人生にはブループリント(計画)があります。
ブループリントに従って人生は展開して行きますが、約20年前にそのことを実感しました。
望んでもいなかったのに、ヒーリングの力が突然出現しました。
ほどなく、霊的真理(シルバーバーチの霊訓)に巡り会いました。
そして、経験したことのない苦難が始まりました。
この人生を変える3つの出来事が、わずか1ヶ月の間に立て続けに起きました。
いくら鈍感な私でも、偶然ではなく、計画的に起きていると思わざるを得ませんでした。
順番やタイミングは絶妙でした。
ヒーリングの力が出なければ、真理とは無縁だったでしょう。
続けて苦難が起きなければ、真理は私の前を素通りして行ったでしょう。
その頃の私には、1つの夢がありました。
同業の親から独立して、歯科医院を開業しようと思っていました。
土地は既に購入してあり、建物の図面も引いて、さあ始めるぞと思った矢先に、苦難が始まりました。
状況はどんどん悪化し、想定された中で最悪の結末を迎えました。
明日をも知れぬ日々を過ごす中で、救いとなったのがシルバーバーチの霊訓でした。
「乗り越えられない出来事は起きない」この真理にしがみつきました。
夢だった開業は叶いませんでした。
それでも、開業した時に費やされたであろう時間と労力を、ヒーリングやブログを書くことに回すことができたので、全く悔いはありません。
霊的な奉仕は、開業よりもはるかに重要と考えています。
代わりになる歯医者はいくらでもいますが、真理を伝えている人は周りに見当たらないからです。
私の計画に開業はなかったのです。
予定されていた計画があるにしても、その通りに生きているのだろうか?
ふとそんなことを考えてしまいます。
最善を尽くせなかったことはたくさんあります。
そんな時、シルバーバーチのこの言葉が目に留まりました。
「たった一人でいいのです。全てが陰気で暗くわびしく感じられるこの地上で、元気づけてあげることが出来れば、それだけであなたの人生は価値があったことになります。」
救われると同時に、大きな愛を感じました。
もし真理と出会っていなければ、致命的に思える処分を受けて、人生の負け組に転落したと嘆いていたでしょう。
人生に勝ちも負けもありません。
それぞれが予定されていた人生を歩んでいるだけです。
負けに思える出来事は、生まれて来た目的を果たすために起きていることがあります。
以前、ボランティアで行っていた肢体障がい者施設に、身体をほとんど動かせない人がいました。
ベッドの上で1点を見つめたまま、身じろぎもせず過ごしてしている人を見て、何のために生まれて来たのだろうと思いました。
身体の自由が奪われた肉体で一生過ごすことを承知して、その人は生まれて来ています。
もし、生まれる前にそんな人生を提示されたのならどうでしょうか?
ほとんどの人は、自分には耐えられないと、しり込みするでしょう。
経験を積んだアルピニストは、より難度の高い山を目指します。
誰でも登れる山では、心身の鍛錬や登山技術の向上につながらないからです。
それと同じで、向上した魂には、難度の高い人生が提示されます。
生易しい人生では、さらなる向上は望めないからです。
肉体の自由を失ったら何もできません。
自分の存在を忘れられたり無視されたら、数日で死んでしまいます。
他者(の施し)を信じるしかありません。
置かれている状況を受け入れなければいけません。
他者からどのような対応をされても受け入れなければいけません。
寛容な心が要求されます。
1人では生きていけないことを身を持って経験しています。
生かしてくれている人たちに感謝します。
肉体の動きがなくても、魂は活動しています。
信じ続けることが求められ、寛容な心が養われ、感謝の想いを積み重ねていると考えられます。
生きている時間の全てが、そのことにつながっています。
その人は最高難度の人生に挑戦しているのかもしれません。
もしそうならば、哀れみを持つのは失礼であり、その勇気に敬意を払うべきだと思います。
地上での人生経験の乏しい人には、難度の高くない人生が提示されるでしょう。
何不自由のない身体と環境が与えられ、地上的なもの(金銭や地位)に恵まれて、大禍のない人生を送るかもしれません。
