連日のように、人里にクマが出没し、人が襲われるニュースが報道されています。
今年、日本でクマに襲われて命を落とした人の数は13名で、過去最高です。
生息地域周辺に住む人にとって生命に関わる問題であり、早急な対策が望まれます。
なぜ、クマが人の住んでいる地域にまで入って来るのでしょうか。
その大きな理由として、山でドングリなどの食糧が採れなくなったことが挙げられます。
通常、冬眠前のクマはたくさんの木の実を食べて、皮下脂肪を蓄えて丸々と太っていますが、ニュースの映像を見る限り、ほっそりとしていることからも、そのことが窺えます。
十分な皮下脂肪を蓄えないと、クマは冬眠に入れません。
冬眠に入れなければ、食糧の乏しい冬は越せません。
生命に関わる深刻な状況にクマも陥っています。
クマが狂暴になったと言われますが、果たしてそうでしょうか?
人間も空腹になると(血糖値が下がり)イライラしたり、怒りっぽくなります。
クマも同じだと思います。
寒い冬が迫って来て、焦りのようなものも感じているのかもしれません。
クマは警戒心が強く、臆病な動物です。
食べないと冬が越せないので、やむを得ず食糧のある人里まで降りて来ていると考えられます。
山にいると飢えて死んでしまい、人里に下りて餌を探すと撃ち殺されてしまう、どちらにしても過酷な運命が待っています。
何故、このような状況になってしまったのでしょうか?
木の実が採れなくなった原因は、気候変動にあると考えられます。
気候変動の大元に、地球温暖化があるのは間違いありません。
ドングリやナラなどの実は、一定間隔で豊凶作を繰り返していますが、気温が高くなると凶作が短い期間で起きると言われています。
特に、猛暑の年は花芽の発育が不良になり、翌年は凶作になるようです。
猛暑が続く限り、凶作も続くと考えられます。
地球温暖化は、人間が過剰に作り出している二酸化炭素によって起きています。
つまり、クマが人里に下りて来る大きな原因を作っているのは人間と言うことになります。
気温上昇のために北極圏の氷が溶け出して(過去40年で40%消失)、アザラシなどを捕食しているシロクマは移動できないために、飢餓状態に陥っています。
私たちが知らないだけで、たくさんの生き物たちが生命の危機に晒されています。
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| 痩せたシロクマ |
全ての生き物に神性が宿っています。
霊的に同じ価値があります。
けれども、多くの人間は自分たちが最も価値のある生き物だと思っています。
そのために、人間中心に考え、他の生き物にまで関心が及びません。
人間の行いの1つ1つに、自然法則が働いています。
傲慢で利己的な行いには、苦痛を伴う結果が返って来ます。
(ケガをした人や亡くなった人に非があるわけではありませんが)クマに襲われるのは人間の身勝手な行いが原因と考えられます。
人家に入ったクマを撃ち殺す銃声がニュースで流れて、心が痛くなりました。
もちろん自分の身を守る権利はありますが、人間の諸業の被害者であるはずのクマが、一方的に撃ち殺されている現実に矛盾を感じずにはいられません。
私も日常生活で、車に乗り、電気を使い、二酸化炭素を出しているので、責任の一端があります。
非現実的かもしれませんが、人間とクマの命を守るための対策を、私なりに考えてみました。
〈短期的対策〉
・クマの食糧となるものを屋外に置かない。(柿や栗などの実も早期に収穫)
・無用な接触を避ける。(生息地域周辺の登山やハイキングなどの自粛)
〈中期的対策〉
・人里に現れたクマを射殺するのではなく、麻酔銃(吹き矢)で捕獲して、人間が恐い存在であることを自覚させて、位置情報が得られる発信器を装着して山に帰す「キャッチ&リリース」を繰り返す。(都道府県単位でクマGメンを組織してこの業務に当たらせる。)
・「クマアプリ」を開発し、一定範囲内にクマが近づいて来たらスマホに通知するようにする。
〈長期的対策〉
