2018年2月4日日曜日

ガンを癒やす その2



人は目に見える肉体、目に見えない精神と霊(魂)から構成されています。

病気には必ず原因がありますが、ガンは肉体、精神、霊(魂)のそれぞれの次元に原因が存在すると考えられます。

大量の放射線を浴びたり、アスベストを吸ってしまいガンになる人がいますが、これは肉体的次元に原因が存在しています。

原因をなくして、病巣を切除してしまえば、完治する可能性は高いと考えられます。

ところが、早期発見が可能になり、治療技術が向上しているにもかかわらず、ガンの死亡率は一向に減っていません。

それは、ガンの原因の多くは、医学が対象としている肉体的次元にはなく、より高次の精神的及び霊的次元にあるためと考えられます。

では、精神的次元、霊的次元の原因とは何なのでしょうか?



人生は偶然の積み重なりではありません。

人には生まれる前に決めていた、およその人生のシナリオがあり、無限なる叡智により立案されていると考えられます。

シナリオがある目的は、自分(魂)を効率よく成長させ、欠点を的確に正すためと考えられます。

もし、何の前触れもなく、これと言った原因も見当たらず病気(ガン)になったのであれば、シナリオとして決められていた可能性があります。

病気を通して、いろいろなことを学んだり、改めるべきところを改めるためです。

過去世の過ちを償うために、病気になるシナリオも存在します。

また、治療がほとんど奏功せずに亡くなってしまう人がいますが、次の世界に移行するためにガンになった可能性があります。

その人は、この世の寿命が来たのであり、医学ではどうすることもできません。

しかし、生まれた後に(霊的な)原因が生じた人であれば、その原因さえなくなれば肉体上のガンも癒されると考えています。



前回、ガンになった人の多くは、自分本来の想いを肉体で表現出来なくなり、思念(想い)というエネルギーが内部に蓄積した状態にあると書きました。

その様な人は、霊(魂)、精神、肉体の3者の間に調和が失われていると考えられます。



人の想い(思念)は、霊的次元の魂で生まれます。

その想いを、この世で具現化するために、精神や肉体はあります。

悲しい想いが生まれれば、精神の働きによって肉体が動いて涙を流し、怒りの想いが生まれれば、顔が紅潮し、人によっては攻撃的な行動を起こします。

この世は、想いを肉体で言葉や行動として表現する世界ですが、そうもいかない時があります。

満員電車の中で足を踏まれて痛い思いをすれば、怒りのような感情が湧き上がり、文句の1つでも言いたくなる時がありますが、多くの人はグッと我慢します。

上司に理不尽なことを言われたら腹が立ちますが、その想いを伝えられない時の方が多いと思います。

そんな言葉や行動として表現出来なかった想いは、内に溜まっています。

想いを溜めていると身体に良くないので、人はストレス解消と言って、酒を飲んだり、おしゃべりをしたり、運動をして、無意識に外に出そうとしています。

しかし、不快な想いが常態的に生じ、それを外に出せない環境にいると、徐々に蓄積して行き、肉体上に変化をもたらすようになります。

血圧が高くなったり、脈拍が速くなったり、精神が不安定になったりするかもしれません。

あるいは、胃に穴が開いたり、ひどい場合は心筋梗塞や脳卒中になるかもしれません。



肉体で表現できなかった強い想いは、解放されずに内に溜まっています。

理由もなく涙が流れたり、腹立たしくなるのは、表現されなかった過去の想いが内に溜まっている証拠だと考えられます。

溜まっている想いは、少なからず今の自分の言動に影響を与えています。

無意識に誰かにつらく当たってしまうのは、怒りの想いが溜まっているせいなのかもしれません。

何かに挑戦しようとしても、ためらってしまうのは、怖れの想いが溜まっているせいなのかもしれません。



困難を乗り越えて行くこと、他者のために奉仕をすることで、人は成長して行きます。

シナリオに沿って成長させる出来事は起きて、それが繰り返され、人生は紡がれて行きます。

しかし、怖れや不安があると、乗り越えて行かなければならない出来事が訪れても、しり込みしてしまうかもしれません。

強い怒りがあれば、人のための奉仕の機会が訪れても、行動に移せないかもしれません。

過去に生じていた想いが内に溜まっていると、シナリオに沿って成長させる出来事が訪れても、無にしてしまう可能性があります。

予定されていた行動が取れなくなり、予期していた成長が得られなくなれば、この世に生まれて来た目的を十分に果たせなくなってしまいます。

霊的には極めて大きな損失です。



想いは肉体で具現化される、エネルギーの一種です。

精神を介して表現できなかった想いは、因果律の働きによって、肉体上に直接変化を起こすエネルギーになることがあります。

では、何のために肉体上に変化を起こすのでしょうか?

