学生の時は、テストがあり嫌でした。
何でこんなことを覚えなければならないの?と疑問に思うことも度々でした。
必死になって九九も漢字も覚えましたが、日常生活に活かされているので、良かったと感じています。
学校で習ったこと全てが、生きて行く上で役に立つとは限りませんが、今になってみると身に付けておいて損はなかったと思います。
これまでに人間が蓄えて来た知識を吸収するのが、学びと言えます。
その多くは、本を読んだり、人から教えてもらったりします。
私たちが学んでいるのは、言葉にされた、客観的な知識だけではありません。
目に視えないこと、言葉に出来ないことを学んでいます。
それらの学びは、自らが経験して得るしかありません。
小さい時、自分勝手な行動をして、仲間外れにされたことはないでしょうか。
嘘を付いて、それがばれてしまえば、人に信じてもらえなくなります。
世界中どこに行っても、そのような行動をすると、同じような対応をされます。
ほとんどの人は嫌な思いをして、以後、気を付ける様になります。
自分勝手な行動をして仲間外れにされるのも、嘘を付くと信じてもらえなくなるのも、自然法則の働きによるもです。
苦痛を感じることで、その行為が過っていることを学んでいます。
私たちは経験を通して、目に視えない自然法則の働きを学びながら生きています。
自分勝手な行動をしたり、嘘を付くのは、何故いけないのでしょうか?
周囲との調和を乱してしまうからです。
自然法則は、全体に調和を生み出すために働いていて、乱すような行動をすると、苦痛を伴う結果となって返って来ます。
自然法則は、私たちが生きている地球だけに働いているのではありません。
はるか彼方の銀河にある惑星に住んでいる生命にも、同じ法則は働いています。
138億年前、宇宙は生まれました。
その後、いたるところに生命は誕生しました。
神は生命に、弛まない進化の過程を与えました。
ばらばらになった生命が進化しながら、再び1つになって行く、それが神の構想と考えています。
不完全な個が、進化して霊的に1つになった時、完全になります。
生命を引き付け合う力が愛です。
個々の生命が、愛を表現することにより、1つになって行きます。
進化とは、霊性の向上です。
進化した惑星では、全ての生命が助け合い、調和をしながら、平和に暮らしていると想像されます。
私たちの地球はどうなのでしょう?
どこかで戦争が起きています。
他の生命が虐待されたり、搾取されています。
環境は破壊され、汚染されています。
「アッツ島玉砕」藤田嗣治1943年 |
毛皮にされるミンク |
失われる森林(アマゾン) |
調和を乱しているのは人間です。
進化した生命ほど神性が発揮されるはずですが、代わりに利己性が発揮されています。
多くの人が唯物的になり、神性が萎んでしまっています。
人間同士で争っていて、地球全体に調和が生まれるはずなどありません。
傷つけ合うことで生じる苦痛を通して、神の摂理を学ぶしかないのでしょうか。
互いを認め合い、許し合うこと、大きな意味で他者に愛を表現することで、争いはなくなります。
極めて単純なことですが、自我が肥大し、感情や利害に捉われてしまい、そのことに気付くことが難しくなっています。
あらゆる生命が同等に持っている健やかに生きる権利を著しく侵害し、虐げていることに何も感じなくなってしまっています。
他の生命を尊重し、愛を表現することで、地球に調和が生まれます。
率先してするのが人間の役割です。
唯物的な考えを見直す時期に来ています。
しかしながら、唯物的な考えに馴染んだ人間は、聞く耳を持ちません。
人間の意思で変わることが出来なければ、神の摂理の働きにより、抗うことの出来ない自然現象が起きることで変わって行くしかないのかもしれません。
シルバーバーチの霊訓には、こんなことが書かれています。
「魂が目覚めるのは苦しみの中です。
人生をうわべだけで生きている人は、魂が自己開発する機会がありません。
地上的な方策が尽き、八方塞がりに思えた時、魂が目覚めるのです。」
今、人類全体が同じ苦難を経験しています。
私の知る限り、人類がこれほど追い詰められるのは初めてです。
人類のみが被る苦しみなので、人類の負債を清算しているのかもしれません。
この苦難により、今までになく、多くの魂が目覚めているような気がします。
それに伴って、全体の意識に何かしらの変化が生じるかもしれません。
魂が目覚めると、唯物的な考え方から解放されます。
お金や物よりも、生命や自然に関心が向かいます。
本当に大切なものは、視えるものにはないことが判ります。
神性が発揮されると、傷つけ合うのではなく、慈しみ合います。
他の生命たちが愛されます。
他者に喜びを与えるようになります。