・放置されている人工林(スギ・ヒノキ)を間伐し、ブナなどの広葉樹を植えて、実り豊かな森林にする。
⦿学校の授業の一コマに「地球を考える(仮称)」を組込み、その中で野生動物との共生について考える。
その中で、自我(エゴ)がまだ発達していない子供たちに、こんな霊的真理が伝えられれば、どんなにか良いでしょう。
「愛が愛として本来の威力を発揮するようになれば、すべての創造物が仲良く暮らせるようになります。地球という生活環境を毒し問題を発生させる不協和音と混沌のタネを蒔くのは、人間という破壊主義者、人間という殺し屋です。すべての問題は人間が拵えているのです。神が悪いのではありません。動物が悪いのでもありません。人間が自由意志の行使を誤り、勝手に優越性を誇ったためです。」
子供たちに分かりやすく書くとこうなります。
「みんなの心の中にある「愛」がちゃんと働くようになれば、この世界の生きものは、みんな仲よくくらせるようになります。でもね、人間は地球をよごしたり、あらそったりしています。神さまが悪いわけでも、動物たちが悪いわけでもありません。人間が「ぼくたちが一番えらいんだ」と勘違いをして、好き勝手にしてしまったから、いろんな問題が起きているのです。」
「人間が悪いのに、クマを殺しても良いの?」と子供たちに問いかけたらどうでしょう?
「だめ!」と多くの子供は答えるでしょう。
「動物たちを助けるためにはどうすれば良いの?」と投げかければ、おのずと地球温暖化に関心が向くと思います。
そこで、二酸化炭素を減らすために、社会でするべきこと、自分にできることを、みんなで話し合います。
答えが出たら、今日から実行に移してもらいます。
同じような問題が世界中で起きています。
日本だけでなく世界中の学校で、今起きている問題を通して、地球温暖化について話し合います。
同じ想いを、世界中の子供たちに共有してもらいます。
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| 射殺された母クマの乳を吸う赤ちゃんクマ(日本熊森協会HPより) |
「クマを駆除する」
山にいて平和的に共存していたクマを、人里に下りて来なければならない状況を作った人間に、そんな権利があるのでしょうか。
その場しのぎで、人間のことしか考えない、エゴの強くなった人たちにいくら言っても無駄なような気がします。
動物たちの窮状と、なぜこうなったのかを教えれば、子供たちの良心に響いて、真剣に考えてくれるでしょう。
子供たち一人ひとりの意識が、人間だけでなく動物たち、そして地球全体に向かうことで、世界は確実に変わって行きます。



25 件のコメント:
イクミ様
いつも学びになるブログをありがとうございます。
体の大きなクマが、十分な食べ物にありつけないというのは苦しいことだと思います。私は、忙しくて昼食を食べる暇がなくて空腹のときは、イライラするし、その分、夜はドカ食いしてしまうし、食欲って我慢できないので、あんなに大きなクマが人里にこないと食べ物がないという現状と、人間が壊している環境を憂慮しています。移動するときは無駄な資源を使わないように自分の足で歩くようにし、新しいものを買わずなるべく物を大事に使う、など、直接クマ問題には関係ないけど、長期的に環境に良い習慣を続けたいです。
ところで、末期癌の父にヒーリングをお願いできますでしょうか。以前もお願いしたことがあり、おかげさまで医者の余命宣告からずいぶん長く経った小野に、頑張って生きております。しかし、夜はいつも1時間おきなどに尿意で目が覚めますが、尿があまり出ない状態が続いてきました。最近は輸血をたまに受けていますが、微熱が続き、食事があまりできず、本人の感覚では後1週間も持たないのではないか、と言っているそうです。それで慌てて、私も一時帰国しようかと慌てて仕事の調整をしているところです。できれば苦しまずに、人生の反省をしてすべてに感謝しながら、最期の時間を幸せに満たされて、できることなら一日でも長く生きて、私も父ともう一度話がしたいと思っています。本人は夜眠れない分、昼間はうつらうつらしているようなので、何時でも構いませんので、父の体と心が穏やかでありますように、どうぞよろしくお願いします。
