2026年7月12日日曜日

神は法則


記録が残っている中で最も長生きした人は、フランス人のジャンヌ・カルマンさんで122歳と164日でした。

男性では日本人の木村次郎右座衛門さんで116歳と54日でした。



人間は125歳を超えて生きられないと言われています。

それに抗うように、昔から人間は不老不死の薬を追い求めて来ました。



けれども、科学がいくら発達しても、そのような薬は見つかりません。

その理由は、人間の寿命は「法則」の働きによって支配されているからです。



法律や規則は人間が作ったものなので、変えることができます。

けれども、法則は永遠に不変です。



もし万有引力の法則が変わるようなことがあれば、人が宙に浮いてしまうかもしれません。

不変でなければ、世界は大混乱に陥ってしまいます。



法則は偶然、生まれたのではありません。

何者かが、何らかの意図があって、創ったはずです。



法則を創った存在を「神」と呼ぶことにします。

神は同時に、宇宙を創ったと思われます。



神的なエネルギーが、様々な形態となって顕現しているのが、この宇宙です。

宇宙の一部である私たちも、何らかの意図があって創られたはずです。



宇宙の秩序は、法則の働きによって保たれています。

そして、法則の働きによって変化(進化)しています。



物質は、法則の働きによって、より安定したものへと変化しています。

人間の本質である霊(魂)は、より高いものへと進化しています。



宇宙と法則の総体が神であると考えられます。

宇宙と法則を創った神の意図の中に、無限の愛が組み込まれています。



私たちは神の愛の中で生きています。

けれども、愛は五感に触れるものではありません。



目に見えるものしか信じない人にとって、神や愛は絵空事のように聞こえてしまうかもしれません。

そんな人も、神の一部であり、神の心である愛を内在しています。


昔、道端で鳴いている子猫や捨てられた子犬を見て可哀想になり、家に連れて帰った人も多いのではないでしょうか。

子供の頃は自我が発達していないために、内在する神の愛が素直に表現されたからだと思います。



大人になると見て見ぬふりをしてしまうのは、自我が発達して自分を中心に考えるために、素直に表現できなくなるからだと思います。

本来の私たちは無意識に愛を表現しようとする存在ですが、地上では自我があるのでそうは行きません。



起きることに、奇跡や偶然はありません。

全ての事象は、法則の働きによって起きています。



イエス・キリストが湖の上を歩いたのも奇跡ではなく、法則が働いた結果です。

霊的次元の力が法則の働きによって、物質次元の重力に抗らう力に変換されて、そのような現象が起きたと考えられます。



ヒーリングにより、病気が癒されるのもそうです。

肉体上に現れる病気の多くは、精神的次元や霊的次元に原因があります。(ストレスによって潰瘍になるのはその典型です。)

霊的次元の力が法則の働きによって、精神的次元に存在している負の感情を解放させる力になることによって、肉体上の病気が消失したり、機能が回復することがあると考えられます。



コンピューターに入力すると、演算処理されて、出力されます。

それと同じで、原因があって、因果律(法則)が働いて、結果として事象が起こります。



日常生活は、原因と結果の連鎖によって営まれています。

悲しくなると涙が出るのも、精神的次元と物質的次元の法則が連動して働いた結果と考えられます。




入力がなければ出力がないように、原因が存在しなければ事象が起きることはありません。

地上に生まれるという事象も、何らかの原因(目的)があって、複数の次元の法則が働いた結果として起きています。



数年前、他国に侵略した国があります。

そんな国に対しても、法則は厳格に働きます。

他国に与えた来た苦しみや痛みが、因果律の働きによって、自国の苦しみや痛みとなって返って来つつあります。

そのような企みが永続的に成功を収めることがないのは、神の心に反した行いは法則の働きによって正される運命にあるからです。

首謀者は、極めてみじめな結末を迎えることになるでしょう。



現在、日本とトルコの関係は良好です。

それは、ある出来事がきっかけとなったと言われています。



1890年、トルコの軍艦が和歌山県串本町沖で台風に遭い沈没しましたが、地元住民は命がけで約70名を救出し、自分たちも貧しい暮らしをしていたにもかかわらず、食料や衣服を惜しみなく提供しました。

その後、救出されたトルコ人は日本政府の軍艦で母国に送り届けられました。

トルコ軍艦遭難慰霊碑(串本町)

1985年、イラン・イラク戦争の最中、イラクは「空港を離陸する航空機を攻撃する」と通告しました。

各国は急いで自国民を救出しましたが、多くの日本人が現地に取り残されてしまいました。

窮状を知ったトルコ政府は、危険を承知の上で旅客機を派遣し日本人を救出しました。



「95年前、日本人が私たちを助けてくれた恩返しだ」と、多くのトルコ人が語っていたそうです。

神の心に適った行いをすれば、後に善い報いを受けることになる1例と言えます。



神を信じている人が、神に愛されるのではありません。

「想った」こと、「言った」こと、「行った」ことに、神の法則は働いています。

信じていなくても、神の心に適った想いを表現すれば、喜びがもたらされます。

信じていても、神の心に反した想いを表現すれば、苦痛がもたらされます。


誰もが、苦痛ではなく喜びを感じることを望んでいます。

地上でしか味わうことのできない苦痛の経験を通して、喜びを感じる方向へと導かれています。

全ての人は、法則の働きによって、平等に愛されているのです。



神の心は、良心となって私たちの中に顕現しています。

何より大切なのは、自我の考えに惑わされずに、良心の声に従って生きることです。

簡単ではありませんが、後の喜びへとつながって行きます。