宇宙から見れば、地球は1つのユニットです。
美しい惑星ですが、良く見ると病んでいる部分があります。
病んでいる部分を浄化するために、惜しみなく神の摂理は働いています。
神の摂理は、愛を深く学び、それを表現して、生命が1つになるために働いています。
8 件のコメント:
いくみ様
先日霊能力の件で、コメントさせていただいた者です。
最近人気の霊感のある方が、死者は過去にしか戻れない、死者と会話することは不可能だとおっしゃっておりました。だから生きているうちにきちんと会話をすべきだと。
私は、死者は霊界で成長するし死後も生者と話ができると思って生きてきましたので。。。
また、聖書においては霊能者を用いて死者と会話することはいけないこととされていると聞いたことがあります。
私自身においては、以前頭の中で自分の意見ではない声が聞こえたことがあります。しかしながら、それが霊の声なのか、はたまた自らの幻聴なのかが未だに不明な状態ではあります。
シルバーバーチの本において、死者との会話についての記述はございますか?
そして、霊能力を持つ者、また死別に苦しむ者は、何を信じ、どのような心持ちや行動で生きていけば良いのでしょうか。
記事とは関係のないコメントになってしまいました。いつもいくみ様のブログで学びを深めさせていただいております。
匿名様
こんにちは。
少し前に、霊能力があると言われた方ですね。
人気のある霊感のある方が、死者は過去にしか戻れない、死者と会話することは不可能であり、生きているうちにきちんと会話をすべきだと言っていたのですね。
まず、死者は過去にしか戻れないと言う意味が判りません。
死者も生者も過去には戻れません。
死者と会話することは、一般的に不可能です。
地上の人は五感を通して会話をしているのに対し、死者(霊界の人)は思念で会話をしているからです。
ただ地上の人も霊的存在であり、霊的な感受性が高くなれば、霊界の人の思念を受け取るのは可能になります。
しかし、地上での会話とは全く違うので、生きている内にきちんと会話するべきだと私も思います。
聖書では死者と会話をするのはいけないと書かれているようですが、遊び半分やいい加減な気持ちでと言う意味ではないでしょうか。
霊能者は霊界と地上の間を取り持つ重要な役割を果たしています。
霊界にいる人がどうしても伝えたいことがある時、(地上の人が)霊界にいる人の想いを知りたい時に、霊能者の元に地上の人が導かれて来る時があります。
そこでメッセージを伝えられ、死んだ人が生きていると確信することが出来れば、魂が癒されて、霊的に覚醒するかもしれません。
地上の人を霊的な覚醒は、霊界において計画されたことであり、その最高責任者がイエス・キリストと言われています。
従って、イエス・キリストがいけないと言うはずがありません。
以前、頭の中で自分の意見ではない声が聞こえたそうですが、霊界にいる存在から送られて来たものかもしれません。(幻聴もその可能性があります)
霊界にいる存在には、あなたと親愛関係で結ばれた者(守護霊など)もいれば、そうでない者もいます。
霊的なことに興味半分、いい加減な気持ちで関わると、親愛関係で結ばれていない者と接触する可能性があるので注意が必要です。
少なくても聞こえたからと言って霊能力があると思い込むのは禁物です。
シルバーバーチの霊訓に、死者との会話についての記述はあるかと言うことですが、シルバーバーチ自身が死者です。
もし、いけないと思っているのであれば、シルバーバーチの霊訓など存在しません。
霊能力を持つ者、また死別に苦しむ者は、何を信じて、どのような心持ちや行動で生きていけば良いのかと言うことですが、神と霊的真理を信じなければいけません。
真理を信じていないで霊能力を持つと、誤った方向に進んでしまう可能性があります。
真理を実践するように生きるべきであり、行動の動機が人のため、動物のため、社会のためであれば間違いはありません。
心の奥底にある動機を確かめながら行動して下さい。
インターネットなどで、さまざまな情報が簡単に手に入りますが、確かなものは少ないようです。
まずは、シルバーバーチの霊訓をじっくりと読むことを、強くお勧めします。
イクミ様
本当にインターネットなどでさまざまな情報があります。インターネットだけではなく、本でもあまりにも皆さんがおっしゃることがまちまちなので、未熟な私は大変惑わされてしまいます。
霊能力を金儲けに使うと低級な霊と繋がるでしょうし、いくみ様のおっしゃるとおり、動機を確かめ、人のため動物のため、社会のために奉仕が出来れば、それが一番だと思います。
よく考えてみますと、私に聞こえた声は霊界からのものでない気がします。おそらく霊能力でなかったと...
