人は何のために生きているのか?死んだ後はどうなるのか?その明確な答えが「シルバーバーチの霊訓」の中にありました。本当の自分とは魂です。この世を生きるたった1つの目的は、魂を成長させるためです。人生で出会う障害や苦難を乗り越えること、人や動物そして社会のために奉仕することで、魂は成長していきます。死んだ後、魂は次の世界に移り、この世を振り返る時が必ず来ます。悔いのない様に、失敗を怖れず、今を大切にして生きましょう。
2013年9月7日土曜日
病気にならないために
もし身体の具合が悪くなってしまったら、多くの人は医者にかかります。
医者は(西洋)医学を学んでいますので、問診とともに各種検査を行い病気を診断し、外科処置や投薬などの治療を施します。
血液、レントゲン検査等により異常(所見)を発見し、診断の根拠としますがあくまでも肉体を対象とした物質次元での診断です。
そして、治療も肉体を正常に近い状態に戻すことが目標となります。
骨折などの外傷は物質次元での原因が主ですので、対応も整復や縫合など肉体次元の処置を行えば良いのですが、霊的次元に原因が存在する場合は霊的次元での対応が必要となってきます。
しかし、現代医学では霊の存在は認めておりませんので、霊的次元に原因が存在するなどとは全く考えていません。
誰が見てもわかる証拠(客観性)がないため、非科学的なものとして扱われ、霊を論じること自体がはばかれるというのが現状です。
しかし、科学は生命とは何かという大命題にいつまでたっても答えを見出せずにいます。
その理由は「生命は霊」という根源的な事実を頑なに認めないためです。
霊の存在を認めた時に、はじめて生命の本質が理解され、病気の根本的な原因や自然治癒力について迫ることができると思うのですが、それにはしばらく時間がかかりそうです。
私がヒーリングを行なう患者の霊的次元での原因を探る時、文献や論文があるわけではありませんので、信頼のおける霊的治療家の書籍を参考にしながら、霊訓真理に照らし合わせるようにしています。
何よりも頼りにしているものがあり、それはインスピレーションです。
ヒーリングをしている時や、患者に意識の焦点を合わせていると伝わってくることが多く、ふいに浮かんでくるイメージであったり言葉であったりします。
ただ目に映るものではなく、耳で聞いているわけでもありません。
ヒーリングの治癒力も私が作り出したものではなく、受け取っていますので、それと同じ(霊媒)現象が起きているのだと思います。
インスピレーションは頭脳より瞬間的に生まれる発想ではなく、霊界に存在する知的存在から伝えられるものと認識しています。
それは芸術家に降りてくるインスピレーションと同じ原理だと思われます。
ただし、インスピレーションにより得た情報が正しいことを証明するのは不可能であるため、患者には助言として伝えています。
1例ですが、顔面神経麻痺(Bell麻痺)の方をヒーリングをして現在経過を見ています。
麻痺のはっきりとした原因は解明されておらず、ストレスが誘因となりうることは分かっています。
後日、患者に意識を合わせるとインスピレーションが伝わってきました。
その概要ですが「自分の感情を押し殺して作り笑いをしてしまう心と表情の大きな隔たりに起因している」ということでした。
「自分の気持ちに正直になりなさい」ということなのでしょうか。
どう受け取ってもらえるかが分かりませんでしたが、病状がこれ以上悪化して欲しくなかったのでお伝えしました。
以前は潜在意識による私の推測かもしれないと疑っていましたが、それを否定する決定的な出来事があってから考え方を変えざるを得ませんでした。
そのことについては別の機会に書きたいと思います。
シルバーバーチも言っていますが、霊が王様(上位)であり、精神と肉体は従者(下位)です。
いくら肉体をいたわり大事にしても、より高次の霊に意識が向かなければ、知らず知らず摂理に背いた想いを抱いたり、行為をしてしまうことになります。
その状態が長く続いてしまうと、時として肉体や精神に病気という形で顕現してしまいます。
そうなると償いのために相応の苦痛を経験しなければなりません。
病気になってからではなく、その前に大事なこと(摂理)に気付いた方がはるかに賢明です。
それを学ぶのに霊的真理を超えるものはありませんし、シルバーバーチの霊訓は最適な書であると思います。
何度でも声を大にして「摂理に背いた憎しみ、妬み、恨みの想いを捨て去り、摂理に適った慈愛の想いを持ち続けましょう。
欲を張らず穏やかな日々を送りましょうと、言いたくなります。
長寿で元気な方に「長生きの秘訣は」と質問すると、「くよくよしない」とか「明るく楽しく生きる」中には「腹八分目」と答えが返ってきますが、すべて摂理に適っており、確かな証人だと思います。
心身ともに健やかに生きるために、これ以上大切なことはありません。
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