冬の太陽様
こんばんは。
更新したブログを読んで下さり、ありがとうございます。
そうですね。あれだけ大きな体を維持し、冬眠の準備をするためには、相当な量を食べないといけません。
夏の大火事やクマの問題など、温暖化に対する大自然(神)からの警告として受け取らなければいけません。
お父様ですが余命宣告を過ぎても、頑張って生きていらっしゃるのですが、尿の出が悪くなり、食事もあまりできないのですね。
向こうに行く時期が近づいていると思いますが、もう1度話ができることを祈ってヒーリング行いたいと思います。
焦る気持ちがあるでしょうが、待っていてくれると信じましょう。
ヒーリングの同志の方へ
こんばんは。
コメントにありますように、冬の太陽様からお父様に向けてのヒーリングの依頼がありました。
お互いの想いが伝えられることを祈念して、今晩10時にヒーリングを行いたいと思います。
急で申し訳ありませんが、参加の方よろしくお願いいたします。
イクミ様
昨日はヒーリングをありがとうございました。熱は38.5から37.5度くらいをいったりきたりしているようですが、今朝は私の誕生日はいつだったかなと家族に聞いたそうです。それまで頑張ってくれるつもりで確認したのかなと思います。次の輸血は4日後で、輸血が受けられれば、もう少し生きられるかもしれませんが、いつ亡くなってもおかしくないと言われていて、手術や延命を拒否したため、最低限の医療措置しかとらないようです。子供のころ、雨の日父は必ず学校に車で送ってくれたこと、困ったときに助けてくれたことなど、いいことばっかり思い出され、父が元気な時は悪いことばかり思い出していたのに、不思議なものです。ヒーリングのおかげで、残っていたわだかまりが少しずつ溶けてきたのかもしれません。ありがとうございます。
冬の太陽様
昨晩は予定通りにヒーリングを行いました。
エゴが出ると反発してしまいますが、お二人は深い所でつながっていて、真の想いが表に出て来ていると思います。
その想いをお互いに伝えられることを願っています。
私はこういう問題について長年研究していますが、あなたの文章は率直に言って現実を無視していると言わざるをえませんね。
まず、原因は地球温暖化だけではありません。
この問題は複合的な問題が関わっています。
・生態系
・行動学
・地域構造
,林業
・防災
・里山管理
これらが絡み合った問題です。
私が思うにあなたの主張は因果関係が成立していないのに倫理的な結論が先に来ています。
つまり、「人間=悪」「クマは悪くない」という結論ありきで理由を後付けするような主張です。
私があなたの文章を読んだ限りあなたの主張はこうなっています。
人間が悪い
温暖化も人間のせい
だからクマは悪くない
よって駆除してはいけない
技術で解決するべき
人間は傲慢
人間が悪い。クマは悪くないのに殺してはいけない
子どももそういうはず
地球温暖化の問題は人間が招いた。
よって人間が悪くてクマは一方的な被害者。
また、あなたのたいさくとしてかんがえたあGPSやクマアプリによる対策案は絵空事です。
なぜならクマは移動するためGPSで特定するどころかかえって混乱を招くということになります。
それに、位置を特定することが直接的な被害を減らすという解決に繋がりません。
麻酔で捕獲して山に返す→麻酔が効くまでには想像以上に長い
その間にクマによる被害を防ぐことができると思いますか?
人里に降りてくるクマはリスク耐性が高いため再び降りてくる可能性が高いです。
「「人間が悪いのにクマを殺していいの?」→
「子どもならダメというはず」
これは倫理でも科学でもなければ自分の道徳感を補強するための道具として子どもを利用しているだけでは?
子どもは実際の現実を知らないだけであり、正しさの象徴ではないのです。
現実的な問題を観ずに道徳だけを持ち出すのはあなぜですか?
