30年に渡って、あるスタディーグループに所属しています。
スタディーグループとは、自分が普段行っている歯科治療を同業者の前で発表し、意見や批判を受けて、仕事の質の向上を計ろうとする集団です。
主宰している先生は、極めて高い技術とフィロソフィーをお持ちであり、今の自分があるのは指導のお陰と言っても過言ではありません。
その先生が良く言われていることに「知っているのとやっているのは違う」があります。
技術を学ぼうと思えば講習会があるので、いくらでも学ぶことができます。
けれども、いざ仕事で活かすには、労力が要り、リスクも伴います。
それでも、実際にやってみなければ、自分のものにはならないと、先生は伝えたいのでしょう。
17年前、ヒーリングの力の出現をきっかけにして、霊的真理と出会いました。
直後に、経験したことのない災難のような出来事が起きました。
真っ暗闇の状況で「乗り越えられない困難や障害は起こらない」という真理が光り輝いていました。
現実は、何を持ってしても変えられません。
半ば盲目的でしたが、真理を信じることで、現実の受け止め方が大きく変わりました。
それに伴い私の心も変わり、苦しみや怖れは和らぎました。
押しつぶされそうになっていた自分を、どうにか持ちこたえさせることができました。
ある日のこと、所属するスタディーグループを代表して、学会の座長を頼まれました。
メインのパートであり、大勢の聴衆がいる中で長時間しゃべらなければいけません。
以前の私であれば、人前に出て話すのが苦手なので、とんでもないと、直ぐに断っていたでしょう。
真理を知り、乗り越えられることしか自分に巡って来ないはずと思い、やってみることにしました。
とは言っても、初めてのことなので、不安が付きまといます。
そこで、こんな真理も信じるようにしました。
「背後にはあなたを絶対に見捨てることの無い霊が付き添っております。魂を鼓舞する力は霊界から送られているのです。」
自分を見守っている存在がいると思うと、心強くなります。
不安を感じた時のことです。
背後の存在に意識を向けてみると、不思議なことに内部から力のようなものが湧き出して来て、前向きな気持ちになるのを感じました。
背後の存在との一体化が図られ、そこから伝わって来る霊力により、心に変化が生じたと思います。
当日は、できる限りの準備をし、背後の存在を意識しながら臨みました。
見慣れない光景や雰囲気に、怖れや不安を感じることもなく、無事に役目を果たすことができました。
「背後の存在が乗り越えさせてくれた」そう思い、感謝の意念を向けました。
会場の様子 |
昨日の手術中にも、不測のアクシデントが起こりました。
背後の存在に意識を向けると心が落ち着き、冷静に対処することができました。
生まれる前に決めていた出来事が起きることがあります。
人間には自由意志が与えられているので、起きた出来事を乗り越えようとすることも、逃がれることもできます。
その決定には、誰も干渉できません。
学び、成長するために起きた出来事であれば、乗り越えようと決めた瞬間から、背後の存在から惜しみのない援助の力が送られて来ます。
逃がれようとするならば、援助のしようがありません。
目的を果たすことができないために、苦しみが続いてしまうことになります。
起きた出来事により、押しつぶされそうな時は、以下の2つの真理を思い出して下さい。
「解決できないほどの大きな問題、背負えないほどの重い荷を与えられることはありません。与えられたのは、それだけのものに耐え得る力があるからです。」
「背後霊に全幅の信頼を置きなさい。」
そう強く信じれば、援助の力が与えられ、何かが変わり始めます。
出来事を乗り越えるとは、自分の中で変化が起きることかもしれません。
苦しみや痛みはその触媒です。
変化を促すものが霊的真理です。
参考ページ:「自分を信じられない時は守護霊を信じる」
8 件のコメント:
イクミ様
今回も心に響く記事をありがとうございます。
記事を読ませていただきながら、大切な人の姿が思い出されました。
彼は大きな場所で動いていた方だったので、提案したり行動を起こすと、時には心ないこと言われたり協力が得られないこともあったようでした。
でも彼はそんな中であってもいつも凛と前を向いて自分の信じる道を進んでいました。
全くぶれないその姿に、私は「なぜそこまで真っ直ぐにいられるのですか?」と聞いたことがありました。
彼は「自分の背後には大きな存在がついているので進んでいけるのです。」
と答えました。
そして活動していた分野ではかなりの功績があり、彼によって助けられた方からは、たくさんの感謝の声が届いていましたが、彼はいつも「僕ではなくて、自分をサポートしている背後の大きな存在に感謝なんだけどな。」とくすぐったそうに微笑んでいました。
