年が明けても、新型コロナウィルスの感染拡大の勢いは増すばかりです。
約100年前にスペイン風邪が世界中で流行し、多くの人が亡くなりました。
第3波まであったそうですが、第2波が最も強毒であり、今回の流行と大きく違うところは、若年者ほど致死率が高かった点です。
いつ変異するとも限らないので、若い人も注意が必要です。
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| 当時(大正9年)のポスター |
未知の経験に対して、不安や恐怖を抱くのは、今も昔も変わりありません。
不安や恐怖は、地上に生きる人にとって、元々必要なものです。
崖の上に立つと恐怖を感じるからこそ、誤って落ちないように気を付けます。
もし、恐怖を感じなければ、肉体を護ろうとする動機が失われ、死んでしまう人が続出してしまうでしょう。
当然のことながら、ウィルスに対して恐怖を感じない人は、感染のリスクが高くなります。
肉体を護り、安全に生きて行くために、不安や恐怖と言う情動が地上の人に与えられたと考えられます。
しかし、それが強すぎると理性を萎ませ、問題を解決しようとする力を奪ってしまいます。
不安で一杯になり、恐怖で縮み上がってしまうと、何も出来ません。
不安や恐怖を克服して行くのは、地上に生まれた人の宿命なのかもしれません。
しかしながら、不安や恐怖は自己保存欲求と深く関わっているので、克服するのは容易ではありません。
人間は、先のことを考える生き物です。
「〇〇したらどうしよう」、「〇〇してしまうかもしれない」と、先のことをつい考えてしまい、その度に不安や恐怖が生じてしまいます。
それを取り越し苦労と呼びますが、シルバーバーチは「無知の産物」と言って、強く戒めています。
どうして、無知から取り越し苦労が生まれるのか考えてみました。
この宇宙は、神の法則の働きによって経綸されています。
あらゆる出来事は、何らかの法則の働きによって生じているので、偶然は存在しません。
ウィルスの発生や感染も自然現象の一環であり、神の法則の働きによって起きます。
神によって創られた法則が、神によって運用されています。
従って、全ての現象の最終的な責任を負っているのは神と考えられます。
神の法則に反したことをしておいて、神の責任にすることは許されませんが、何の落ち度もないのにも関わらず起きた現象には、埋め合わせの原理が働くと思います。
神の創った法則には、神の心が包摂されています。
神の心は愛です。
どんな悲惨なことが起ころうとも、根底には愛があるので、必ず良い方向に向かうはずです。
それでは、ウィルスに感染して死んでしまったらどうでしょう?
ほとんどの人は不幸な出来事だと思います。
死は終焉ではありません。
別の世界へ移行する現象です。
地上の人生は終わりますが、本来の住処に戻って、新たな人生が始まります。
そこでは、肉体があるが故の情動は存在しません。
煩わしい肉体や人間関係はなく、不安や恐怖から解放されて、平穏無事な世界に行くことが、不幸なのでしょうか?
知らないと、不安や恐怖を感じてしまうのは確かなようです。
ウィルスに感染すると、苦しんでしまう可能性はあります。
そのことを考えると、死が怖くないとしても、不安や恐怖を感じます。
耐えられない、痛みや苦しみはありません。
痛みや苦しみも、自然法則の働きによって生じているからです。
神の管轄下で起きているので、痛みや苦しみも枠内から外れることは決してありません。
未知の経験に不安や恐怖を感じたら、全ての出来事は神の摂理の働きによって起きているので、最終的に良きに計られている、乗り越えられないほどつらいことは絶対に起きないと、強く信じるようにして下さい。
不安や恐怖は、霊力が流れるのを妨げると言われています。
霊力とは生命力です。
生きる力、乗り越える力を奪ってしまいますので、不断の努力で振り払うようにしなければいけません。
地上に生きている私たちには、親愛の想いで結ばれた霊的な存在が付いています。
無用な災難や危害が降りかからぬように、地上の人にインスピレーションを送り、守り導いています。
ところが、不安や恐怖を抱いてしまうと、送られて来る援助の力を受け取る際の、障害物となってしまいます。
1人ではない、霊界にいる人たちと一緒に生きていると、強く信じるようにして下さい。
そうすれば、両者のつながりが強くなり、援助の力が届いて、不安や恐怖は和らいで来ると思います。
人間の本質は魂です。
地上に生まれた魂は、肉体と言う媒体を得ます。
魂は霊的な世界の存在であり、精神を介して、物質的な世界の存在である肉体によって自己表現をしています。
不安や恐怖を感じたら、目に視える物質的な世界ではなく、目に視えない霊的な世界に意識の焦点を向けるようにして下さい。
頭から地上的な考えや感情を消し去るのに従い、心の中に霊的な世界が広がって行き、平穏さを取り戻すことが出来ます。
その世界には、危害を加えるものは何も存在しないからです。
この世界には、ウィルスなど危害を加えるものが存在します。
けれども、危害が加わる可能性があるのは肉体です。
本質である魂にまで、危害が加わることはありません。
本当の自分は、何者にも侵されないと、強く意識しましょう。
私たちは地上に生きていますが、霊(神)的な存在であることを忘れないで下さい。
一人ぼっちで生きている、死ねば終わりだと思うと、どうしても不安や恐怖に襲われてしまいます。
真実はそうでありません。
片時も離れることなく、守り導いている存在が付いています。
万が一死んだとしても、それは肉体の話です。
本当の自分である魂は、別の世界に移行し、健やかに生き続けます。


























