人は何のために生きているのか?死んだ後はどうなるのか?その明確な答えが「シルバーバーチの霊訓」の中にありました。本当の自分とは魂です。この世を生きるたった1つの目的は、魂を成長させるためです。人生で出会う障害や苦難を乗り越えること、人や動物そして社会のために奉仕することで、魂は成長していきます。死んだ後、魂は次の世界に移り、この世を振り返る時が必ず来ます。悔いのない様に、失敗を怖れず、今を大切にして生きましょう。
2013年12月8日日曜日
ガンの痛み
歯医者として仕事をしていると痛みを抱えてくる人は多くいます。
歯の神経が死んで急性の炎症を起こすと、あごまで大きく腫れてしまい、歯に少しでも振動が加わると激痛が走り、治療をすることが出来ないこともあります。
痛みのつらさは、体験している患者さんでなければ理解できません。
歯の痛みの場合は、神経の治療などをして抗生物質と鎮痛剤を処方すれば、解決することが多いのですが、ガンに伴う痛みはそういうわけにはいかず、患者さんを大変苦しませることになります。
ガンが広がり、神経を圧迫したり、骨や脳に転移などをすると、時として耐え難い痛みが襲うことがあると思われます。
近年、有用な鎮痛剤が開発されていますが、完全に痛みを取り去ることはできていません。
痛みは、身体に異常があること知らせる重要なシグナルですが、ガンによる行き過ぎた痛みは患者さんの生活の質を著しく低下させ、心を不穏にさせます。
局所のガンの痛み刺激は、末梢神経から中枢である脳に伝わり、精神により痛みとして表現されます。
楽しい、うれしい、悲しいなどの感情もみな精神、心の表現ですが、心を表現する感情は通常1つであり、うれしさと悲しさを同時に表すことは出来ません。
痛いとかつらいということも、一種の感情表現であり、激しい痛みを感じている時は、楽しいという気持ちには決してなれません。
一方、楽しいという気持ちに満たされていれば、痛みを感じなくなることもあるでしょう。
ガンの痛みを感じているよりも、楽しくうれしい気持ちでいた方が良いに決まっています。
できるだけ楽しい思いをして過ごし、痛みを感じにくくした方が賢明だと思いますが、毎日が楽しいことばかりであるわけがありません。
やらなければいけないことも、いやなこともたくさんあります。
ただ、不快に感じた瞬間にストレスとなり、ガンの痛みを呼び起こすことに繋がりかねませんから、たとえいやなことでも、しなければならないのであれば、気持よく前向きにした方が、病気のためには良いと思われます。
また、ささいなことに喜びを見出し、ありふれたことにも感謝することは大切であり、その気持ちはドーパミンという脳内ホルモンの分泌を促すことになります。
ドーパミンはガン患者さんにとってすばらしい作用があり、痛みを抑制するとともに、ガン細胞を攻撃するNK細胞の活性高めると言われています。
この様に、精神と肉体は相互に影響し合っています。
前にも書きましたが、精神は魂の表現媒体であり、魂のありさまは精神に顕れて、肉体に影響を与えます。
ガンは秩序のない無法者というべき組織ですが、自分の身体の一部であることには変わらず、魂の支配下にありますので、魂からの指令であれば従うはずです。
医学的にガンの原因は不明な点も多いのですが、私は平和、協調、調和を乱した魂のありさまがガンとして肉体に顕れ、そのことを自覚させ、罪を償うための摂理として、痛みがあると考えています。
したがって、肉体上のガンを鎮めていくために最も有効な手段は、平和で穏やかな心を保ち、取り巻くすべてに感謝し、愛することだと思います。
平和で穏やかな心により、ガンの増殖が止まり、愛する心により、存在自体が脅かされると考えています。
もし、ガンという病気を憎み、敵対して闘おうとすると、穏やかな心や、愛する心が保てなくるため、ガンは活性化し、増殖を始めるのではないかと思われます。
ガンという病気も意味があってなったのですから、否定するのではなく、例えば「あなたには本当に大変な思いをさせられているけど、お陰で大切なことにも気付くことができた」と存在を認めてみるのは、おかしなことでしょうか。
また、強い恐怖心を持ったり、必要以上に不安になったりすると、生命力である治癒(免疫)力が低下し、ガンの増殖を許してしまうと考えています。
患者さんが強い痛みを感じる時は、ガンが活性化して増殖している時だと思われますので、怖れや不安な心を拭い去り、平和で穏やかな心を保ち、愛に満ちた時を過ごすことが、何より大切だと思います。
もし、痛みやつらさに挫けそうな時は、「全ては私の魂の向上ためにある。耐えられない痛みは決して与えられない」と強く自分に言い聞かせて下さい。
それは真実ですから。
ガンが増殖するか、鎮静化するか、あるいは縮小するかは、ガンと治癒力とのせめぎあいの中で決まります。
繰り返しますが、恐怖心や不安感を克服し、穏やかで平和な心を保ち、愛に満ちた時を過ごすことにより治癒力が最高に高まり、ガンの進行と痛みを押さえ込むことにつながると考えています。
愛する人、親しい人、気にかけて来てくれる人と、楽しく語り、笑い、喜び合い、励まし合う、そんな時を過ごすことは、どんな抗ガン剤、鎮痛剤よりも効果があるのではないでしょうか。
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