もしかしたらあなたは「道徳的に純粋な自分を演出したいだけなのでは?」
「私は弱者の味方です」
「私は道徳的に純粋な人間です」
「人間の傲慢さを見抜いて批判できる人間です」
「子どもに純粋な道徳感を教える善い自分」
何一つ解決に結びつかないのにこういう話をしている時点で自分の善性や道徳性をアピールしたり演出するのが目的なのかな?と思ってしまいました。
被害者の惨状は見るに耐えないものですが、そうした被害者や遺族の前でそう言ったことを述べることはできるのでしょうか?
おそらく大半の被害者にとってあなたの言っていることは聞くに堪えないものだと思いますよ。
匿名様
こんにちは。
ブログをお読みになり、貴重なご意見をいただき、ありがとうございます。
クマの問題は複合的であることは承知しています。
ただ、クマの食糧が採れなくなったのが主因であり、それは気候変動(地球温暖化)の影響を色濃く受けています。
山火事もそうですが、大自然(神)から、人間に対する警告のように感じています。
昔は上手く共存していたのに、現状の多くの原因を作っているのは人間です。
被害者や危険に晒されている人から見れば戯言のように聞こえるかもしれませんが、根本的な原因を無視して、クマだけを駆除しても、解決にはならないと言いたかったのです。
本文中にも書きましたが、「愛が愛としての本来の威力を発揮するようになれば、すべての創造物が仲良く暮らせるようになります。地球という生活環境を毒し問題を発生させる不協和音と混沌のタネを蒔くのは、人間という破壊主義者、人間という殺し屋です。すべての問題は人間がこしらえているのです。神が悪いのではありません。動物が悪いのでもありません。人間が自由意志の行使を誤り、勝手に優越性を誇ったためです。」
このシルバーバーチの言葉を深く受け止めています。
霊界にいる人たちは、罪のない動物たちが殺されて行く現実を憂いています。
その想いを、少しでも代弁できればと思いながら書いたつもりです。
人間が知恵を出して解決して行かなければならない問題です。
おっしゃる通り、GPSは非現実的かもしれません。
実際に起きていることを知ってもらい、子供たちにこの問題(環境)について話し合って、共通の認識を持ってもらうのは極めて大切だと考えています。
自分たちが長く深く関わって行かなければならない問題であり、より良い世界を作って行くために必要です。
このブログを見ている皆様にも、当事者の一人として真剣に考えてもらいたかったのです。
稚拙であることは十分に承知していましたが、まずは自分から書いてみようと思った次第です。
匿名様が、この問題を長年に渡って研究されているのであれば好都合です。
霊的真理を踏まえた上て、ご自身の純粋な考えや実現可能な解決策をご教示いただければ、コメントを見ている皆様の参考になると思います。
よろしくお願いいたします。
匿名様がおっしゃる「現実を無視している」というのは、少しわかる気がします。
シルバーバーチの霊訓だけでなく、あらゆる宗教にも言えることですが。
霊訓、聖書、宗教の教えは色々有りますが、霊的なものに偏りすぎると、ただの現実逃避や絵空事になってしまいます。
霊的真理を参考にしつつも、現実をきちんと見据えて、具体的に対策していかなくてはならないのでは?