往々にして、難度の高い人生は不幸せに、易しい人生は幸せそうに見えます。
それは上辺であり、霊的な真相は全く違います。
計画された通りに行くとは限りません。
進む方向を決める自由が、私たちに残されているからです。
計画などすっかり忘れてしまっている地上の人が、進むべき方向を間違わないように、守護霊が付いて導いています。
迷った時は、インスピレーション(守護霊の導き)を信じましょう。
神は「法則」です。
そして「愛」です。
法則の働きの中に、神の愛が顕現しています。
全ての事象は、法則の働きによって起きています。
生まれて来るのも死ぬのも、法則の働きによるものです。
予定されていた出来事が、法則(因果律)の働きによって、最善のタイミングで起きています。
もし、法則の働きの中に神の愛が顕現しているのであれば、出来事は苦しませるために起きているはずはありません。
高みに導くことで、自らの心(愛)を私たちを通して顕現させるために起きていると考えられます。
「乗り越えられない出来事は起きない」という真理に私は救われました。
挫折させるためでも、人生を壊すためでもなく、望ましい自分に変わるために起きていたと、今は確信しています。
自分が変わることによって、それまでの苦しみから解放された時に、その出来事は乗り越えられたと考えられます。
さまざまな出来事を乗り越えて来た末に、ようやく死に辿り着きます。
それまでの苦しみは嘘のように消え、あるのは生き切ったという達成感です。
地上の人生を振り返る時が来て、出来事の意味(目的)を知ります。
その出来事が魂を目覚めさせ、大切な学びを得て、自分を変えていたことが分かるでしょう。
険しい人生で、苦しくつらい思いをした人ほど、霊的な高みに到達しています。
生れる前の自分は、高みに立てた悦びを感じるために、この人生を選んでいたことを思い出します。
予定されていた学びや成長が得られたのなら、次の世界でより価値のある奉仕ができるようになっています。
平地を歩いているのは楽です。
でも、何か物足りなさを感じます。
しばらく歩いていると、険しい山が見えて来ます。
その頂に立って、見たことのない景色を見てみたい欲求が再び生まれて、そちらに向かって歩み始めます。
つらく苦しい思いをするのが分っているのに、この人生を選んで生まれて来たのは、より自分を成長させたいという強い欲求があったからに他なりません。
成長することは、生きる意味そのものです。
つらく苦しい時ほど、地上を生きる意味を成就しています。
より高みに導かれています。
15 件のコメント:
今日も貴重なお話をありがとうございます。
私は若くして夫を亡くしましたが、これも神様と相談しブループリントを作ったのでしょうか?
今思うと、こんな試練は計画しなければ良かったな💦😫と思うのです。もう人間に生まれてきたくないくらい…。
次回 生まれる前に神様と相談するようなことがあったら、お手柔らかにお願いしますと言うかもしれません😥
ししとう様
ブログを読んでいただき、ありがとうございます。
自分の足りないところ、弱いところを補うため、あるいは過去生の償いをするために計画を持って地上に生まれて来ています。
私たちは何回も地上に生まれますが、どこかの人生で別れを経験すると考えています。
最も悲しい出来事である最愛の人との別れは、魂を目覚めさせて、多くの学びと成長が得られるからです。
ししとう様は今生でそれを経験しているのです。
ご主人と出会うこと、そして早くして別れることは、予め計画されていたと考えられます。
記憶にはありませんが、生まれる前のししとう様はそのことを了承していたはずです。
お返事ありがとうございました。感謝申し上げます。
そうなんですね。そう仰っていただくと心の荷が軽くなりました。
はじめから決まっていたこと。
夫は助けられなかったが仕方がなかったのだ…と。
あの世が本当の世界ならば、この世は修行をする場…。とあきらめて、生きていきます。
ありがとうございました。
こんばんは😊
度々の質問お許しください。
夫は短命でしたが、これも短命のカリキュラム?を神様との約束で選んで来ているのでしょうか?
