2021年1月31日日曜日

人生は挑戦の連続


生まれた時、人はただ泣き叫ぶことしか出来ません。 

それから1年位経ってからでしょうか、つかまり立ちをするようになります。

しばらくすると、ふらつきながらも、最初の1歩を踏み出します。



小学生に上がる頃になると、自転車に乗ろうとします。

最初は、バランスを崩して転んでしまいます。

何回も転びながら、練習して行く内に、上手く乗れるようになります。



初めて何かをする時、その人にとっては挑戦です。

挑戦には失敗はつきものです。

時に痛い思いをしながら、少しずつ出来るようになって行きます。



いつからでしょうか。

失敗を恐れる様になったのは。

小さな頃は恐れることなく挑戦して、色々なことを覚えて行ったのに、大人になると失敗を怖れて挑戦をためらってしまいます。



誰でも失敗は嫌です。

失敗すると、気落ちします。

責任を取らなければならない時もあり、人から非難されることもあります。



挑戦とは、失敗のリスクを背負うことです。

それでも挑戦しなければならないのは、自らが進歩するためです。

挑戦なしに、進歩もありません。



挑戦する時に必要なものは何でしょう?

それは勇気です。

自分を信じることで、挑戦する勇気が生まれます。



ところで、自分を信じるとは、どんなことでしょう?

自分が秘めている力を信じることだと思います。

その力は、想像している以上に大きなものと考えられます。



本当の自分は魂です。

地上では、魂から生じた思念(想い)が、肉体によって表現されています。

その間に介在しているのが精神であり、肉体や地上の環境の影響を強く受けながら、絶えず変化しています。




本当の自分は、自らを成長させるために挑戦しようとします。

しかし、精神上に作られた地上的な自我(以下自我)の制約を受けることになります。

自我は、頭脳を駆使してリスクや損益を計算し、その挑戦が妥当であるかを吟味します。



リスクが高く、益が少ないようであれば、その挑戦を止めさせようとします。

挑戦しようとする自分(魂)と止めさせようとしている自分(自我)の間で、葛藤が生じます。

どちらが優勢になったかで、どうするのかが決まります。



挑戦を止めるのは簡単です。

自我によって理由はいくらでも拵えられるからです。

後付された理由によって、挑戦しようとしている自分の想いが封印された瞬間、挑戦を止めることになります。



挑戦の先に待ち受けているのは、未経験の困難や障害です。

楽な道ではありませんが、その困難や障害を乗り越えて行く中で、自分が成長して行きます。

大変な思いをしてまで挑戦しようとするのは、本当の自分(魂)が成長することを望んでいるからです。



魂には、神が内在しています。

自分を信じるとは、自分(魂)の中にいる神を信じることだと思います。

信じることで、内在している神の力が発揮されるようになります。



神の力は無限です。

信じるほど、より多くの神の力が発揮されます、

目的が成就されて行くことになります。



挑戦するものが、人や動物や社会のためになるものであれば、何も迷うことはありません。

自然法則の働きに合致しており、祝福されているからです。

最初は上手く行かなくても、最後には必ず目的は成就されます。



挑戦しても、予期した結果が得られない時があります。

挑戦する目的は、結果を得るためではなく、自分が成長するためです。

地上的な結果を残すよりも、霊的に成長した方が、はるかに価値があります。



もし、挑戦の意味が結果を出すことであれば、不公平が生じます。

同じ労力を注いでも、結果が出る人もいれば、出ない人もいるからです。

挑戦していることに意味があり、その過程で魂が成長することによって、完璧な公平が保たれています。



挑戦を後押ししている存在がいます。

私たちには、目に視えない霊界の存在が、生涯に渡り付いています。

地上の人の成長を願い、挑戦する方向に導いています。



挑戦するのか、止めるのかを決めるのは、あくまでも地上の人です。

霊界の存在は干渉出来ません。

固唾を飲んで、一歩を踏み出すのを見守っています。



挑戦することを決め、一歩を踏み出した時から、目的を成就させるように働きかけます。

力付ける、勇気が出る思念を送って、地上の人を前進させようとしています。

それが付いている、最大の目的です。



挫折するための挑戦、無理な挑戦はありません。

目の前にやって来るのは、自分を成長させる挑戦です。

挑戦することは、自然法則の働きによって生じていて、成長させることが目的だからです。



どちらか迷ったら、挑戦する方を選んで下さい。

そして、自分を信じて、背後にいる霊的な存在を信じて、進んで行けば良いのです。

目に視えない力が働いて、成就する方向に進んで行きます。



挑戦には、不安や怖れが付きものです。

自分を守ろうとしている、自我から生じています。

不安や怖れは成就させる力の流入を妨げてしまうので、心の中から排除するために、自分の中に神がいる、背後の存在から援助があると、強く信じて下さい。



信じることによって霊界とのつながりが強くなり、挑戦を成就させる力が流入して来ます。

その力によって、不安や怖れが押し流されるのを、実感できるかもしれません。

自我から生じる不安や怖れよりも、その力の方がはるかに強いのです。



死んでこの世の人生を振り返った時に、挑戦するか、止めるかの岐路に立っている自分を見ます。

挑戦する方を選んだ自分を見て喜び、止めた自分を見て悔しがるでしょう。

成長の機会をものにしたのか、生まれて来た意味を成就しているのかが、かかっているからです。





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