2021年11月21日日曜日

未来予想


今から100年前は、どんな世界だったのでしょうか?


スペイン風邪が世界中で大流行しており、今の学生たちと同じ様にマスクをして登校しています。

世界で4000~5000万人、日本では38万人の方が亡くなくなっています。


          

100年の時を経て、新型コロナウィルスが大流行しています。

これまでに世界で512万人、日本で1万8千人余りの人が亡くなっています。

決して少なくはありませんが、医学の進歩と情報の共有化、ワクチンの早期開発により、100年前と比べて、その数は大幅に減じられていると考えられます。




100年前の飛行機の写真です。

パイロットがコックピットから出て、何かをしているようです。

これは曲芸飛行ではなく、エンジンが止まると、この様に自分で直すことが珍しくなかったそうです。

飛行機に乗るのも、命がけの時代でした。

月面に立つオルドリン宇宙飛行士
それから、わずか50年で人類は月面に立ちました。

NASAが開発したSLSロケット
さらに50年が経過し、2025年にこのロケットで再び月に向かいます。

月面に立つ人類初めての女性の姿が見られる予定です。

ここ100年で科学技術は目覚ましい進歩を遂げました。





焼き討ちされたタルサのグリーンウッド地区
話は変わりますが、今から100年前、米国のオクラホマ州のタルサと言う街で凄惨な事件が起きました。

黒人が白人から暴行を受けて約300人が亡くなり、数万人が家を焼かれたそうです。

警察は襲われている黒人を守ろうとしなかったどころか、白人に武器を渡していたそうです。

事件に関わった人たちの罪は問われず、大きく報じられることもありませんでした。


昨年、ジョージ・フロイドさんが警官から暴行を受けて死亡したのは、記憶に新しいところです。

差別は許さないという機運が高まり、世界各地で抗議デモが起きました。


100年前、第一次世界大戦が終わったばかりでした。

スペイン風邪の大流行が、戦争を早く終わらせたとも言われています。


閲兵式に臨むアドルフ・ヒトラー(1933年)

しかし、平穏な時代はわずかで、世界は第二次世界大戦へと向かって進んで行きます。


長崎に投下された原子爆弾
この恐ろしい兵器が使われてからまもなく、第二次世界大戦は終結しました。

それ以降も、争いは絶えませんが、世界中を巻き込むような大戦は、今のところ起きていません。



ナンシー・アスター
1919年に英国で初めて、女性の国会議員がようやく誕生しました。
マーガレット・サッチャー首相就任
それから、60年後に女性の首相が誕生しました。

ドイツ(2005年~2018年)やニュージーランドなども女性の首相であり、今は珍しくなくなっています。



現在は過去からつながっています。

未来は過去から現在を結んだ線の延長線上にあります。



100年後はどうなっているのか?

科学技術はさらに発展し、飛行機に乗ってハワイに泳ぎに行くように、一般の人がロケットに乗って宇宙空間を遊泳するのが現実となっているでしょう。



差別は人を見下す行為であり、神の摂理に反しています。

差別をする人は、因果律の働きによって、社会から見下され、排除されて行くと思います。




紛争やテロはなくならないでしょうが、世界中を巻き込むような戦争は、今後も起きないと思います。

独裁国家は地上から姿を消しつつあり、国家間の連携が強くなって行くからです。

最も非生産的で愚かな行為が戦争であり、苦痛しか産み出さないと、ほとんどの人が気付いているからです。

人を傷つけることを許せない人が、増えているからです。




神の摂理の根底に平等があると考えられます。

男女に肉体的な差がありますが、あらゆる能力に差は設けられていないと思います。

男女の区別がある慣習は、ことごとくなくなって行きます。

100年後には、さらに多くの女性が首長になっているでしょう。

概して女性の方が共感力、協調性が高く、好戦的でないので、世界平和につながる観点から国のトップには相応しいと考えられます。




神の前では、あらゆる人間が平等であると同時に、動物もまた平等です。

一昔前は、ミンクの毛皮のコートを優雅さの象徴として着ている人も多かったですが、最近はあまり見かけなくなりました。

動物の生命を奪ってまで、外見を良く見せようとすることに、違和感を覚える人が多くなって来たためと考えられます。

動物を食べることもそうです。

肉を食べなくなってから15年が経ちますが、当初はヴィーガンという言葉はほとんど知られておらず、説明をするのに苦労した記憶があります。

ここ数年で、急速に認知されつつあります。

毛皮のコートと全く同じです。

動物にも感情があることを知り、生命を奪ってまでも食べるものではないことに気付く人が、100年後にはかなり増えていると予想しています。
「岩合光昭の世界ねこ歩き」より


過去と現在を比較すると、世界がより平和で平等な方向に向かっているのは確かです。

偶然ではなく意図的であり、神の摂理(自然法則)の働きによるものです。




時と共に、平和で平等な世界になって行くのは、私たちに神の心(神性)が存在し、それを表現しようとする根源的な欲求があるからです。

いつの時代の人にも神性が存在していますが、総じて過去より現代に生きる人の方がより顕現していると考えられます。

その時代に相応しい魂が地上に誕生しているのであり、もし数百年前に生きている人と、現代に生きる人が入れ替わることができたのなら、双方ともその時代に適応できないでしょう。




戦争や差別があってはならないと訴えているのは魂です。

魂には神の愛が流れています。

分断と対立を繰り返しながらも、より平和で平等な世界に向かっています。




全生命は元々1つです。

信じることで、愛し合うことができます。

バラバラになった個は、愛し合うことで、再び1つになって行きます。

それが神の意図だと思います。





2 件のコメント:

あさよ さんのコメント...

全生命は元々1つです。
信じることで、愛し合うことができます。

いくみ様
ブログ興味深く読ませて頂きました。
神の前では全て平等である
けれど何故、この世の中、人形は差別という行動してしまうのでしょうか?

コロナ禍でさえ、貧困層の国ではワクチン接種させできない、差別
私は主人が闘病中、通勤の送り迎えをした時期がありました
小さな事ですが
杖を付き歩いて通勤をしていた主人を冷やかな目で見る人たち
これも差別です…

全生命は元々1つです。
信じることで、愛し合うことができます。

難しい世の中なのでしょうか?
いくみ様
私は差別などすることなく、
生きて行きます…

ブログ いつもありがとうございます

イクミ さんのコメント...

あさよ様

こんばんは。
いつもブログを読んでいただき、ありがとうございます。

人間が差別をしてしまうのは、肉体を持っているからであり、地上的なものに捉われてしまうからだと思っています。
肌の色の差、肩書きなどがなくなる霊界では存在しません。
自分と違うものを認めようとしない、寛容心のなさも、差別につながっています。

ご主人は杖を付いて仕事に行かれていたのです。
冷ややかな目で見る人もいれば、心配して手を差し伸べてくれる人もいるのが地上です。
どちら側になるのかは自由ですが、前者は自分を下げてしまい、後者は高めてくれます。

他者を差別すると、自己肯定につながるのも、なくならない1つの要因と思われます。

全生命は本当に1つなのです。
私は生命力が流れているのを常に体感しています。
同じ力が、全生命に流れています。
人間も動物も、同じ力によって生かされている神様の子であり、仲間なのです。
肉体がなくなると、つまり死ぬと、そのことがはっきりと判るようになります。