人は何のために生きているのか?死んだ後はどうなるのか?その明確な答えが「シルバーバーチの霊訓」の中にありました。本当の自分とは魂です。この世を生きるたった1つの目的は、魂を成長させるためです。人生で出会う障害や苦難を乗り越えること、人や動物そして社会のために奉仕することで、魂は成長していきます。死んだ後、魂は次の世界に移り、この世を振り返る時が必ず来ます。悔いのない様に、失敗を怖れず、今を大切にして生きましょう。
2013年10月19日土曜日
病気になった意味
内面にあるものは外面に出ます。
悲しくなると泣く、おかしくなったら笑う、恥ずかしくなったら顔が赤くなる、心に思ったこと感じたことは肉体で表現されます。
そうであるならば病気も内面にある何かが、肉体に上に表現されていると考えてもおかしくありません。
例えば、「ガン」はどうでしょう?
正常な細胞と違い、無秩序に分裂を繰り返し増殖してく病気であり、周りの組織を押しのけて拡がり、ちぎれて遠隔地に転移をする、人体との協調性もなく調和もない、言わばわがままな細胞の塊です。
摂理に背いた悪感情を長く持ち続けると、人は病気になります。
悲しみをいつまでも引きずっていたり、憎しみや恨みや嫉妬心で、心が埋め尽くされていたり、欲を張った心や落ち着きを欠く心も、病気の原因となります。
内面にある魂は、外面にある肉体の上位にあり、肉体は魂に従います。
不健全な魂のありさまは、肉体に病気として顕れます。
もしかしたら肉体に顕れているガンは、平和、協調、調和を失いかけた魂の反映であるのかもしれません。
つまり、人体の調和を乱すガンを生みだしているのは、調和を乱しかけた心であり魂である可能性があります。
もちろん、遺伝的素因により乳ガンや大腸ガンになったり、タバコ、放射線などの外的要因によりガンが発生しやすくなるのは確かなことです。
また、摂理に適った生活をしている人でも、耐えなければならない試練(予定されたこと)として、ガンを経験しなければならないこともあるでしょう。
しかし、多くは摂理に背いた心を抱き続けていたことによってガンが生じたのではないかと考えています。
最愛の人を失ったら悲しくなるのは当然です。
信じている人に裏切られたら、憎しみを覚えてしまうこともあるでしょう。
突然、職を失ったら挫折感を感じてしまうかもしれません。
しかし、好ましくない感情にいつまでもとらわれていると、自然治癒力(生命力)を十分に受け取ることが出来なくなり、病気を発症させることになります。
ちなみにヒーリングは、患者に治癒(生命)力を強制的に注入する行為であり、自然治癒力が実在することを証明するものでもあります。
病気になると苦痛や不自由さを伴いますので、そこから何とか抜け出そうとします。
医者にかかったり、生活習慣を変えてみたりするなど、病気を治すことにどうしても意識が向きますので、結果的に摂理に背いた悪感情を抱かなくなります。
誤った価値観、不自然な考え方や生活習慣は、人から忠告を受けたりしてもなかなか変えることはできません。
根底から変えるためには、何か強烈な体験が必要となってきます。
ガンは、(地上の)生命を脅かす病気であり、人には理解してもらえない痛みやつらさを伴いますので、心より深いところにある魂にまで響きます。
健康な時に気付かなかった、真に大切なことを呼び起こさせることになります。
真に大切なこととは「命」であり「愛」です。いずれも肉体を超えた霊的次元のものです。
ほとんどの人が、目に映るもの、証明されたものしか信じないのは、科学を信奉する現代社会において当然なことなのかもしれません。
しかし、科学は叡智を結集してもなお、「生命」をとらえることができません。
それは、生命とは肉体を超えた「魂」であるからです。
もし、科学で証明されないものを否定するならば、「愛」は存在しないことになります。
生命は肉体であり、誕生とともに生まれ死とともに消滅するということであれば、生きている意味はきわめて希薄になり、「愛」の入り込む余地はありません。
生命は魂であり、魂の向上のために、この世に生まれてきました。
そのつらさも痛みも、魂の向上のためにあります。
内面(魂)にあるものが、外面(肉体)に顕れ、外面に顕れたもの(病気)により、内面(魂)を知ることになります。
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