながら、医療の1分野を確立した講師の姿に感銘を受けました。

「やり残したことはない。今の自分に満足している。」と言っていたのが印象的でした。




その方に限らず、歯を喰いしばって生きなければならない時期があります。

何故、ここまでしなければならないのか? 

そんな疑問を抱きながらも、諦めることができずに、やり遂げようとします。

生れる前のことを、奥底にいる自分は知っています。

そこで立てられた計画の通りに生きようとします。

元いた世界に戻った時に、後悔したくないからです。




これまでの人生で、どんな想いを抱き、どんなことを言い、どんな行いをして来たのか、その1つ1つが相応の結果を生み出しています。

原因と結果の連鎖を繰り返しながら、今に至っています。

今の自分は、過去の自分の結果であり、集大成と言うことになります。




過去は、如何にしても変えることはできません。

自由にできるのは、今だけです。

未来の自分は今をどう生きるかで変わります。

それ故に、今を大切にしなければいけません。




私の家には3匹の犬がいます。

のんびりと昼寝をしたり、夢中になって遊んでいる姿を見て、こう思います。

「過去に捉われず、未来を考えずに、今を生きている」




自分はどうでしょうか?

過去を思い出しては、悔やんだり、怒ったり、悲しんだりしています。

未来を考えては、心配したり、不安になったり、憂いたりしています。

そんな感情が心の中を支配している時があります。




さまざまな感情が生まれるのは、地上を生きて行く上で必要なことです。

攻撃されて「怒り」の感情が湧き上がらなければ、為すがままになり、生存を脅かされるかもしれません。

高い所に立って「恐怖」を感じなければ、足を踏みはずして命を落としてしまうかもしれません。

それらは自分を守るために生まれている感情です。



元いた世界に戻ると、脅かすものはなくなります。

自分を守る必要がなくなり、それらの感情から解放されます。

肉体がある限り解放されるのは難しいのですが、地上特有の感情であることは知っておくべきです。

地上特有の怖れや不安、怒りや悲しみなどの感情から解放されている時、今を生きていると言えるのかもしれません。




私たちの本質は魂です。

魂からは、感情とは別次元の「意念」が生まれています。

意念が生まれている時、そこに感情はありません。

何かに夢中になっている時、感情から解放されています。

それは、意念が感情に優っているからです。

魂に自我(精神)は従っているからです。




魂から生じている意念の中で最も強いのは「愛」です。

愛は全ての感情を心から解き放つ力を持っています。

愛で満たされている時、怒りや悲しみなどの感情が入り込む余地はありません。




神は完全な愛です。

魂は神の一部です。

私たちは完全な愛を内に秘めているのですが、自我が未熟なために表現することができません。




解決不能な出来事に直面し、徹底的に追い詰められた時、それまであった自我は瓦解し、奥で眠っていた魂が目覚める人がいます。

本来の自分を見い出し、計画されていた通りに生き始める人がいます。

内に秘められていた愛に気付く人がいます。




動物を見て可愛いと思うのもそうです。

道に倒れている人がいると助けようとするのもそうです。

大切な人が亡くなると悲しいのもそうです。

喜んでもらうとうれしいのもそうです。

平和を願うのもそうです。

秘められた愛が、さまざまな形となって表現されています。




愛を表現することで調和が生まれ、全体は1つになって行きます。

内に秘めている完全な愛を表現できるようになるために、私たちは地上に生まれ、さまざまな経験をしています。







12 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

イクミ様

いつもブログの更新をありがとうございます。

おかしなことをお聞きするかもしれませんが、人生の3分の2が終わったとのことはイクミ様にはご自身の寿命が分かるのでしょうか?

私は、親と祖父母が早くなくなりました。
最近は芸能人とか私の知人が若く亡くなった話を聞くこともあり、私自身は40代ですが、いつ亡くなってもおかしくないと思っています。
だからこそ今日一日を無駄にしたくないとも思うようになりました。

ただ、自分がなくなるのはそこまで怖くありませんが、大切な人がこれ以上急にいなくなるのは、霊的真理を知っている私でも想像するだけ苦しくなってしまいます。

イクミ さんのコメント...