ししとう様
おはようございます。
地上の人生にはブループリントがあり、それを了承して生まれて来ています。
本文中にも書きましたが、人には自由意思があり、どちらに進むのか選択する自由も残されています。
病気などはブループリントに設定されていたものが多いのですが、自ら死を選んだ場合は、自由意思によるものであり、設定されていなかったと考えられます。
何が原因で亡くなったかによります。
おはようございます😊
お返事ありがとうございました。
夫は希少がんで亡くなりました。
治療法が無いと言われていました。唯一、手術でとるだけと。
私は無知で何回も手術をすれば良いんだと思っていましたが、体力がなく1回手術はしましたが、2回目はドクターストップでした。
もう、これはブループリントかもしれません。
ししとう様
希少がんで亡くなったのですね。
人の寿命は決まっています。
寿命が来たら、何らかの手段で向こうの世界に移行しなければいけませんが、ご主人の場合はがんだったのです。
その時が来たら、どんな名医が何回手術をしても、どんな薬を使ったとしても、向こうに逝くのを阻止することはできません。
今、そのことが分かっていて、ししとう様を見守っている主人のためにも、ご自分を責めたり、悔やんだりしないで下さい。
この別れは、お二人が愛を深く学ぶため、そして向こうでより強く結ばれるためにあると考えて下さい。
お返事ありがとうございます。
私は生きなければなりませんね。
生ききって、夫と再会したいと思います。
勇気をいただきました。
感謝申し上げます。
ヒーリングの同志の方へ
おはようございます。
昨晩、冬の太陽様から連絡がありました。
末期の腎臓がんのお父様へのヒーリングを希望されています。
詳しくは、1つ前のブログのコメント欄をご覧になって下さい。https://slverbirch.blogspot.com/2024/07/blog-post.htm、
痛みが少しでも和らぎ、少しでも穏やかに過ごせることを祈念して、今晩10時からヒーリングを行います。
お忙しいとは思いますが、参加の方、よろしくお願いいたします。
イクミ様
早速のヒーリングありがとうございました。日本帰省中、このまま父が数日で死ぬんじゃないかと思っていたら、今日の午前中に自然な排尿が2回もできたようです。ここ数年、このようなことはなかったし、今日の父の様子も穏やかで、家族でこれは奇跡だといっています。血尿が数年続いているので弱っているところ、私が帰省したのがうれしかったようでもあり、しかしそれが生活リズムを崩させたようでもあり、少し罪悪感もあります。次に帰省するときまでは他界しているかもしれないから、元気な孫を見せることができて最期の親孝行になるかもしれません。痛みが少しでも改善できれば、父が人生を省みて、いろいろなできごとや人やものに対して感謝や反省をしたり、神とのつながりを思い出したりする心の余裕を持ってほしいです。頑固で怒りっぽい父なので子供の頃非常に怖かったのですが、自分が親になるとうまく育児ができないときは、親がイライラする気持ちもわかり、育児を通して自分も成長しなければならないとわかりました。怒りっぽい父を嫌いでしたが、同じように我が子にイライラする自分の短気を修正するために、私はこの父を親に選んで生まれたんだと思います。
今晩10時にヒーリングありがとうございます。私も同時刻に祈ります。すべての人の痛み苦しみも癒やされますように。
冬の太陽様 イクミ様
冬の太陽様のお父様の身体の痛みが緩和され、穏やかにお過ごしいただけますよう、ヒーリングを承りました。
所要があり23時半を過ぎますが、必ずヒーリングさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
さくら
冬の太陽様
こんにちは。
お父様が自然に排尿し、穏やかになられて良かったです。
父親にとって娘の存在は特別であり、傍にいてもらえるとうれしく、安心するのだと思います。
今年の3月に亡くなった父ですが、やはり家ではイライラしていることが多かったです。
でも、同じ仕事をしてみて、その心境が分かるようになりました。
経験して初めて分かることがたくさんあります。
それでは今晩10時から改めてヒーリングを行います。
ヒーリングの同志の方へ
おはようございます。
昨晩はヒーリングに参加して下さり、ありがとうございます。
冬の太陽様のお父様が、ご家族と共に穏やかな日々を過ごせることを祈っています。
また何かありましたら、どうぞよろしくお願いいたします。
イクミ様、さくら様、その他祈って頂いた方
昨夜はヒーリングをありがとうございました。父は洗浄後の痛みが少し軽くなり、眠りが深くなったと言っています。午前中も穏やかに過ごしたようです。父は目に見えないもの、神、霊的なもの、そういう存在があるんだと思い始めたようなので、人生を振り返って感謝や反省をして余生を過ごすとおもいます。
私自身、父との確執が解けたように感じます。ありがとうございました。
冬の太陽様
こんにちは。
昨晩は予定通りにヒーリングを行いました。
穏やかに過ごせるようになって良かったです。
霊的なものを意識するようになったのであればうれしいです。
確執が解けた感じがするそうですね。
育ててくれた感謝の意も伝えておいた方が良いと思います。
機会があれば、あの世があり、亡くなった親しい人ともまた会えることなど、霊的真理もお伝え下さい。
コメントを投稿