きっと彼はイクミ様ように、背後のスピリットの方々に大きな信頼を寄せて真っ直ぐに進んでいたのだと思います。
なかなか周りを気にしてしまい迷いなども生じてしまうこともありますが、霊的真理に照らし合わせながら自分を見て、そしていつもサポートして下さる霊界を強く信じ、彼のように優しく真っ直ぐに進んでいきたいと思います。
さくら
いくみ様
自分を信じられない、守護霊までも信じられなくなる事が私にはまだ時々あります。
死までにはいたらない病気で落ち込み、軽度のうつ病で落ち込み、色々が何故私に?と。
出来事を乗り越える力を自分が信じられない時は守護霊様を信じる。
いくみ様の今回のブログは身に沁みました。
35歳の若さで逝った弟
53歳で亡くなった主人を思えば私の苦悩なんてと…
しっかり生きたいです。
さくら様
こんばんは。
ブログを読んでいただき、ありがとうございます。
彼は背後の存在をしっかりと感じながら、生きていたのですね。
社会のために大きな仕事をされている人の中には、霊的な知識などなくても、目に視えない大きな存在に突き動かされていると言っている人が少なくありません。
自分の力で功績を上げたと思う人が多い中、背後の存在に感謝の気持ちを忘れなかったのは、霊界の人たちと一緒に仕事をしているという意識があったためでしょう。
大きな貢献をするのに伴い、霊的にさらに高い存在が付くようになり、そこから多くのインスピレーションと援助の力が与えられたと思います。
彼の生き方や考え方で判らなかったところが、霊的真理により解き明かされているとお察しします。
自分のことを深く理解してもらい、変わりなく届く敬愛の想いに、感謝されているでしょう。
彼がしていた人や社会への奉仕を、別の形でさくら様がしようとしている姿を見て、喜んでいます。
生前ご自分がされて来たように、今度はさくら様たちの奉仕を、霊界からサポートされていると思います。
あさよ様
こんばんは。
ブログを早速読んでいただき、ありがとうございます。
信じる信じないに関係なく、地上の人には守護霊は付いています。
連絡が取りやすく、導きやすくなるので、信じてもらうことを望んでいます。
存在をはっきりと感じられないのは、地上の人が頼り過ぎてまうのを避けるためなのかもしれません。
守護霊の他に、ご主人、弟さん、お母様が、そしてご先祖様があさよ様に付いています。
そんな背後にいる人たちは、地上の経験を通して、学び成長することを願っています。
あさよ様の悲しみや苦しみも分っています。
じっと見守るしかないのは、つらいようです。
生きるのが苦しい時は、付いていてくれている存在に意識を向けて下さい。
送られてくる想い(愛)により、苦しみが和らぐのを感じられるかもしれません。
いくみ様
お返事ありがとうございました。
私、今…逆流性食道炎、うつ病、聴覚過敏症
毎日…霊界の皆んなを感じながら過ごしています。いくみ様、弟は余命半年といわれてから1年7ヶ月生きてくれましたけれど
大腸がんでしたから7ヶ月は口から食事はできずに亡くなりましたから私の逆流性食道炎なんてどうてことないょ!!と弟を感じ
主人は甲状腺がんで声帯も切除していたのでやはり食事は大変でしたがいつも大丈夫だょ…と。
大丈夫だょと主人、弟からの言葉を感じます。
いくみ様に話て…みたかっただけですから
返事は不要です。
聞いてくださりありがとうございます。
いくみ様
先日頂いたいくみ様のお言葉のように
守護霊、逝った家族を
苦しい時は、付いていてくれている存在を意識し始めて聴覚過敏も落ち着き
昨日メンタルクリニックの診察でも少しだけれど
良くなってきてますょと主治医から言われました。
でも、焦らずにゆっくり過ごします、そしていくみ様とお会いできるのを心待ちにしています。
ありがとうございます
あさよ様
さくらです。
聴覚過敏が落ち着かれ、大変良かったですね。
今までのあさよ様のご様子を拝見していますと、苦しく辛い時には立ち止まっていることもあるようですが、そこから必ず前を向いて進んでいらっしゃいますね。
そこには、あさよ様の強さも感じられます。
愛しいご主人をはじめ、霊界のご家族様の存在をしっかり感じて、立ち上がっていらっしゃいます。
あさよ様、大丈夫ですよ。
たくさんの霊界の方々がしっかりとあさよ様を支えて下さってますから、どうぞ少しずつゆっくりとお進み下さいませ。
応援しております。
さくら
さくら様
嬉しくて涙がこぼれました。
ありがとうございます…
時々現実しか見えず、愛してくれた家族をご先祖様を守護霊様を感じられなくなります、けれどいくみ様、さくら様、シルバーバーチの霊訓で出逢えた方々のお言葉に我に戻る事ができました。
こんな私ですがこれからも宜しくお願いします。
さくら様
感謝です。
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