人は何のために生きているのか?死んだ後はどうなるのか?その明確な答えが「シルバーバーチの霊訓」の中にありました。本当の自分とは魂です。この世を生きるたった1つの目的は、魂を成長させるためです。人生で出会う障害や苦難を乗り越えること、人や動物そして社会のために奉仕することで、魂は成長していきます。死んだ後、魂は次の世界に移り、この世を振り返る時が必ず来ます。悔いのない様に、失敗を怖れず、今を大切にして生きましょう。
2010年2月21日日曜日
苦しみは続く
蒔いた種は、自分で刈り取らなければいけないとわかっていても、今回の行政指導の状況が、これ以上悪くなって欲しくないと願いました。
きっと厳重注意で終わり、監査にはならないだろう、そこまで罪なことではないし、反省も十分しているという気持ちがありました。
どちらだろう?監査は避けたい、もしなったら終わりだ、未熟さゆえに先のことを考えては、大きな不安にかられていました。
そして私の運命を決める封書が届きました。
開封して目に飛び込んできたのは、「監査」の文字でした。
最も恐れていたことが、現実となりました。
希望をまったく見いだせない暗い日々が過ぎ、監査を受けました。
長い1日でした。
そして、指導が始まり約1年で、医療従事者としては致命的とも思える、保険医の取り消し処分という結末を迎えました。
私の地域でも、年に1人でるかでないかという、厳しい処分です。
苦しくて、言いようのない不安な1年が終わり、これからの日々は想像することもできません。
取り消し処分発令の翌日、地元の新聞の3面に、大きく記事として書かれていました。
このような形で、初めて自分の名前が新聞に載るとは思いませんでした。
自分の不正な行いが、世間に知れ渡り、今まで築いてきた信頼を大きく失った瞬間です。
患者さん、近所の人、知り合いに合わす顔がありません。
そして家族に、私のせいでつらい思いをさせるのも耐えがたいことでした。
厳しい現実が突きつけられましたが、私の犯した過ちに対するこれが結果であり、償わなければいけません。
以前でしたら不運を嘆いたり、処分を下したものを恨んだり、人生の負け組になった気持ちとなり、自分を見失っていたかもしれません。
しかし、この最悪とも言える出来事が、霊的真理を受け入れるために必要であったとの自覚が、この時にはありましたので、前を向いて乗り越えて行こうと思うことができました。
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