全国で大学入試が行われています。
神社に行き、合格祈願をする人は少なくありません。
祈ることで、不安な気持ちが和らぐような気がしますが、点数を取れば合格し、取れなければ不合格となる現実は変わりません。
もし、結果が変わってしまうのであれば、公正とは言えません。
この世界は、目に視えない自然法則(因果律)の働きにより、完全な公正が保たれています。
自然法則の働きに適った行いは成就し、反した行いは頓挫するようになっています。
読売新聞オンラインより |
その動機は利己的です。
人を傷つけ、国土を破壊する行為は、自然法則の働きに反しています。
始めた時点で、頓挫する運命にあります。
今、私たちが生きているのは物質的な世界です。
そのため結果が直ぐに現れるとは限りません。
不公正がまかり通っているように見える時があります。
けれども、頓挫させる事象(結果)がどこかで生じます。
過ちに気付き、悔い改めることになり、公正さを取り戻すようになっています。
今の状況はロシアにとって想定外です。
自然法則の働きによるものでしょうが、そんなことなど知る由もありません。
思い描いていた通りになりそうもないと感じ始めています。
しかしながら、引くに引けません。
撤退すれば国家の威信は失われ、罪を問われることになるからです。
負けることが許されす、勝つこともできない、出口の見えないこの戦争を終わりにする方策は見当たりません。
トルコの地震で倒壊した建物 © Sputnik / Sertaç Kayar |
たくさんの建物が倒壊し、5万人以上の人が亡くなりました。
今もたくさんの人たちが助けを求めています。
今すぐに、ロシアはこう宣言したらどうでしょうか。
「隣国であるトルコを助けることを最優先する。」
ウクライナからロシア軍を直ちに撤収させて、その足で黒海の対岸にあるトルコの被災地に向かわせます。
銃をスコップに持ち替えさせ、戦車から重機に乗り替えさせて、瓦礫の前で助けを求めている人たちのために働きます。
復興には、膨大な人力を必要とします。
数十万の兵士の力は頼りになるでしょう。
たとえ本心からではなかったとしても、負けを認められないロシアの事情を察して、トルコの人たちは快く受け入れてくれるかもしれません。
人を傷つけ、街を壊す行為は、事態を悪化させるだけです。
これ以上戦況が悪くなると、(核兵器の使用など)起きてはならないことが起きてしまうかもしれません。
人を助け、街を建て直す行為は、自然法則に適っているので、事態を好転させます。
失墜した信用を、少しでも回復させることにつながります。
夢みたいな話だと笑われてしまうかもしれませんが、これが最善の方策だと私は思います。
自然法則の働きは完璧です。
犯した罪から逃れることはできません。
それぞれの人に、過不足のない償いが待っています。
償いをしている時、その人の魂の成長は止まります。
戦争で殺された人たちは、この世で予定されていた成長ができません。
大切な人を奪われた人たちには、怒りや憎しみや失望が生まれて、成長の妨げとなります。
良心の声を無視して引き金を引いた人は心に深い傷を負い、成長が妨げられてしまいます。
多くの人の成長を妨げてしまう愚かな行為が戦争です。
人は物的にばらばらです。
けれども、霊的に1つです。
人を傷つけるのは、自分を傷つけているのと同じです。
一蓮托生なのです。
人類の進化の妨げてしまう戦争を、一刻も早く終わりにしなければいけません。