2024年6月23日日曜日

生命力について


3時間しか眠らなかったというナポレオンの話は有名です。

実際は、昼寝をしていて、会議の合間やお風呂でも眠っていたそうです。

そうでなければ、身が持つはずがありません。



肉体を休息させるために私たちは眠りますが、それ以外にも目的があります。

この世の人間は、肉体、精神、魂(霊)の複合体です。

眠りにつくと、魂は肉体から抜け出して霊界に赴きます。

そこで、日中にすり減らした生命力を充填して、鋭気を養っていると考えられます。



人間は数日間眠らないでいると、深刻な健康被害をもたらします。

さらに眠らないでいると、死に至ると言われています。

眠らなければ、生命力の充填ができず、枯渇すると心身が破綻してしまうと考えられます。



過労死は絶対にあってはなりません。

厚労省の基準では、月80時間(直近100時間)以上の時間外労働があると過労死と認定されます。

過労死をした人たちは、毎晩9時以降まで仕事をしていたことになるので、帰宅し食事や風呂を済ませると、直ぐに就寝時間となります。

けれども、長時間の労働で高ぶった神経(精神)が鎮まらずに、眠れない人も少なくないと察せられます。

眠ることができなければ、生命力を充填できないまま、次の朝を迎えることになります。



酸素が不足すると、息苦しさを感じます。

生命力が不足すると、生き苦しさを感じるようになります。

十分に眠ることができずに、(生命力が充填されないまま)昼間に消費してしまうと、さらに不足して行きます。

生き苦しさ我慢し続け、生命力の不足が閾値を超え、精神や肉体が破綻してしまう、それが過労死ではないかと考えています。

労働時間の超過は当然のことですが、睡眠時間の不足も過労死の大きな要因になっていると考えられます。



もちろん、起きている時にも生命力は流れ込んでいます。

何かをしようとする(目的が生じる)と、魂に生命力は流れ込み、それにより精神は活動して、肉体を働かせます。

誰かのために何かをしようとする時には、神の心と同調しているために、より多くの生命力が流れ込むと考えられます。

生命力が漲っている時は、生き生きとしています。



目的(意志)がないまま、精神を働かせていると、生命力の流入が伴わずに、生命力が費やされます。

やりたくないことを、無理にやらされている時などがそうです。

目的(意志)を持ってやっている人は、生命力が充填されるために、そうでない人に比べて疲労度は少ないはずです。



アウシュビッツ捕虜収容所で生き残った人たちは、過酷な状況においても生きる目的を持っていたと言われています。

目的を持つことで、生命力が枯渇せずに済んだと考えられます。



負荷がかかる坂道を上って行くことで体が鍛えられるように、苦しみのあるこの世を生きることで魂は鍛えられます。

苦しみが生じるような出来事に、怒ったり、嘆いたりすると、いたずらに生命力を消費して、余計に生き苦しさを感じてしまいます。

そんな時は、自分を成長させるために起きていると信じることで、生命力が再び流れ込み、その力によって前に進むことができます。



「乗り越えられない出来事は決して起きない」これは大切な真理の1つです。

乗り越えるとは、自分が変わることによって、それまで味わっていた苦しみから解放されることだと考えています。

この世で起きる出来事の霊的な目的は、苦しみや痛みを味わう中で、好ましい方向に自分が変わるためにあります。

けれども、負の感情が生じてしまうと、変わるための力が奪われてしまいます。



小学生の息子さんを、交通事故で亡くされたご両親がいました。

道路を渡っている時に、車にはねられてしまいました。

まだ小さかったので、標識の中に書かれていた「横断禁止」の意味が分からなかったそうです。



身も引きちぎられるような悲しみや苦しみを感じていたであろうご両親は、交通事故で亡くなる子供や、自分と同じ思いをする家族がいなくなって欲しいと願うようになりました。

そこで小さな子供でも分かるような標識に変える運動を始めました。

奮闘努力の末に実を結び、全国の道路標識にひらがなで「わたるな」の文字が加えられました。


子供やその家族のために役に立とうとする意志は、神の心と一致しています。

大きな生命力がご両親に流れ込んで、目的を成就させたと考えられます。

その生命力により、ご両親の魂も少なからず癒されていたと思います。

この標識を見て、渡るのを止めた子供も少なくないでしょう。

好ましい方向に世の中を変えようとしたご両親の魂も変わったと思います。



この世を生きる目的は、あの世に帰って、周りのためにより自分を活かせるようになるためです。

私たちを生かしている生命力の本質は愛だからです。





6 件のコメント:

  1. イクミ様。

    今回も生きる意味を感じながら読ませていただきました。

    不安な事、辛い事 きっと彼に逢えるから大丈夫。
    そう言い聞かせています。

    先日お話しさせていただいた職場の同僚の女性の手術の日が決まったとの事です、

    明日25日に入院で26日に手術となったそうです。

    転移はない。との事でしたが手術の際に再度診られるそうです。

    とても不安だと思いますが今日も出勤してくれています。

    イクミ様、彼女へのヒーリングをお願いしたいです。

    お忙しい中申し訳ありませんがどうぞよろしくお願いいたします。

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  2. 紀子様

    こんにちは。
    いつも読んでいただき、ありがとうございます。

    同僚の女性の手術が26日に決まったのですね。
    それでは前日25日午後10時からヒーリングを行ってみます。
    消灯後ですので、眠っていても結構です。
    眠れないようであれば、力が届いて、眠りに入れればと思います。
    手術が上手く行くことを祈っています。
    同志の方にも、お声掛けをします。

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  3. ヒーリングの同志の方へ

    こんにちは。
    コメント欄にありますように、紀子様の同僚の方の手術が26日になりました。
    病気が癒されることを祈念して、明晩10時からヒーリングを行う予定です。
    不安や緊張も和らげばと思います。
    お忙しいところ申し訳ありませんが、参加の方、よろしくお願いいたします。

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  4. 紀子様 イクミ様

    同僚の方が26日に手術を受けられるのですね。
    きっと様々なご不安を抱えていらっしゃると思います。
    手術がうまくいきますように、そして少しでも穏やかなお気持ちになりますようヒーリングをさせていただきます。
    どうぞよろしくお願いいたします。

    さくら

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  5. イクミ様 さくら様

    ヒーリング、ありがとうございます。
    私もその時間、参加させていただきます。

    お忙しい中、どうぞよろしくお願いいたします。

    紀子

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  6. ヒーリングに参加して下さった方へ

    おはようございます。
    昨晩はお忙しい中、紀子様の同僚の方へにヒーリングに参加して下さり、ありがとうございます。
    本日が手術ですが、穏やかな気持ちで手術に臨まれ、腫瘍が癒されていることを祈っています。
    また何かありましたら連絡しますので、その時はよろしくお願いいたします。

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