霊的真理を学んで、問い質すようになったことがあります。
それは、行動する時の「動機」です。
同じ行いをしていても、動機が全く違うことがあります。
最近になり、犬や猫の愛護活動を行っている人たちが増えて来ました。
多くの人は、動物たちに幸せになってもらいたいという動機で行っていますが、中には違う人もいます。
SNSなどで動物たちの窮状を訴えて、支援をお願いしている人たちの一部には、動機が動物たちのためではなく、自分の生活のためや承認欲求を満たすために行っている人たちがいます。
心の中は誰にも分からないので、動機を見極めるのは極めて困難です。
神の法則は言動だけでなく、動機に対しても働いています。
人を欺いてお金を集めている人は、因果律の働きによって、相応の霊的な報いを受けることになります。
人は欺けても、神(法則)は欺けないのです。
話は変わりますが、現代人は人生の多くの時間を仕事に費やしています。
仕事をする「動機」は何なのでしょうか?
社会のために役に立ちたいという人もいるでしょう。
生活するため、あるいは家族を養うためという人も多いでしょう。
会社のために働きたいという人もいます。
けれども、その会社がどのような理念(動機)で経営しているかが問われます。
もし、利益ばかりを追求しているのであれば、働いている人たちはノルマに追われて疲弊して、心身を病んで辞めて行く人もいるでしょう。
一方、(表向きではなく)社会貢献を理念にした会社であれば、働いている人たちに活気があり、成長を続けて行くでしょう。
誰かのために何かをしようとする想い(動機)は、神の法則に適っています。
神の法則に適った想いには、成し遂げるための力が与えられ、それが行動する意欲となります。
役に立とうと行動している時は、疲労があまり感じられないのはそのためと考えられます。
高い収入や地位を得たいという動機で働いている人がいます。
そんな人たちは、心のどこかに虚しさを感じているかもしれません。
地上に生まれて来たのは、自分を成長させるためです。
高い収入や地位を得ようとする動機は、神の法則の働きに適っていません。
そのため、どんなに頑張って働いたとしても、霊的に成長することができません。
虚しさを感じることで、生き方を変えるように、促されているのかもしれません。
誰かのために何かをする。
そのことで、人は喜びを感じ、成長するようになっています。
法則は国にも働いています。
世の中は時代と共に変化しています。
交通手段や通信手段の発達により、他国との交流は昔よりはるかに盛んになっています。
人も物も自由に行き来するようになり、通信はボーダーレスにつながっています。
それにもかかわらず、国という意識を過剰に持ち、壁を作ろうとする人たちがいます。
法則の働きに、神の心が顕現しています。
人と人、国と国が助け合いながら、協調して生き行くように、法則は働いています。
協調することを忘れ、自らの利益だけを追い求めている現状を見ていると、「蜘蛛の糸」を思い出します。
利己的な想いに対して因果律が働いて、それを正すような苦痛を伴う結果が待っています。
戦争が起きているのは、遠く離れた国です。
それなのに、当事国以外にも深刻な影響を及ぼしています。
世界はつながっているからです。
対岸の火事ではありません。
地上に生まれると、目に見えるものしか認識できなくなります。
肉体しか見えなくなりますが、生命の本質は魂(霊)です。
携帯電話同士が電子的につながっているように、人同士も霊的につながっています。
そのつながりを通して、意識を向けた相手に想いを伝えようとしています。
人は自分の役割りを果たすために、この地上に生まれて来ています。
他者のために役割りを果たすこと、別の言い方をすれば、愛を表現することによって、つながりが強くなって行きます。
それぞれが役割りを果たすことによって、円滑に日常生活を営むことができます。
人だけでなく全ての生命が、何らかの役割りを果たすために存在しています。
そのことを忘れてしまい、不測の事態が起きた例を挙げます。
1958年、中国政府は穀物を食べてしまうスズメを害鳥と考えて、国策としてが全土で駆除が行われました。
その結果、スズメの数は激減し、代わってイナゴなどの害虫が大量発生しました。
それにより、コメなどの穀物の収穫量が大幅に減ってしまい、多くの餓死者が出ました。(慌てた中国政府は旧ソ連から大量のスズメを輸入したそうです。)
地球は1つの共同体です。
相互扶助による絶妙なバランスの上で、生命の営みは行われています。
自分の都合、人間の都合だけで行動していると、好ましくない結果が返って来ます。
何故、好ましくない結果が返ってくるのでしょうか?
それは神の法則は「愛」を基調としているからです。
法則に適っていれば、喜びが生まれ、調和が生まれ、成長につながると信じて、これからも動機を問い質して行動しようと思います。

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