霊的真理と出会い、死が怖くなくなりました。
あの世があることを確信したからです。
生命の本質は魂です。
肉体と魂が永続的に分離する自然現象が死です。
死後に、意識や記憶がなくなってしまうことはありません。
煩わしい肉体から解放され、自由にどこへでも行けるようになります。
死によって、大きく変わることが他にもあります。
この世にいる私たちは、言葉でコミュニケーションをしています。
生じた思念を言葉に変換し、その言葉を肉体を使って表現しています。
思念は無限ですが、言葉は限られています。
そのために、適当な言葉が見つからなかったり、上手く表現できないもどかしさを感じる時があります。
あの世では、思念が直接、相手に伝わります。
送り手と受け手の間に、齟齬が生じることはありません。
その人の前では褒めていたのに、いなくなった途端にけなす人がいるように、言っていることと想っていることが違う人を見かけます。
あの世では、思念(想い)が光となって、魂から放たれています。
何を想っているのか、一目瞭然となるので、嘘の付きようがありません。
あの世は、真実の世界と言われます。
それは、本当の自分(魂)を隠す肉体がなくなり、全てが知れてしまうからです。
けれども、地上に生まれ瞬間に、肉体しか視えなくなり、他者の想いが判らなくなります。
嘘偽りが存在するようになり、自分の想いを伝えるのも難しくなります。
あの世では、自分と似通った人たちしか周りにいません。
この世では、自分と違うと交わりながら生きています。
そのため、エゴがぶつかり合ったり、争いが起きることがあります。
そんな生きづらい世界に生まれて来たのは、何か理由があるはずです。
自然発生したと思う人などいません。
人間が設計して、人間が作ったことを誰もが知っています。
宇宙も同じです。
自然発生して、偶然が重なり、こんな精緻な宇宙ができるはずはありません。
何者かが、何か意図があって創ったはずです。
宇宙を創った存在を、多くの人は「神」と呼んでいます。
宇宙が創られたと同時に、宇宙を経綸するために自然法則が創られました。
自然法則の働きの中に、神の意図が顕現しています。
宇宙から見れば私たちは極小の存在です。
けれども、宇宙を構成している一部に変わりありません。
私たちは、神が意図した計画の中に組み込まれています。
生命は元々一体だったと考えています。
宇宙が開闢したことにより、物質の中に別々に宿るようになったと考えています。
別々に存在している生命が進化しながら、霊的に再び1つになって行く、それが神の意図と考えています。
生命が1つになって行くために必要なものは何でしょう?
愛です。
愛は生命(魂)を引き付け合う力です。
愛し合うことにより、個々の魂が1つになって行くことができます。
地上で愛し合うために必要なものは何でしょう?
それは信じることです。
信じることで、別々に存在している魂と魂が、初めて結ばれます。
結ばれた魂の間を、愛という力が伝わって行きます。
愛を表現するほどに、魂は近づいて行きます。
あの世では、自分と似通った人たちに囲まれて生きています。
お互いを判り合えているので、あえて信じようとする必要がありません。
この世では、自分と違う人たちに囲まれながら生きています。
お互いを判り合えていないので、まず信じる必要があります。
信じることなしに、魂と魂はつながることはできません。
もちろん、愛し合うこともできません。
世の中には、ひどいことをする人がいます。
信じることなど、到底できないと思う時もあるでしょう。
そんな人の中にも神がいます。
エゴの奥に神がいると、強く信じて下さい。
人は何度もこの世に生まれて来ます。
さまざまな経験をしながら、霊的に成長して行きます。
霊的に成長するのに従って、エゴが取り払われ、内在する神が顕現して行くようになります。
どれくらい顕現しているのかは、それぞれ違います。
けれども、進んで行く過程は、皆同じです。
長い年月をかけて築き上げてきたものが、崩れてしまうのは一瞬です。
少しずつ結ばれてきたこの世界に、断裂が生まれています。
互いのことが判らなくなり、信じられなくなっています。
信じることから始めなければなりません。
互いが神の心を持った存在であると信じなければいけません。
信じることで、いつの日か再びつながることができます。
4月6日に、3回目の「霊的真理のお話と無料ヒーリングの集い」を開きました。
今回の参加者は2名でした。
少し慣れて来ましたが、限られた時間の中で、多岐に渡る霊的真理を話すことの難しさを感じます。
来られた方には、求めている真理が1つはあると考えています。
求めている真理、興味がある真理を探りながら、そこに絞って話をすれば良いのかもしれません。
最後はいつものように、「詳しいことはシルバーバーチの霊訓に書いてありますので、是非読んで下さい」と言って締めくくりました。
熱心に耳を傾けていただいたことに感謝しています。
真理が魂に届くことを祈っています。
2 件のコメント:
イクミ様
今回も心に染み入る内容を大変ありがとうございます。
例え酷い仕打ちをされたとしても相手の神なる部分を信じることは、余程の強い心と愛がなければできないことではありますが、この世界においての様々な争いを無くすためには絶対に必要なことですね。
やられたらやり返す…同じ思いをさせてやる…というような連鎖は、悲しみと苦しみを生み出すだけです。
その連鎖を断ち切るためにも、お互いの神なる部分を信じることはとても大切ですね。
3回目の「霊的真理のお話と無料ヒーリングの集い」を開かれたとのこと。
回を重ねられるごとに一人また一人と、霊的真理をお伝えしていらっしゃる活動に、大変感服しております。
私も、まだまだイクミ様の足元にも及びませんが、自分ができることを心を込めてさせていただけたらと思い、少しずつ活動をしております。
さくら
さくら様
こんにちは。
ブログを読んでいただいて、ありがとうございます。
信じることで愛することができることが判ったのは、さくら様と同じように大切な人を亡くされた方とのやり取りからでした。
向こうにいる人の存在や想いを信じなければ、次元を超えてつながることはできません。
つながることができなければ、愛することもできません。
信じることで、再び愛することができるのです。
目には目を歯には歯では、因果律の働きで、争いが続いていまいます。
右の頬を打たれたら左の頬を差し出すのは極めて難しいでしょうが、相手にも神が宿っていることが信じられれば、怒りや憎しみに苛まれることは避けられるでしょう。
それでも、いざ自分の大切な人が戦争で殺されたとしたらどうなるのか?ふと考えてしまいます。
「霊的真理のお話と無料ヒーリングの集い」ですが、どうにか3回目ができました。
霊的なことに興味がある人はたくさんいるのですが、霊的真理を知っている人はほとんどいません。
上手く橋渡しができればと思っています。
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