人間が生きて行くために必要なものは何でしょう?
お金と答える人が多いかもしれません。
確かに、お金がなければ生活して行くことはできません。
それよりも大切なものは空気です。
何を当たり前のことをと思うかもしれませんが、空気がなければ数分で死んでしまいます。
存在が感じられないものほど大切な気がします。
鏡に映る肉体が自分ではありません。
奥に控える、存在が感じられない魂が、その人の本質です。
魂とは生命です。
魂から湧き出す生命力によって、私たちは生きています。
魂が完全に抜け出した肉体は活力を失い、崩壊が始まります。
生命力は神の力です。
神の心を表現する力です。
けれども、地上では肉体があるためにそうなりません。
魂と肉体の間に精神(自我)が存在しています。
自我は肉体と深く結びついています。
自分のことが1番大切に思えるのはそのためです。
自分(魂)の想いと、頭で考えることが違うのは良くあります。
子供の時、道端でないている子猫を助けてやりたくても、連れて帰ると親に怒られてしまうと考え止めてしまう時がありました。
大人になるのに従い自我の働きが強くなり、本当の自分(魂)の想いに気付きにくくなります。
自分の想いよりも、自我の欲求を優先してしまうと、いろいろな問題が生じます。
生まれて来た目的を忘れて、地上的なもの、お金、地位などを手に入れようと躍起になってしまう人もいます。
地上的なものを手に入れても、永続的な満足は得られないので、際限がありません。
そんな生き方は、霊的な成長を妨げています。
自然法則の働きに反した生き方に対して因果律が働いて、最適なタイミングでそれを改めるための出来事が起きます。
ある人は病気になり、ある人は挫折や絶望を味わう出来事に遭遇するかもしれません。
深刻な出来事は、自我に隠れて眠っていた魂を目覚めさせます。
霊的に目覚めると、それまで手に入れようとしていたものが、価値のないことに気付きます。
意識していなかった、目に見えない大切なものに気付く人がいます。
そこから生まれて来た目的を成就する方向に進み出す人がいます。
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聖フランチェスコ |
アッシジの聖フランチェスコもそうでした。
若い時は、物質欲にまみれた享楽的な生活をしていましたが、戦争で捕らえられ幽閉され、病気になったことをきっかけにして、霊的に目覚めたと考えられます。
その後、神と隣人に仕える道に進んで行きます。
運命を呪ったり、神を憎んだりしてはいけません。
全ては因果律の働きにより起きています。
因果律の働きには、創造した神の心が込められています。
悪い方向に向かっているように思えても、善い方向に向かうために起きているのです。
もしかしたら、自分のために、自分で決めていたことかもしれません。
真相を知らないことから生れる感情に振り回され続けたら、目的を果たせなくなります。
地上の人が空気の大切さに気付かないように、霊界にいると霊的に大切なものはありふれた存在になってしまうために、その大切さに気付きにくくなります。
そこで、霊的なものが分からなくなる地上に生まれます。
地上での出来事を通して、大切なものを見つけ出し、深く学んで、魂に刻み込んで行く人生が計画されます。
大切なものを見つけ出した人は、それを表現しようとするでしょう。
霊界に戻ってもそれは続いて、自律的に成長して行けるようになります。
最も大切なものは「愛」です。
地上を悩ましている問題は、愛によって解決します。
言い方を変えると、愛の欠如によってさまざまな問題が起きています。
愛を表現することは、生命が存在する意味そのものと考えられます。
宇宙の進化を促し、創造の目的を成就させて行くものだからです。
参考資料:「フランシスコの平和の祈り」
4 件のコメント:
イクミ様。
彼がこの世を去り6年の月日が経ちました。
七回忌です。
彼と最後に話した日、彼の住んでいた町に行きました。
彼の経営していた会社にも行きました。
彼との事が、夢の様な出来事でそもそも彼の存在事態が本当だったのか…。
彼がこの世にいた事を、確認する為にも私は彼の命日に訪れていました。