わたしは、こうなってしまった以上、超短期的に見ればクマの駆除は仕方ないと考えます。
でも、その上で、私たち人間の生活の見直しや温暖化対策を並行してやっていかなくてはなりません。
ちなみに、麻酔銃は今の日本の状態だと法的にも技術的にも難しいそうです。クマの体格により麻酔の量によっては殺してしまうことになりかねませんから。
既に連日のテレビ報道で皆が色々と考えを巡らせていると思います。まずは家庭内で話し合うのも良いかもしれません。
色々書きましたが、わたしも、長く研究しているという匿名様の具体的対策について是非とも聞いてみたいですね。
masako様
こんばんは。
ご意見を書いていただき、ありがとうございます。
ご指摘の通り、人には自分の身を守る権利があり、現実を見据えて対策を講じて行かなければならないと私も思っています。
ただ、霊的真理を知っている者として、世の中の流れに迎合することなく、発信しなければいけないとも考えています。
私はシルバーバーチの書籍から、霊的真理のほとんどを学びました。
ご存じかもしれませんが、そこにはこう書かれています。
「私たちも、どうせ今すぐには実現できないと知りつつ、理想を説いております。もしも私たちが努力目標としての理想を説かずにいたら、与えられた使命を全うしていないことになります。目標の水準は高めないといけません。低くしてはいけないのです。」
地上にいる未熟な私が言うのはどうかと思うのですが、霊界の人たちは真理を知っている者に対して、伝えること、実践することを求めています。
そうですね。
麻酔銃の使用は許認可があり、使用面でも難しい点があります。
masako様が言われるように、なぜこのようなことが起きているのかを、それぞれの家庭で話し合うところから始めたら良いと思います。
命について考える良い機会にもなります。
いくみ様
いくみ様がおっしゃりたいことはよくわかります。
しかしながら、シルバーバーチが理想を教える立場だとしたら、私たちはその理想をどのように現実に落とし込むかを上手く伝える立場にあるのではないでしょうか?
でないと、霊的真理を知らない人たちにはただの理想論と思われてしまうし、現実を懸命に生きている人からは反発を受ける可能性もあると感じます。
masako様
理想を現実に落とし込む難しさを、いつも感じています。
クマの問題にしても、動物と本質(魂)は変わらないこと、霊的に上に立つものが下にいるものを擁護しなければいけないこと、因果律の働きから人間に責任があるなど、包括的に真理を説明して、受け入れてもらう必要があります。
全ての人に受け入れてもらうのは無理で、反発もあるでしょうが、中には賛同してくれる人もいるはずです。
そんな人を、少しずつ増やしていければと思っています。
簡単ではありませんが、真理を伝えて動物たちを救いたいと言う想いさえあれば、霊界から適切なインスピレーションやアイデアが伝わって来ると思います。
イクミ様
ほんとにお久しぶりです。
最近のクマに関する記事を見るたびに、
イクミ様ならどのように考えられるだろう?と思っていましたので、
思わずコメントを書かせて頂きました。
特にイクミ様なりの対策方法を記述には、同感以外ありません。
クマがかわいそうという意見に対して、
どこがかわいそうなんだ、人の命がかかわっているのに、
駆除すべきだという意見を見ると残念に思えてなりません。
イクミ様のご意見が一般的になるのは先のことに
なりそうだとは思いますが、その時は必ず来ると思います。
クマが可哀想なのは分かります。でも、人間が殺されるのもいけませんよね。
良い未来に向かって、具体的な策を考え、具体的に行動していくのが、一番大変ですが、一番効果的。
たとえば、あなたの意見は間違えてる・正しいとか、そんなことをいうのは簡単なことですよね?
