2017年10月1日日曜日

願いが叶えられる時



仕事やスポーツでどうしても結果を出したい時や、窮地に陥った時に、思わず誰かに向かって願いをかけることがあります。

願いが届いたせいなのでしょうか、望んだ結果が出ることもあります。

いくら願っても、結果が出ないこともあります。



ところで、私たちは誰かに向かって、お願いをしているのでしょうか?

その多くは、神様らしきものだったり、あるいは亡くなった親しい人だったりします。



神様は空の上にいて、願いを叶えてくれる存在ではありません。

姿形はなく、自然法則として、この宇宙に顕現しています。

目に見えない決まりのようなものによって、全宇宙を支配しています。



神様が、地球に住んでいる私たち人間に望んでいるのは成長です。

成長とは、神の意図したように、進化して行くことです。

神様は人間が進化して行くように、自然法則によって導いていると言えます。



神様は、気まぐれに願いを叶えたり、叶えなかったりしているのではありません。

自分を成長させるような願いであれば、自然法則に適っているので、叶えられる可能性は高いと考えられます。

しかし、成長させるようなものであっても叶えられないことがあり、その時は、叶えられない方がさらに自分が成長すると考えられます。



私たちが、この世に生を受けたたった1つの目的は、自分を成長させるためです。

効率良く自分を成長させるために、最善のシナリオが組み立てられ、それに沿って人生の出来事が生じています。

願いが叶えられたように思えて、その出来事はシナリオとして予定されていたことかもしれません。

どんなに願っても叶わないのは、それが予定されていなかったからなのかもしれません。

人生には、出来れば避けて通りたい出来事が起こります。

しかし、成長するために、生まれる前の自分が決めていたのであれば、願いによって避けられるはずはありません。

起きるべくして起きています。

成長させる出来事は、得てしてつらいものであり、人は弱いために事前に知っていたら耐えられないので、神様の計らいにより記憶から消されていると考えられます。



人が成長しているのは、試練を乗り越えている時、そして人のために何かをしている時です。

それこそが人生で一番大切なことであり、この世に生まれてきた目的そのものです。

従って、試練を乗り越えるための願いは届いています。

奉仕をするための願いも届いています。

その逆に、楽をするためや、自分の利益のための願いであれば、届くはずはありません。



人が、何かを成そうとした時に付きまとうのは、果たして上手くいくのだろうか、失敗してしたらどうしようと言う、心配や不安の思いです。

そんな時は、自分のためではなく、人のためにと願えば、上手く行くと思います。

少し前にあった、こんな出来事をふと思い出しました。

メジャーリーグのニューヨーク・ヤンキースにガードナーという選手がいました。

彼は余暇に小児病院に慰問に行き、そこで重い心臓病の女の子と出会いました。

その場で、女の子と次の試合でホームランを打つ約束をしましたが、彼は小柄でホームランバッターではありませんでした。

実行不可能と思われましたが、代打で出場して何とランニングホームランを打って、見事に約束を果たしました。

いくつもの偶然が重なったように見えますが、少女のためにという真摯な願いが霊界に届き、見えざる力が働き、願いが叶えられたと思っています。

時々ですが、霊界は奇跡のような演出して願いを叶えると共に、神様の存在を示しているように感じています。



何かを成し遂げなければいけない時に、私も上手く行くように願います。

成し遂げようとしている時に、見えざる力の働きを感じる瞬間があります。

それは、困難が立ちはだかり気持ちが挫けそうになった時に励ましてくれるような力であり、不安な気持ちや心配を打ち消すような力です。

その力が届いた瞬間、急に視界が明瞭になり、心境が一変し、局面を乗り越える気力が内から湧いて来るのを感じます。

自分自身で、精神をコントロールしているとは、とても思えません。

霊界から届いた力は、私の中で乗り越えるための勇気になりましたが、その力を一言で表現するのならば、やはり愛だと思います。



この世の人には、守護し、導く存在(魂)が、一生涯に渡って付いています。

その目的は、この世の人を予定通り成長させるためであり、生まれて来た目的を成就させるためです。

見えざる存在が、この世の人の魂に想い(思念)という力を吹き込んでいて、思考や感情に大きな影響を与えていると思います。

何かをしようとする衝動を起こしたり、新しい発想を生じさせたり、それまでの気持ちを一変させたりしていると思います。

誤った方向に進もうとすると、留まらせるような思念を送り、そちらに進めないようにさせていると思います。

さりげなく、そしてしっかりと、成長する方向に導いていると思います。