シルバーバーチの霊訓をよく読み込んでみます。私が持っているのは、総集編1冊なのですが少しずつ他にも入手していこうと思っています。
ありがとうございました。
匿名様
まずは第1巻、11巻を通して読むとより理解が深まりますので、是非、読んで下さい。
20世紀に活躍していたイギリスの著名な霊能者の多くが、シルバーバーチの霊訓を指針にしています。
私も出会って15年位経ちますが、未だにこれ以上の書籍は見つかりません。
いくみ様
私の書き込みですが、説明の仕方が悪かったと思いますので補足させていただけますか?
今人気の霊視有名人の言うこと、死者は過去にしか戻れないというのは、死者は自分の一番輝いていた頃の見た目に戻ることができるということです。けれど、未来には行けない(年を取ることはできない)ということです。生者は未来に向かっているので年をとりますがそれができないとのお話だったと思います。
私自身は、死者は死後の世界でも成長すると思っていたので、残念に思ったのですが、色々な説があるのであまり重要視していません。
聖書の死者とコミュニケーションをとってはいけないということはネット情報ではありますが、実在の牧師様のページですので、軽視はしていませんが、悪霊と繋がる心配があるといった意味ではないかと解釈しています。
説明が上手くなく申し訳ありません。
とにかくシルバーバーチは素晴らしい書籍のようですし、いくみ様のおっしゃる、1巻と11巻を読み進めていきたいと思います。お忙しい中、親身になって冷静な回答をいただき、本当にありがとうございました。
匿名様
霊界に行くと、地上時代で1番輝いていた頃の自分の容姿に戻ることは出来ます。
この世の人が死んだ時には、自分だと判ってもらえる容姿になって出迎えます。
想像するのが難しいかもしれませんが、イメージしたものが具現化するからです。
しかし、時間が過去に戻っているのではなく、容姿が変わっているだけですので、お間違いのないようにして下さい。
霊界には時間が存在しません。
永遠の現在であり、経過を計るのは霊的な発達過程です。
おっしゃるように、死者とのコミュニケーションをとってはいけないと言っているのは、未熟な霊とつながってしまう可能性があるからです。
コミュニケーションを取ろうとする動機が愛に根ざしたものであれば、問題はありません。
書き方が良くなかった様です。
1巻と11巻ではなく、1巻と「2巻から11巻」です。
1巻はダイジェスト版で最初に読んで下さい。
2巻から11巻も同じことが表現されていますが、角度を変えて、実例をふまえて書いてあるので、通して読むと理解が深まります。(2~11巻はどの巻から読み始めても構いません)
ボリュームはかなりありますが、是非読んで下さい。
イクミ様
本は全て読むとなると大変そうですが、丁寧に読み進めたいと思います。
最後の質問ですが、素人の質問になり大変失礼且つ申し訳ないと思う次第ですが、シルバーバーチは、死者(高級霊)からのメッセージであり、霊媒の潜在意識や作られたものではないという確信は、読み進めていけば得られていくものでしょうか。
匿名様
シルバーバーチの霊訓の中に、霊媒の潜在意識で作られたものでないことの根拠が、いくつも書かれています。
書かれている内容からも、高い次元の愛を感じ取れると思います。
丁寧に読み進めて下さい。
今すぐに理解出来なかったとしても、人生で苦境に立たされた時に読んでみると、すんなり入って来るかもしれません。
あなたの魂に真理が受け入れられることを祈っています。
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