大変ですが、行動をすることこそが、シルバーバーチの望むことだと思います。
そんなわたしは、マイボトルを使う、車に乗らない、無駄な資源を使わない、ゴミを出さないくらいしか出来てませんが。
もっとできることを探してみます。
また、家族が生物学の研究員なので、働きかけはしています。
まず、家族との話し合い、自分自身の行動の見直しから始めています。
色々な意見があると思います。現実的にもスピリチュアリズムの観点からも何が出来るのか考え小さなアクションが全体に普及することを望みます。厳しい批判も分かりますが、愛をもって現実的に考えて頂きたいです。
ぎろ様
お久しぶりです。
ぎろ様も私と同じことを感じていたようなので安心しました。
感じ方は人それぞれであり、それが地上ですが、見過ごせないものもあります。
出来ることは限られていますが、霊的真理を知った者として、良心に忠実な言動をして行きたいと思っています。
来年は山のドングリが凶作になることなく、クマが人里に下りて来なくても済むことを祈りましょう。
fS369様
こんばんは。
コメントをいただき、ありがとうございます。
そうですね。愛をもって現実的に考えて行かなければいけません。
その場しのぎではなく、真剣に取り組んで、知恵を出し合えば、良い方策が必ず見つかるはずです。
解決策はについて話し合うことはあくまで手段であってそれ自体が目的ではありません。
解決策は専門家やこのような問題に直面している人たちによって共有されていくべきです。
この問題は非常に複雑かつ複合的であり子どもが理解するのは難しいのです。
また、都会に暮らす人や被害に無縁な人がこの問題をより身近に理解するのは難しいでしょう。
そう言った背景があるために仮に話し合いをしても実態からかけ離れた結論になってしまうと思います。
私はクマが悪いとかあるいは人間が悪いとかそう言うことを言いたいのではなくて、構造的な問題が背景にあるため解決策は根拠をもとに議論され共有されなければいけないと考えています。
「愛が愛として本来の威力を発揮するようになれば全ての創造物が仲良くくらせるようになります(以下中略)」
シルバーバーチは人間の霊性の進化の暁に至ることになる理想と未来を示したのであり、クマによる被害の現実的な対応について言及したわけではありません。
それはシルバーバーチの霊的な使命とは異なるものです。
シルバーバーチは人間が抱える問題はあくまで人間が解決するのであって私たちが肩代わりすることはできないとも述べています。
私は決してクマが駆除されることを肯定しているわけではありません。ただ一つ伝えたいのは仮に人間全体が生み出したとしてこの問題の結果として実際の被害を受けるのは1人の人間とその家族なのだと言うことです。
全体の責任を個人が背負うことになっていることに不公平と矛盾を感じませんか?
この問題は単純に「人間の責任」とは言い切れません。同時に「クマの責任」とも言えません。
例えば高齢化や過疎化によって人の気配が無くなるとクマは山と里の境界を認識しにくくなります。その結果クマが里に降りてきて被害をもたらすと言う背景があります。
この問題は構造的背景に由来しているため特定の存在にのみ責任を転嫁することができないのです。
一方で被害を受ける個人や家族の苦しみは現実です。農産物の被害も深刻で対策を講じる必要があります。
専門家や有識者たちの間では被害を減らすために以下の対策が共通認識となっています。
・危険な個体の駆除
一度里に降りて被害を起こしたクマは学習により再び里に降りてくる可能性が高いです。
こうした個体を放置すると子や次世代に危険な習性が定着する恐れがあります。
・餌源の徹底排除
クマは非常に嗅覚が優れており人里に餌になりそうなものがあるとすぐに集まります。
生ゴミや果物、家畜の飼料などの管理は徹底させるべきです。
この対策を行わなければクマを駆除しても根本的な解決に直結しません。
・電気柵や防護柵の設置
実際にこれらはコストとそれが生み出す効果が高いため対策として非常に有効です。
実際、この対策によって農産物への被害を減らした事例もいくつかあります。
こうした対策を組み合わせることで、クマと人間の共存に向けた現実的な解決策が見えてきます。動物への愛や思いやりは大切ですが、クマがもたらす被害に目を瞑り無視することもできません。
こう言った構造的な背景や対策についての知見が広まることでこのような構造的な問題が改善に向かい、それがが人間とクマ双方にとって最善の結果を生み出すのだと感じています。
匿名様
こんばんは。
コメントを拝見して、しばらくしたら「AI」というインスピレーションが伝わってきました。
失礼かと思いましたが「匿名様のコメントがAIで作られた可能性」をAIに尋ねたところ、結果は70~85%でした。
仕事以外で自由になる時間が限られています。
誠に申し訳ありませんが、神と霊界に誓って、ご自身の純粋な文章であると言っていただければ、返信したいと考えております。
割り込んでしまうようになりすみません。
AIだったとしても、匿名様の書かれた内容は正しいとしか私は思えません。
AIかどうかは、問題の論点ではありませんよね?