私たちは気付いていないだけで、たくさんの想い(思念)を受け取り、多大な恩恵に服しながら、生きていていると考えられます。



ただ、見えざる存在が、手出し出来ない局面もあります。

それは、この世の人が成長にかかわる決断をする時です。

人は生きていると、決断を迫られる局面や出来事に出会います。

勇気を出して進んで行くのか、それとも避けてしまうのか、決断はこの世の人に任されています。

干渉は許されず、成長する方向に進んで行くように願いながら、じっと見守るしかないようです。

首尾よく、成長する方向に進み出したのなら、援助を開始して、乗り越えさせようとします。

どちらか迷った時には、つらく、大変でも自分が成長する方向に進んで行けば、意外と何とかなるのです。



見えざる存在から援助を受けて生きているという事実は、五感に触れるものではないので、残念ながら多くの人は判っていません。

はっきりと判ってしまえば、自分で何とかしようとする気力が失われ、頼ってしまうために成長が妨げられてしまうような気もします。

愛と同じく、客観的に証明できるものではありませんので、そんな存在などいるはずがないと思っても、それは個人の自由です。

しかし、信じている人ほど、(魂の同調が進むため)援助を受けやすくなり、良い結果が出るのは確かだと思います。

見えざる存在は、たとえ信じてもらえなくても、結果的に乗り越えて成長すれば、それで満足していると思います。



願いが叶った人へのインタビューで、「自分を信じて臨みました」と言っているのを良く聞きます。

今までやって来たこと、努力してきたこと、出してきた結果から、自信を持って臨んだという意味が大きいと思います。

しかし、それだけではなく、自分を強く信じることによって、見えざる存在とのつながりが強固になり、大きな援助が受けられて、願いが叶ったと考えています。

その人の努力の結果なのですが、自分が持っている以上の力が出せて、願いが叶えられることも多くあると考えています。



私たちは、自分ひとりで生きているのではありません。

この世の人の成長を願っている、見えざる存在が常に寄り添っていて、守り導いてくれています。

見えざる存在は、自分とは別個でありながら、強く信じることで一心同体になれると考えています。

強く信じるほど、大きな力を与えてくれて、とても自分には無理と思った困難や障害でさえも、乗り越えさせてくれていると思います。







17 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

ナオヤです。記事、読ませていただきました。幼少の頃、怖がりの癖して、よくテレビの心霊番組を見たり、怪談の本をよく読んだりしていました。
"霊って、やっぱりいるのかなー、でも科学的にそういうのを信じるのはどうしたものか…"と思っていました。でも、なぜか、惹かれてしまう。。そんな不思議な感じでした。
それから、しばらくは、霊に対する関心も薄れていたのですが、、。

大学2年の時に、インターネットを通じて、ある霊能者に出会い、その霊視で、"いや、もうこれはいると認めざるを得ない"と思いました。 守護霊様からのメッセージだというその内容が、まさに、そのとき私がすごく悩んでいたことだったのです!

霊能者に霊視してもらった数日前くらいでしょうか。その日の夜、私はいつもに増して、天に、いやどこへでもなく嘆いていました。

"なんで、人は他人の幸せを願えないんだ!なんで俺は人の幸せを願えないんだ!これから先どうしたらいいんだ?"とか"あんなに色んなことがうまくいく人もいるのに、俺には友達もいないし、勉強でも苦労をしてきたし、恋愛もうまくいかない。俺だけが不幸なんじゃないか?理不尽でしょ。"

霊能者が伝えて下さった守護霊のメッセージというのが、次のようなものでした。
"自分と共存している者すべてに感謝することがあなたに必要なことだ。そうすれば、自分だけが不幸であるとか自分だけが幸せであるなどの価値観が失われ、人の幸せを切に願えるようになりますよ"というような趣旨のものでした。

これを読んで、"すべてに感謝しろか…よく啓発本とかに書いてあったなぁ。。当たり前のことだよな。。"と私は思ったのですが、その後を読み進めるとすごかった。。

"当たり前で、そんなことは知っている。そう言わずにまずはこのことを少しずつ実行していくことです"。。。

恐るべし、守護霊様…これは、すごすぎると思いました。

思念というのは、こんなにも伝わるのか、霊って本当にいるんだなと思いました。ここまで、私の思っていることを把握するのは、やっぱり何か見えない存在があるからだとしか思えない。

でも、霊能者曰く、私の守護霊はとても厳しいらしいし、頼りにされるのが嫌らしいので、やはり自分の道は自分で切り開かねばならない。

自分を成長させるような選択をできているか?今一度問いかけたいです。


イクミ さんのコメント...

