新型コロナウィルスの流行の勢いが増しています。
既に世界では2億人を超える人が感染し、423万人が亡くなっています。
一刻も早く収束することを望んでいますが、人間をあざ笑うかのように、ウィルスは静かに拡がっています。
コロナウィルスは、もともと野生動物と共生していたと考えられています。
その野生動物と人が接触したことによってウィルスに感染し、感染したウィルスが突然変異をして、人から人へと感染するようになったと考えられます。
もし、野生動物との住み分けが出来ているのであれば、宿主との接触はないため、人が感染することはありませんでした。
ところが、開発のためにウィルスの宿主となっている動物の生息する領域に、人は足を踏み入れています。
エボラ出血熱やマラリアなど、多くの伝染性ウィルスは熱帯付近に住む動物や昆虫を宿主にしています。
近年、地球温暖化が進んだことによって、宿主となっている動物や昆虫の生息域は拡がっていると言われています。
雲南省の洞窟に住むコウモリは、新型コロナウィルスのゲノム(遺伝子)配列と96%一致しているウィルスの宿主となっています。
ベトナムに隣接する亜熱帯性の気候の雲南省にいた宿主のコウモリが、地球温暖化に伴い中国北部に生息域を拡げていった可能性もあります。
いくつかの条件が重なって、コロナウィルスの宿主となっている動物と人が接触してしまい、新型コロナウィルスが誕生したのではないかと考えられます。(雲南省で過去に起きた感染症の患者から採取したコロナウィルスが武漢の研究所に保管されていたという説もあります。)
ここ100年で地球上の温度が0.64度上がっています。
数千年間、ほとんど変化がなかったことを考えると激変と言えます。
ご存知のように、地球温暖化は空気中の二酸化炭素濃度の上昇によって起こります。
二酸化炭素は、人間の生産活動に伴い化石燃料(石油)が燃焼されて排出されます。
先進国では規制されつつありますが、発展途上国では野放し状態です。(しかし先進国が辿ってきた道なので後進国を非難できません)
去年の今頃は、世界中の人が新型コロナウィルスを恐れて、人と接触する行動を控えていました。
そのために、産業革命以降最大の温室効果ガスの排出が減少したそうです。
よく考えてみると、地球規模でこれだけ人間の行動を抑制させるものは、ウィルスの他存在しません。
偶然の産物ではなく、人間による地球環境の破壊を防ぐための安全装置のようなものが、自然の中に仕組まれていたのではないかと思っています。
この宇宙には、目に視えない自然法則が隅々まで働いています。
自然法則を創造したのは神です。
神の心は愛です。
神の愛が、自然法則によって表現されています。
わがままや自分勝手を、神は好みません。
地球上で人間があまりにも利己的で傲慢で貪欲になり、それが神の心に反しているために、自然法則が作動して、世界規模でウィルスの流行が起きたと私は考えています。
その証拠に、苦痛を被っているのは人間だけです。
今回のウィルスの流行は、人間の行動を抑制するので、地球温暖化によって多大な被害を被っている罪のない動物たちにとって歓迎すべきことです。
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地球温暖化の犠牲になったシロクマ |
地球上の生命を、人間は尊重しなければいけません。
具体的には、温暖化の抑止に真剣に取り組み、野生動物の棲む森林に勝手に人間が入らないようにしなければいけません。
個々のレベルでは、不必要な消費や移動を控えることが大切です。
簡単に言えば、質素に暮らすことです。
1人1人の人間が、地球全体のことを考えて生きることで、この様なウィルスの流行を防ぐことにつながると考えられます。
今、起きている流行を止めるためには、人と人との接触をなくすしかありません。
しかし、生活して行くためには人と会わなければならず、仕事もしなければいけないので、現実的に不可能です。
人と人との接触が避けられない現代社会において、長期間に渡って流行が続くと考えらえます。
麻疹や風疹などのウィルスは1度感染すると、2度と移りません。
しかし、今回のウィルスは1度感染しても、変異をするので、再び感染する可能性があります。
イギリスの政府系の研究機関では、今後も高い確率で変異種が出現し、サーズの10%やマーズの35%に匹敵する致死率を持つ変異株が発生する可能性があると報告しています。
流行が続く中で、今まで経験したことのない、感染力が強く、しかも強毒のウィルスが出現してもおかしくありません。
絶対にそうあって欲しくありません。
流行を止める、最も有効な手段としてワクチン接種が挙げられます。
ワクチン接種には、賛否両論があります。
人為的に作られたものであり、私自身も接種したくありませんでした。
臨床試験も十分でなく、長期的な経過も追えていないので、この先どんなことが起きるのか判りません。
接種後の副反応が強く出る人は想像以上に多く、亡くなってしまった人もかなりいて、その事実が隠蔽されている様にも思えます。(最近になり2回目接種後に4分の3の人に発熱があったと公表)
そんな理由から、ワクチンに対して不信感を持つ人がいても仕方がありません。
ワクチンにより、全ての問題が解決するわけではありません。
しかしながら、重症化が抑えられ、より多くの人の命が救えるのは歴然とした事実です。(2021年6月アメリカでの死亡者の99.2%は未接種、2021年8月大阪でワクチン2回接種した人の重症者0%、死亡者0%)
