2026年2月8日日曜日

世界を変えるもの


このブログで政治のことを書くことはありません。

政治は地上的なものであり、霊的なものを扱うこのブログの主旨とは違うと考えているからです。



ただ、政治のありようによっては、霊的なものにまで影響を与える場合があります。

戦争がそうです。

外交(政治)によって、戦争になったり、回避されたりします。

いざ戦争が始まれば、人と人が傷つけ合い、殺し合うことになります。

多くの人の人生が狂わされてしまい、予期していた学びや成長が得られなくなってしまいます。



霊界の人たちは政治のことをどう捉えているのでしょうか?

シルバーバーチの霊訓にはこのように書かれています。

「私たちは政党というものには関与しません。私たちが関心を向けるのは、どうすれば人類のためになるかということです。地上世界は悪習と不正、既成の権力が氾濫し、それが神の豊かな恩恵が自由に行き渡るのを妨げています。そこで私たちは利己主義に立ち向かっているのです。そのためになる人であれば、党派に関係なく、時と場所を選ばずに影響力を及ぼして、改革なり改善を促します。」

組織(政党)には関心がなく、個人個人の想いを察知して、社会のために何かをしようとしている人を積極的に援助していると思われます。



霊界における絶対的な基準は「愛」です。

利他的で奉仕の精神に富んだ人には、たくさんの指導霊が付いて、インスピレーションを送り、それが導きや気付きとなっていると考えられます。

想いを送って、勇気付けたり、励ましたりして、実現させようとしています。



地上の人は霊界の人のように本心を知ることができません。

人や社会のためになろうとしているのか、エゴを満たそうとしているのかを見極めるのは困難です。

それでも、普段どんな生活をしていて、どんなことをやっているのかで窺い知れます。



リンカーンは庶民的な感覚を持ち続け、贅沢な暮らしを好みませんでした。

南北戦争で犠牲になった兵士の家族に手紙を書いたり、金銭面で援助をしていましたが、そのことを公にすることはありませんでした。

そんな人はどこを探しても見当たりませんが、エゴが強くなく良心に忠実な人、質素な暮らしをして弱い者の味方になっている人であれば、ある程度信用できると思います。



シルバーバーチの霊訓にはこう書かれています。

「富の神マモンを崇拝し、欲望に走り、利己的になり、他人のことなどどうでも良いと考えるようになったら最後、自分の国だけでなく地球全体が暗黒と困難と悪と疫病という、自由意志の選択の誤りが生み出す結果で埋め尽くされる結果になります。」

エゴが強く、利己的な人たちが大きな権力を手にしている今の世界は、かなり危うくなっています。



世界はつながっています。

コロナウィルスは世界の隅々にまで広がりましたが、そのことは人と人は国や人種を超えてつながっていることを証明しています。

遠い国で起きている戦争も、他人ごとではなく、全体に影響を及ぼし、何らかの結果が返って来ます。



自然法則の働きによって、世界は1つになる方向へと向かっています。

遠い過去から現在に至るまでの道のりを振り返れば、そのことがはっきりと分かります。



進化は一直線ではなく、スパイラルを描きながら進むと言われています。

人と人を分断させ対立を生むような、自然法則に反した言動が繰り返されている今は、下方局面に入っているのかもしれません。


地上には、さまざまな人がいます。

そのために、違うもの同士の間に争いが起こり、差別が生まれます。



生きるために物質を必要とします。

そのために、強者と弱者が存在し、強者は限りなく富み、弱者は生存を脅かされる事態にまで陥っています。



争いではなく協調や調和を選び、強者が弱者を助けるような仕組みを作るのが、本来の政治の役割りであると考えています。

霊的真理を実践すれば、必然的にそうなって行きますが、残念ながら知っている人すらいないのが現状と思われます。



政治で変えることができるのは、外側の世界だけです。

世界が変わるのを政治に求めるのではなく、自分が変わることで世界が変わり始めます。

この世界は、個の人間の集合体だからです。

意志や行動が同じ方向に変わることで、根本から世界は変わります。



シルバーバーチの言葉を引用して結びます。

「地上世界を一気に変革することはできません。人々を変えるのは容易ではありません。でも自分を変えることは今すぐからでもできます。いつどこにいても人のためを心掛けましょう。力になってあげましょう。」