ナオヤ様

おはようございます。
昨晩は所用があり、返信が遅れて申し訳ありません。

霊的なことに興味を持ったきっかけを教えていただき、ありがとうございます。
あなたの思念は、直ちに守護霊に伝わっています。
人生に対する理不尽さを持っていたので、守護霊はそれに答えるべく、霊能者に接触させたような気がしました。
霊能者の言われていることが確かだとすれば、威厳のある守護霊ですね。
今までも、あなたが自分で意志決定して来たように思えて、守護霊からの導きに従っていたことも多く、もしかしたら医者を志したのも、そうなのかもしれません。
この世の人は意識しませんが、守護霊の見守られていて、想いを伝えられています。
伝えられた想いは直感となって、この世の人を導いています。
その目的は本文にも書きましたが、この世の人を予定通りの成長をさせるためです。
成長させるために、惜しみない援助を影でしています。
自分一人ではなく、もう一人の自分である守護霊が常に付いていて、生涯共に生きていると思うと、大きな安心感と勇気が得られます。
あなたが成長して行くような選択をした瞬間、守護霊は大いに悦び、気付かないうちに援助を始めていると思います。
守護霊に感謝しなさいと良く言われますが、その通りだと思います。

匿名 さんのコメント...

お忙しい中、返信して下さってありがとうございます。

>>人生に対する理不尽さを持っていたので、守護霊はそれに答えるべく、霊能者に接触させたような気がしました。

確かにその通りかもしれないです。タイミングが絶妙で、本当に良い時期に出会わせてくれたと思うからです。これ以上は無理!というところでしたので、もうちょっと早く出会わせてくれれば良かったのに!と憎まれ口を叩きたくもなりますが笑、本当にギリギリまで追い込まれてはじめて真理を受け容れる用意ができるので、やっぱりベストなタイミングだったなぁと思っています。

この経験で一番私が学んだことは"思念には実体がある"ということです。このように、自分の思いが守護霊に伝わっている。。我々には見えないだけで、自分の思念は何らかの結果を作り出しているのではないかと思いました。自分の中だけであれば、何を思っても良いということにはならない。。

"人の幸せを切に願う"というのは難しいなぁと日々感じます。今日も学校で、同級生の会話を聞いている中で、そうできない自分がいました。。でも、心に宿す考えが正しければ、行いも正しく、摂理に沿った生き方が出来るはずだと思って、負けたくないなと思います。

でも、人の幸せを願い、自分の幸せを後回しにするというのは違うよと守護霊様は言っていました。

前のコメントで紹介した守護霊様のメッセージには続きがありまして…

"最期にあなた自身心から幸せだったと思えることに意味があるのです。"とのことでした。

自分の幸せと人の幸せというのはつながっている。イコールなのだということを言いたかったのかなと思っています。

自分だけが幸せ、他人は不幸だとか、自分だけ不幸で周りは幸せということではない。"自分だけが""周りだけが"というものは本当は存在しないんだよということなのかなと思っています。

イクミ さんのコメント...

ナオヤ様

こんばんは。
その若さで、霊的真理を理解されているので、あなたは本当に幸運な人です。
守護霊は、最善の方向に、最適のタイミングで導いていると思います。
思念には実体がある、言い方を変えれば、思念が実体です。
この世では、思念が具現化された結果が、五感で認識できる形となって現れています。

あなたの守護霊が伝えてくれた「人の幸せを願い、自分の幸せを後回しにするというのは違うよ」は、考えさせられます。
あなたの解釈は、正しいと思います。
私たちは、ばらばらに存在しているようで、霊的には共同体であり、神から見れば一つです。
自分が不幸になってまで、人に幸せになってもらうのは、全体の幸せには寄与していないと考えられます。
次元の高いところから見れば、自分も他人もなく、地上的な自我(エゴ)が錯覚を作り出していると思います。

本当に幸せな人とは、他者の悦びの中に、幸せを感じられる人のような気がします。
結果的に、他者を幸せにする生き方になり、その行いは神の摂理に完全に一致していて、大きな成長を得られることになるからです。

ようよう さんのコメント...

初めまして。ようようと申します。
霊的真理を日々感じられているようでうらやましいです。

ところで、私は慢性前立腺炎と診断された病気です。無菌性です。
一年近くひどい痛みに悩まされています。今の医学では治療法はないみたいです。
もしかして、あなた様のヒーリングを受けることはできますか?

よろしくお願いします。

イクミ さんのコメント...

ようよう様

初めまして、イクミです。
ブログを読んでいただきまして、ありがとうございます。
あなたも霊的真理を学ばれているのですね。
今、大変おつらい思いをされているのも、もしかしたらその一環なのかもしれないと思ってしまいました。
慢性前立腺炎と言う診断がついていますが、原因不明の疼痛を伴う炎症が起きているのですね。
お役に立てるか判りませんが、私でよろしければ、喜んでヒーリングをさせていただきます。
今日は夜まで仕事の関係で外出していますので、本日の午後11時ではいかがでしょうか?
離れていても大丈夫であり、リラックスしてお待ちいただければ結構です。
ご検討下さい。

ようよう さんのコメント...