ウィルスに怯えながらの生活に対し、いくばくかの安心感も得られます。
未接種で感染した時のリスクと、接種して生じる副反応のリスクを勘案すると、前者の方がはるかに大きいのではないでしょうか。
これは全く個人的な意見です。
以下の2つのことを実行すれば、新型コロナウィルスの流行は収束に向かうのではないかと思います。
1.世界中の人に満遍なくワクチンを行き渡らせる。
2.人に移さないためにマスクをする。
そこに立ちはだかるのは、人間の利己性です。
自分さえ良ければと言う考えが、世界中の人にワクチンが行き渡るのを妨げます。
イスラエルの人は3回目の追加接種を行っています。
片や、イスラエルが実行支配している隣り合わせの地域に住むパレスチナ人たちは、未だに受けていません。
アメリカではワクチンを受けた人にお金を与えているそうです。
また、3回目の追加接種を見合わせるWHOの要請を拒絶しました。
ほとんどの人が接種できていない国があるのにもかかわらず、一部の国では余剰なワクチンを持っているようです。
自国で必要十分なワクチン接種が終わったら、まだ受けていない国に回すべきです。
国が貧しくワクチンを買えないのであれば、富める国が援助するべきです。
そうすれば、世界中の人にワクチンは行き渡るはずです。
一部の国で過剰にワクチン接種がされ、一部の国では全く行き渡らない、これは利己性以外の何者でもありません。
明らかに、神の心(自然法則)に反しています。
このような状態が続く限り、ワクチンが接種されていない国において流行は収まるはずはありません。
一部の地域で感染が続く中で、ウィルスに変異が起きる可能性があります。
ワクチンを無力化させるようにウィルスが変異すれば、再びワクチンを接種した国にも流入し、感染が拡がって行きます。
そんなことを何度か繰り返しているうちに、世界中のすべての人に同時期にワクチンが行き渡らなければ、流行は収束しないことに気付くのかもしれません。
無限大の宇宙の中に存在している小さな星が地球です。
そこに住んでいる全ての生命は同胞です。
人間同士は、同胞の中の同胞です。
1人1人の肉体は独立していますが、人類は霊的に一体です。
一体であれば、持つ者が持たざる者に分け与えるのは当然です。
しかしながら、地上では自由競争や個人主義という名の元に、貧富の差があって当然と、多くの人が思っています。
富める国の人たちは、貧しい国の人たちが苦しんでいるのを見て見ぬ振りをしています。
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コンビニで廃棄される食品 |
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アフリカの飢えた子供 |
今まではそれで良かったのですが、今回はそうは行きません。
助け合わなければいけません。
苦しんでいる人や動物に気付いていない、あるいは無視し続けてきたので、神の心(自然法則)が働いたのではないでしょうか。
地球は1つであり、生命は1つであることに気付かせる意図があるのかもしれません。
もしそうであれば、国単位ではなく、地球単位でウィルスの流行を収束させなければいけません。
小さなことですが、流行を収束させるにはマスクをすることも大切です。
マスクをする目的はウィルスを移されないためですが、霊的に見れば人に移さないことに意味があります。
マスクをしないのは個人の自由ですが、利己的な振る舞いであるため、流行を収束させる妨げとなります。
ワクチンを接種したら重症化は防げますが、感染が防げるわけではありません。
世界中で今流行しているデルタ株は、ワクチンを接種した人でも感染する可能性があり、感染すれば未接種者と同等のウィルスを排出すると言われています。
イギリスやアメリカなどワクチンを多くの人が接種している国でも、再び感染が拡がっています。
その理由の1つに、自分はもうワクチンを打ったから大丈夫と、マスクを外してしまったために、知らずに人に移していることも挙げられます。
利己的な行動によってウィルスの流行は拡大し、利他的な行動によって収束すると考えられます。
ウィルスの流行という自然現象を通して、神の心に適った行いをするように正されているような気がしてなりません。
自然現象にも霊的な側面があります。
新型コロナウィルスは、人間の利己的な行動が原因で発生し、そして流行していると思われます。
人類全体が、結果責任を負わされています。
個々の人間が全体を考えて行動することによって、原因は取り除かれて行き、その結果として流行は収束すると思います。
地上で最も進化しているのは人間です。
進化しているほど、他者のことを考え、利他的な行動をしなければいけません。
ところが、多くの人間が目に視えるものを追いかけて、利己的になっています。
そのために、地球全体に悪い影響を与えています。
過ちは、自然法則の働きによって正されて行きます。
苦痛を味わいながら、人類は望ましい方向に変わって行きます。
追記:科学的な根拠があるわけではありませんが、m‐RNA(メッセンジャーRNA)ワクチンは生物学的な問題が生じる可能性は少なく、一方、ウィルスベクターワクチン(アストラゼネカ社製やジョンソン&ジョンソン社製等)は核内に入りDNAに組み込まれるのでリスクがあると考えています。
DNAは神が創造した人間の設計図なので、触れてはいけないと思います。