先日、訪れた際 彼が存在していた雰囲気の様なものが感じられず帰って来ました。
時間が経った事なのか。
彼は確かに存在していて沢山の事を話して。
その事が本当だった事を確かめたくて、訪れていたのですが その感覚を、感じる事が出来ず帰って来ました。
彼に会いたい。
あの頃みたいに話がしたい。
何故置いて逝ったの。
そう思う日々です。
そばに居てくれている。
その感覚さえ遠く感じてしまう日々を過ごしいます。
早く会いたいです。
紀子。
イクミ様、口を挟むことをお許しください。
はじめまして紀子様。MASAと申します。
大切なご家族を亡くされお辛いこととお察しいたします。
苦楽を共にした家族を失う悲しみは私にはよく分かります。
シルバーバーチではありませんが、某お坊さんのサイトをご紹介させていただければと思います。
よろしければお読みください。
https://obousan358.com/kazoku/
要約いたしますと、長く悲しむ姿を天の大切な人は望んでいないということと、天にいる家族に与えたかった愛を、今この世に存在している家族に与えなさいということです。
紀子様の苦しみが癒されますように。
紀子様
こんにちは。
彼が亡くなって6年が経つのですね。
長いようにも、短いようにも感じる、特別な年月だとお察しします。
彼がこの世を生きていて、紀子様と巡り合ったのは、紛れもない事実です。
五感を通した記憶が薄らいで行くのは、時間の経過が存在するこの世では仕方がないことです。
けれども両者の関係が変わったわけではありません。
悲しみの深さや長さは、付き合っていた年月ではなく、どの次元でのつながりだったかによると思われます。
紀子様と彼の場合は、霊的次元でのつながりだったと想像しています。
私には経験がありませんが、そのような関係にある者の一方が亡くなると、この世に残されたものは身が引きちぎられる思いをすると聞いています。
彼もあなたに早く会いたいでしょう。
話しもしたいでしょう。
別れの理由を知っている彼は紀子様に伝えたいでしょう。
前にも書きましたが、その理由はお二人の魂の成長に関わることに違いありません。
紀子様が学び成長するために、どうしても必要だったと考えられます。
悲しみ苦しんだ分だけ、愛を深く学び成長しています。
再会した時に、深く愛し合う悦びを感じるためと思って下さい。
側にいてくれる感覚が遠のいている、それは好ましいことかもしれません。
彼が霊界で自分に与えられた役割を果たせるようになったと思うからです。
今日投稿したブログの内容ですが、過去を思い出すことによって生じる感情は、意志を持つことによって生じなくなります。
最高の意志は、愛することです。
どうぞ霊界にいる彼の幸せを祈って下さい。
それは愛することであり、彼の悦びとなり、紀子様のおつらい気持ちも和らぐと思います。
紀子様
こんにちは。
先程、さくら様から連絡をいただきました。
紀子様へのメッセージを何回か投稿したそうですが、管理者である私の元には届いておりませんでした。(時々、そのようなことがあります)
代わりに投稿しましたので、お読みになって下さい。
紀子さま
さくらです。
時が経つにつれて記憶が薄れていくことは仕方のないこととはいえ本当に寂しいことですね。
彼のゆかりの場所を訪れた時に以前よりも彼との感覚を感じられなかったとのことですが、この世は物質世界ですので時の流れと共に変化もあり、紀子さまはそれを受けていらっしゃったのだと思います。
しかしながら、彼がこの地上に魂の鍛練のために降り立ち、しっかりと生きたことは間違いありません。
街の様子など物質的な変化があったとしても、紀子さまの本質に刻まれたものは色褪せることなく、また何一つ失うこともありません。
自信をお持ちください。
愛する気持ちや感謝の思いを向けることは、何よりも霊界の方々が喜びます。
人間ですから悲しみや寂しさを感じることを我慢することは難しいですが、涙を流された後は、どうぞ愛と感謝の気持ちを霊界へと向けてくださいませ。
紀子さまが少しでも穏やかになりますことをお祈りしております。
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