今の状態をどうにかしたいのであれば、理想論や祈りだけでなく、実際に活きるやり方を考えないと。
ただ、匿名様の第一弾の書き込みは人格否定ともとれる攻撃的な言い回しは良くないと思います。
イクミ様にも匿名様にも通じないかもしれませんし、余計なお節介かもしれませんが。
masako様
おはようございます。
正しい、間違っているに関わらず、私はAIで作られた文章に対する意見は書くつもりはありません。
匿名様の文章に対する意見や反論を、私がAIに書かせても(正しければ)良いと言うことになり、それでは全く意味がないと思うからです。
現実的な対処は当事者や行政の手に委ねられることになるでしょうが、霊的真理を知った者として、稚拙な内容だったかもしれませんが、何か書かずにはいられませんでした。
人のため、動物のために何ができるのかを、霊的真理に則った意見を聞きたかったのですが、それぞれの考えはやはり違うために難しさを感じています。
ありがとうございました。
そうですか。私は現実が土台にあってこその霊的真理だと思っています。
こちらでの議論は難しいかもしれません。
こちらこそありがとうございました。
私の知見や経験、判断、意見をもとに読みやすいようにAIによって修正と校閲を加えました。それによって文章の内容や私の意見が伝わりやすくなればと思ったのです。
私の考えをわかりやすく伝えるための手段としツールを利用することは常識なのではないかと思ってきたのですが…
なぜなら、どれだけ自分の意見を伝えたくても伝わるように表現しなければ意味がないからです。
特にこのように複雑かつ複合的な問題においては専門的な知見が求められるため、そうでない人にもわかりやすく表現して実態を把握してもらうとなるとそのようにするしかなかったのです。
分かりました。あなたのご指摘をもとにここからはツールを使わずに全て私の文章のみで表現しましょう。
回りくどい言い方で分かりづらかったかもしれませんが、問題は複雑で愛や道徳だけで解決できるものではないのです。
この問題は生存や命がかかっている切迫とした問題であるり、愛や道徳といった理性や動機の純粋性に根ざして解決できるほどの余裕は多くの場合ありません。それが理想と現実の乖離です。
直感的にわかりやすくこの現状に切り込むとクマが駆除されて死ぬか、あるいは人間がクマに喰われて死ぬかのどちらかです。
クマがかわいそうだがらといって人間が喰い殺されていくのはかわいそうではないですか?それを黙って見過ごすことが果たしてひとりの責任ある人間として適切なの行いなのでしょうか?
あなたの意見を借りて話せば地球温暖化が人類全体の問題であるとしたとした場合、それによって実際に被害を受けるのは1人の人間なのですよ。
人類全体の問題によって個人が犠牲になるのは不合理ではないですか?ということを伝えたいのです。
なぜ1人の人間が全体の生み出した問題の責任をたった1人で背負い、犠牲者として死んでいかなければいけないのか…
霊的真理をもとに私がこの問題について理解するに動機こそが最も大切だと考えています。
シルバーバーチは世界大戦下に置いて祖国を守るために相手を殺すことを厭わない人間を霊界側が咎めることはできないと言っています。
なぜなら祖国と家族、それらを守るという動機は良心と道義心に忠実なものだからです。
そして、時に自ら命を終わらせなければいけないことや相手に殺されるという現実をもとにその覚悟と動機の純粋性について述べました。
私が思うに愛や霊性というのは理想の中だけで語られるものではなく、現実の厳しい現状に目を瞑らずにむしろそこから見出すことこそが本質だと思うのです。
真理と現実は別のところに位置しているものではなく、実生活に適応させることで統合されなければいけないからです。
シルバーバーチの先ほどの発言については当時の出席者たちからも様々な意見が飛び交いました。
実際に霊的真理とシルバーバーチの霊訓から学んでいる人でもその発言についての意見は分かれるのではないかと思います。
私が思うに、現在の地球は完全から最も程遠い世界です。核兵器などは存在してはいけないというのが倫理的に真っ当な意見かもしれませんが、それによって戦争の抑止力となっています。それが理想と現実の差です。