匿名様

おはようございます。
ブログを読んでいただき、ありがとうございます。

ご質問の件ですが、人生の3分の2が終わったと書いたのは、平均余命や親の亡くなった年齢から類推したものであり、寿命が分っているのではありません。
もしかしたら、明日かもしれません。

匿名様も、身近にいる人を早くして亡くしたので、いつ来てもおかしくないと思っているのですね。
同じような毎日に感じてしまいますが、この世を生きているのは特別なことです。
生きていられることに感謝して、1日を大切に過ごさなければいけません。

大切な人が亡くなることを想像すると、霊的真理を知っていても苦しくなるのは、肉体を持っている私たちにとって自然なことです。
だからこそ、先を考えて取り越し苦労をせずに、今に意識を向ける必要があると思います。

匿名 さんのコメント...

そうですね。
計画はきちんとしながらも、取り越し苦労はしないで今を大事に生きていきたいです。

イクミ様のブログは、「生きるのが辛い人」が訪れる場だと以前コメント欄でお見かけしました。

私のように、生きることが辛いとは感じていなくとも前向きに生きるための勉強にしたい人間も、ブログに来ても宜しいですか?

イクミ さんのコメント...

匿名様

もちろんです。

匿名 さんのコメント...

イクミ様 

過日はお返事ありがとうございました。

私は決して「生きるのが辛くない」

わけではないなと思いました。

実は誰よりも大変な状態でありながらも、自分自身に大変ではないと言い聞かせながら生きているのかもしれません。

辛さを表には出さないようにしているかもしれません。
私の知人は皆そんな感じです。
良いのか悪いのか分かりませんが。

イクミ さんのコメント...

匿名様

肉体を持つ私たちは、生きるのがつらい時期があります。
私の家にいる犬ですが、急速に具合が悪くなり、食べなく、動かなくなってしまい、近いうちに向こうに行きそうです。
それでも必死に立ち上ろうとしている姿、かすれた声でないている姿を見ていると、元気でいた時の姿が思い出されて、理屈なしにつらいです。
そんな人からは窺い知れない、さまざまなつらさを抱えながらも、それを表に出さずに人は生きていると思います。

匿名 さんのコメント...

イクミ様

イクミ様もそういうタイプだと思っておりました。
あまり表面には見えないけど辛さを抱えている人もいるのではないかと。

ワンちゃんは家族。
我が家にもいますが、大切な家族なので、見ているのも辛いですよね。

どうか、イクミ様のワンちゃんが少しでも苦痛なくすごせますように。

イクミ さんのコメント...

匿名様

ワンちゃんを飼っているのですね。
本日午後12時半過ぎに、名前は金太郎ですが、穏やかに向こうの世界に行きました。
霊的真理を少しは知っているつもりですが、悲しみの涙は止めようがありません。
最後にかけた言葉は、ありがとうでした。
仕事が休みで傍にいてやれて良かったです。

匿名 さんのコメント...

イクミ様

そうですよね。
家族があちらの世界に行くのは、霊的真理を知っていたとしても辛くて悲しいものです。
私も長く苦楽を共にし一緒に過ごした家族を亡くしているので、お気持ちがよく分かります。

でも、ワンちゃんはイクミ様に愛をたくさんもらって嬉しかったと思いますよ。
そしてきっとこれからもイクミ様の大切な家族として共に生き続けると思います。
私なんかが偉そうにすみません。

イクミ さんのコメント...

匿名様

ありがとうございます。

紀子。 さんのコメント...

イクミ様。

紀子です。
金太郎君、旅立たれたのですね。

イクミ様のご家族の一員として長い時間共に過ごされて、きっと幸せだったと思います。

ペットとして家族になる子達は、きっと運命の出会いで家族になる。
そう信じています。

金太郎君も、これからもずっとイクミのご家族と過ごされると思います。

ご冥福をお祈りします。

紀子。

イクミ さんのコメント...

紀子様

おはようございます。
読んでいただいていたのですね。
金太郎が家族になったいきさつですが、赤ちゃんの保護犬だったしろを家で育てて譲渡したのですが、里親の元から逃げ出してしまいました。
保健所に捕獲され、里親が病気になっていたので、再度私の家で保護しました。
放浪中に妊娠して、生まれたのが金太郎です。
良い譲渡先が見つからなかったので、私の家族になりました。
14年前のことです。

そうですね。
家族になるのは運命だったと思います。

元気で活発な犬だったので、今は部屋の中がとても静かです。
見えなくなりましたが、いつものように名前を呼べば直ぐに来てくれると思います。
また、同じ次元で一緒に遊べる日が来るのを楽しみにしています。

お気遣い、ありがとうございました。