それは、成長を妨げている想いに気付くためです。

想いは、五感によって感識できないので、内に溜まっていても気付けません。

自分の想いに気付くために、五感に触れる形となって外部に表現される必要があり、その表現形態の1つがガンと考えられます。

溜まった想いは、言葉で言い表せないような、怒り、憎しみ、貪欲、怖れのようなものと考えられます。

人生のどこかで、そんな強烈な想いを生じさせた出来事があり、その後の人生でそれを喚起するような出来事によって、同様の想いが生じ続けて大きくなって行ったと思われます。

その想いが、意志決定に影響するまで大きくなってしまい、自分ではどうすることが出来なくなると因果律が作動して、肉体上に変化を起こしガンとなると考えられます。

また、(地上的な)自我が大きくなり過ぎると、本当の自分(魂)が埋没し、自分の想いが表現されるのを妨げてしまいます。

肉体上でガンが増殖する様子は、想いが(地上的な)自我によりブロックされ、内部で大きくなっている状態の反映と考えられます。

心(感情)とガンが密接に関係していることに気付いている人は多くいます。

そんな人はストレスを避けて、心穏やかに過ごそうとします。

ガンが活性化し増殖して行くのは、溜まった想いと類似した想い(感情)が生じている時であり、その様な想いが生じないような生活を心がけるのは、極めて大切なことです。



ガンは細胞分裂時の遺伝子のコピーミスによって生じると言われています。

しかし、それは誤りです。

この宇宙で起きる自然現象にミスはありません。

全ての自然現象は、神の法則(自然法則)によって生じているからです。

自然現象には神の意図が隠されています。

ガンの発生や増殖は、神の意図が隠されている自然現象の1つであり、それが判らないために人は恐怖を感じてしまいます。



手術をして病変を切除しても、本体である想いが内にあれば、再発と言う形で肉体上に反映されると考えられます。

死亡率が減らないのは、根本原因が存在しているからです。

手術をして根治が期待できるのは、肉体次元に原因がある場合であり、精神的と霊(魂)的次元に原因があれば対処療法に過ぎません。

抗ガン剤をいくら投与しても、耐性が生まれてガンが増殖し始めるのは、想いが取り除かれていないからです。

人間の意図によって、神の意図を阻止することは出来ません。



この世に生まれて来るのは、人を成長させようする神の意図があるためです。

成長を阻害している溜まった想いが、肉体を変化させて病気(ガン)となって表現され、人は見えない次元の変化に気付くようになっていると考えられます。

同時に、病気(ガン)は、成長を阻害しているものを取り除いて、魂を浄化させています。



病気(ガン)が癒やされるとは、肉体上の病変がなくなることではなく、成長を妨げている想いが解放され、魂で生じた想いが、精神を経由して、肉体で円滑に表現されている状態と考えられます。

ガンとは、本来の自分を取り戻し、成長して行くためにある、神が創った自然現象の1つと考えられます。


《次回に続く》







13 件のコメント:

  1. イクミ様

    お久しぶりです。
    手術をしてから4年半が過ぎお陰様で元気にしております。
    ガンになったことで「シルバーバーチの霊訓」を知り治療中の私にはイクミ様のブログは干天の慈雨でした。

    ガンになる以前私はどんな家庭にも我慢は必要で不満はあっても本心を言うよりは取り繕って上手くやろうと思っていました。
    怒りや諦めや緊張感を隠したつもりでも魂はごまかせなかったのだと思います。

    このブログで思いと行動を一致させ正直に生きる大切さを知りそれが自分を愛し他者を愛することに繋がることも解りました。

    病気は不幸なことではなくやり直す為の気付きを与えてくれるものなのですね。

    はなの

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  2. はなの様

    お久しぶりです。
    もう少しで一区切りですね。

    少数ですが、医者に頼らずにガンが治った人たちがいます。
    その人たちに共通しているのは、病気になって生き方や考え方が大きく変わったことです。
    ガンになって良かったと、本心から言っている人も少なくありません。
    病気になって自分が変わったと言うよりも、自分を変えるために病気になったと思います。
    それが病気という自然現象を創った神の意図であると思います。

    あなたが、もしガンにならなかったら、家庭に対して不満を抱えたまま、自分を押し殺して、一生を過ごすことになったかもしれません。
    死んだ後に、この世の一生を振り返る時が来ますが、自分の人生は何だったのだろうと後悔してしまうような気がします。
    そうならないように、神の法則が働いてガンになったと思います。