ですからクマを殺すというのも単に食糧や装飾品とするための目的、あるいはそのような動機であれば大いに咎められるべきだと私は思います。
ただ、「人命を救うため」、「地域や家族の安全を守るため」、「この問題を解決に向かわせるため」
このような動機であればそれを咎めることは出来ません。私はこう言った解決をもとにクマを駆除すること、そのためにクマが犠牲になることには一定の理解を示すべきと考えています。
解決として考えた時、里に降りてきた個体は駆除しなければ問題が返って悪化します。駆除は共生においての根本的な解決策のひとつであるという認識は日本のみならず世界中の専門家や方針立案に関わる人間たちに共有されているコンセンサスなのです。
その理由は前の文章でも述べましたが、里に降りてきて人間に被害をもたらすクマはその習性が子や孫、その後の次世代にも受け継がれ定着していくからです。それによってさらなる被害の拡大が生まれるという構造的な背景が確かに存在するのです。
クマを駆除するしないという表の出来事の裏にある切実な背景と解決への厳しい道のり、そこにある私たちの葛藤と想いをただ知って欲しいだけです。
人間が殺されるかクマが殺されるか、これは等価交換であるというのが今の現実です。
この問題はどちらかが必ず犠牲になる構造であるため目を瞑りたくなるのはわかりますが、仮にどれだけ痛みを伴ったとしてもこの問題を直視することでしか問題解決の糸口を掴むことは出来ないのです。
そして理想と現実を統合させてこの問題への解決策を示していかなければいけません。身の危険が差し迫った窮地において、厳しい状況に置かれたひとりの誰かがこれを実行していかなければいけないのです。
匿名さんの入り方が、masakoさんも指摘されてたように良くなかったと思います。返信の対応が180度変わってたので、すぐにAIだと分かるし最後の返信も最初のコメントとまるで雰囲気がちがう、言ってる事は凄く理にかなってるしまともすぎるけど人間臭さがない。これもまたAIに頼ったのかな~と思います。
イクミさんの思う所は何となくわかりますよ!十年以上ブログを拝見してるので!
ここでは答えが見つからない話題です!
匿名さん、masakoさん、このコメントを拝見している皆さんの気持ちはみんな一緒だと思います。
困っている人や動物に手をさしのべるのが一番の宗教ですよね!
小さな事からコツコツと
AIは、少しだけ文を整えるだけ。とかもできますよ。
AIと宗教って相対するものだけど、どちらも毛嫌いしたり逆にのめり込むのものではなく、上手く関わることが大事だと思いますけどね〜。
私が言っても、あまり、伝わらないかもしれません。文章下手ですから・・・
余計なことばかり言ったかもしれません。失礼しました。
では、お邪魔しました〜👃
匿名様
こんばんは。
返信が遅れて申し訳ありません。
ご自身の生の声を書いていただき、ありがとうございます。
改めていろいろと考えてみました。
もし、私がクマの出没地域に住んでいて、子供が毎日歩いて学校に行かなければならないとしたら、果たして同じことを言えるのか分かりません。
クマがかわいそうだがらといって人間が喰い殺されていくのはかわいそうではないですか?それを黙って見過ごすことが果たしてひとりの責任ある人間として適切なの行いなのでしょうか?と言われていますが、当然のことながら、人間にも自分の命を守る権利があり、見過ごすつもりはありません。
fS369様が別のところで、「生命は人間に産み出すことのできぬ尊いもの。故に動物界の生命を奪う権利も本来は持ち合わせていない」と書かれていましたが、こちらの真理も重いものがあります。
命を奪う前に、霊的に上に立つものとして、するべきことがあると思います。
理想と現実の狭間で、落としどころが非常に難しい問題です。
マサル様が書かれているように、ここでは答えが見つからない話題だと、私も考えています。
問題提起をしていただき、本当にありがとうございました。
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