2011年1月4日火曜日

重くのしかかる言葉



シルバーバーチの霊訓で私に重くのしかかる言葉があります。

1つは(霊的真理を)知っていて罪を犯すのは、知らないで罪を犯すより、遥かに罪が重いということです。

今までのブログに書きました通り、医療費の不正請求を行い保険医取り消しという行政処分を受けました。

最初に不正な請求をした時のことを振り返ってみると、こんなことをしてもいいのだろうかという、良心の声を感じたにもかかわらず、「他の人も当たり前のようにやっているのだから」という、誤った考えにかき消され過ちを犯しました。

つまり、悪いことと知りつつ、適当な理由をつけてしてしまったのであり、その結果、想像した以上の処罰となりました。

霊的真理を知った今、私が同じ過ちをしたならば、その罪はさらにさらに重くなります。

人を処罰するものとして法律がありますが、この世で生きていく中で嘘をついたり、ごまかしたり、傷つけるようなことを言ったりしても、罪にならないことがほとんどです。

ばれなければいいと考えて、過ちを犯すこともあります。

法律を逃れることは出来ますが、神が創った法則を逃れることはできません。

人は騙せても、自分の魂、そして神を騙すことは出来ません。

その過ちは魂に刻み込まれ、死後後悔の念とともに、相応の償いをしなければなりません。

因果律という冷厳な法則の存在に、畏れを抱き、言動そして想いが摂理に背いていないか、また利己的になっていないかを、問い質す日々となりました。

余談になりますが、誰でも知っていますが、今では納得できない諺に「正直者は馬鹿を見る」があります。

正直に生きている方は、物質的に損をしたり苦労を背負ったりすることもありますが、霊的には正道を歩んでいると思います。

馬鹿を見るどころか、賢明な生き方です。

もう1つは、霊的真理を知ったら、他の人に伝えなければいけないということです。

シルバーバーチが語る真理は、この世、そしてあの世においても最も大切な事実であることを、幸いにも得心することが出来ました。

生命が永遠であるという、1つの真理をとってみても、計り知れない恩恵を人に与えます。

悲しみ、絶望が深いほど、孤独、苦痛が耐え難いほど真理は光り輝き、革命をもたらすと思います。

今の世の中で、真理を渇望している方は、想像する以上にいることでしょう。

人に伝えなければ、私にとって最も大きな罪を犯すことになります。



以前、悲惨な事件に巻き込まれ絶望のどん底にいる家族を報道で知り、いたたまれない気持ちになり、是非真理を知ってもらいたいと、手紙を書いたこともあります。

周りにいる全ての人に伝えたいという気持ちは常にありますが、動機が相手のことを考えずに単に義務を果たすためとなっていないか、検証をしなければいけません。

私がヒーリングをした人、周囲で愛する人を失った人、つらい立場に置かれている人、霊的な世界に興味を持っている人に話をしていますが、少なくとも動機に利己的なものはないと信じています。

話を真剣に聞いて下さる方がほとんどですが、伝えたことをどう受け取ったかを知ることは出来ません。

もっと知りたい方には、続けて話をしたりシルバーバーチの霊訓を読むことを勧めていますが、真理を受け入れる時期が来ていることを願うばかりです。

一人でもの多くの方に霊的真理をお伝えして、この世で与えられた使命を果たせていけたら本望です。