たった今、イクミさんの書き込みを確認しました。
すでに時間が過ぎています。。
こんなに早く対応してただけるなんて、おもっていなかったので、
大変失礼なことをしてしまいました。
もしかして、ヒーリングをしていただいたかもしれません、
その時間は、母の肩もみみたいなこをしていました。
そのとき、イクミさんのヒーリングのことを思いだしていました。


もしまたヒーリングをしていただけるのであれば、きちんと自分も祈りや瞑想
をして受け身の体制を整えてのぞみたいとおもいます。

しかも、あなた様の、そのもったいつけづに身軽な対応を見る限り、明らかに霊的な
体験をともなった、真理の存在を実感しておられるんですね。いや~、霊的真理を実感
できる人に会うのってのは地上では奇跡に近いことなので、うれしいです。

私は、今から7年前にそれは起こりました。受け入れることができました。
しかし、それは大いなる悩みの始まりでもありました。

あれやおれやがぐるぐるとはじまりました。なんとも言えませんよね。
散文ですがよろしくお願いします。

イクミ さんのコメント...

ようよう様

こんばんは。
明日が休みなので、まだ起きていました。
それでは、改めて本日の午後10時30分ではどうでしょうか?
祈りや瞑想をしていただいた方が助けになると思います。

ようよいう さんのコメント...

是非よろしくお願いします。たのしみにしています。
有り難うございます。

イクミ さんのコメント...

ようよいう様

おはようございます。
ヒーリングをしている時に、眠くなったり、患部がピリピリしたり、身体が温かくなることがありますが、心配しないで下さい。
眠たくなれば、そのまま眠ってしまって結構です。
それでは、今晩10時30分に始めます。

ようよう さんのコメント...

イクミ様

昨日は私のためにヒーリーングをしていただき有難うございました。
まだよくわかりませんが、症状は改善された気がしています。

なにかお気づきの点がありましたらおおしえくださいませ。

イクミ さんのコメント...

ようよう様

おはようございます。
症状が改善された気がしたと聞き、良かったです。
さらに効果を高めたいので、ヒーリングは、もう2回ほど続けてみましょう。
今晩も10時半に行いと思いますが、いかがでしょうか?

ようよう さんのコメント...

ぜひよろしくお願いします! 
芯の部分は残ってますが、改善されていると思います。

よろしくおねがいします

イクミ さんのコメント...

ようよう様

ヒーリングについては、正直なところ私も判らないことだらけであり、手探りの状態です。
はっきりしているのは、治療は霊医により行われていて、私は霊力の通路になっているだけと言うことです。
直ぐに症状が改善する人、しばらくして良くなって来る人、効果が認められない人もいますが、事前に知ることはできず、経過で判断するしかありません。
そして、肉体よりも魂に及ぼした影響の方が、大切と言われています。
肉体が健やかになるよりも、魂が健やかになることの方が、はるかに重要です。
あなたの魂にしっかりと届いて、どちらも健やかになることを願っています。

それでは、今晩10時半にヒーリングを行います。

ようよう さんのコメント...

ヒーリング有り難うございました。症状が改善されると嬉しいです。

匿名 さんのコメント...

こんばんは、ナオヤです。

先日、大学の部活の部日誌で、部員の方に対して、ささやかですが、"シルバーバーチの霊訓"を一部だけ引用して、紹介してみました。
5人ほどの人たちがいいねと言ってくれました。正直、誰も肯定的に受け止めてくれなくても仕方ないかなと思っていたので、嬉しかったです。

近藤千雄さんが言っているように、頭で理解することと、それを確かにその通りだと得心して、自分の生活の基盤となることとの間にはかなりの隔たりがありますが、私にできることって、多分これぐらいですよね。

今まで、自分の中だけに押し込めていたけれど、紹介して良かったなと思います。


これもシルバーバーチ霊が本当に謙虚に語っているおかげだなと思います。あれ以上に、読者への思いやり、愛を感じた本はないです。きっと、感じることの出来る人には伝わっただろうと思います。

イクミ さんのコメント...

ナオヤ様

こんばんは。
大学の部活の部員の人達に、シルバーバーチの霊訓の一部を紹介したのですね。
いいねと言ってくれた人がいたのは、嬉しかったですね。
今は特に興味がなくても、人生で大きな出来事があった時に、ふと思い出して読むことになり、救われるかもしれません。
多くの人に真実のありかを教えることはとても大切なことであり、このブログもその一環です。

私もシルバーバーチから真の謙虚さと高い愛を、ひしひしと感じます。
約3000年前に地上での学びを終えたのですから、霊性の高さは想像をはるかに超えていると思います。