    シルバーバーチの霊訓には、健康とは霊(魂)、精神、肉体が一直線に結ばれた状態と書かれています。
    それは思(想)いと行動が一致して、自分に正直に生きることだと解釈しています。
    そのことが判ったあなたは、真の健康に手に入れようとしていると思います。
    本当の自分(魂)が目覚めないと、何も始まりません。
    病気は、本当の自分を目覚めさせ、愛の大切さに気付き、この世で成長して行くためにあると考えられます。

    あなたが言われるように、病気は不幸なことではなく、やり直す為の気付きを与えてくれるものです。
    人からどんなに言われたとしても無理であり、深刻な病気にならなければ気付けなかったと思います。
    ガンが治った人たちの多くが、ガンに感謝いているのは、そのためだと思います。

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  3. イクミ様、ご無沙汰しています。
    よしみです。

    今週の日曜日は夫の一回忌です。
    旅立ってから一年が経ち、早いような、長いような、まだ信じられないような不思議な感じです。

    夫がガンになってから、私自身も生き方や考え方が大きく変わりました。
    健康の有り難さや、当たり前の日常が一番の幸せであることを実感しました。
    もう一緒には暮らせませんが、たくさんの愛情を与えてくれた夫には感謝しかありません。
    夫の死をムダにしないように、これからの人生をしっかり歩んでいこうと思います。

    いつも質問ばかりで申し訳ないのですが、昨夜、夫のことを考えて眠りにつきました。
    以前の元気で輝いていた頃の夫が、ニコニコ笑ってそばにきてくれました。
    二人で喜び合いながら再会しているような夢です。
    幸せな気持ちに浸っていたら突然、右側の肩甲骨辺り
    に何かが入ってきました。
    私は咄嗟に追い払おうとしたのですが、一瞬で入ってしまったので無理でした。
    今もザワザワした感じがして気持ち悪いです。
    これは何なのでしょうか?

    あたたかく感じることは時々あります。
    その時は見えない何かに見守られているんだろうなぁと前向きに捉えていたのですが、今回はいつもと違う感覚です。

    私は日によって気持ちの浮き沈みが激しく、ここ最近は少しだけ心配ごとがあり、不安になることが多かったような気がします。
    何かに憑依されてなければ良いのですが…
    心配性の私はまた色々考えて悩んでしまいます。
    イクミさまに何かアドバイスを頂けたら嬉しいです。
    いつも無理ばっかり言って申し訳ございません。
    ヨロシクお願い致します。


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  4. イクミ様

    私も心からガンになって良かったと思っています。
    日々の生活の中で頑なになっていった心が溶け素直になり楽になりました。

    シルバーバーチの霊訓で何度も述べられてるように
    苦しみの中でようやく真の自我に目覚めたのですね。
    そして霊的真理を知った者には責任がともなうとあるように愛に基づいた摂理に反しない生き方をしていきます。




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  5. よしみ様

    こんにちは。
    今週がご主人の一回忌であり、早いような、長いような1年だったと感じるのですね。
    自分が病気になり死んだことで、あなたの魂が目覚め、大切なものに気付けたようなので、ご主人もうれしく思っているでしょう。
    ご主人のあなたへの想いは変わることはありません。
    見守られていることをいつも意識しながら、しっかりとあなたらしく生きて行きましょう。

    昨夜、ご主人と夢で逢っていたら、右側の肩甲骨辺りに何かが入ってきたのですね。
    夢で逢っている時は、あなたの魂は肉体から離れて、幽界に行っています。
    その時も魂と肉体はつながれています。
    シルバーバーチの霊訓にも書いてありますが、眠っている時に、肉体に霊が勝手に入り込むようなことはありません。
    しかも、あなたが喜びの想いを抱いていた時に、そのような霊が近づくとは思えません。

    日によって気持ちの浮き沈みが激しく、心配ごとや不安になることが多かったそうですが、それはあなたに限ったことではありません。
    一回忌が近づいて来て、1年前の不安でざわついた想いが呼び覚まされていて、あなたの心配性に拍車がかかっている可能性があります。
    大丈夫ですから、安心して下さい。

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  6. よしみです。
    イクミ様、お返事ありがとうございました。
    イクミ様のおかげで、右側の肩甲骨のざわざわした嫌な感じが消え去りました。
    今はスッキリです。

    一回忌を前に、色々思い出したり、苦しくなったりすることが増えてきました。
    そんな想いが現実になって自分を苦しめているのだと思います。

    夫は夢で、闘病中のことより楽しかったことを思い出して欲しいと言っていました。
    だからいつも夫は元気な頃の姿で現れます。
    涙を流すより、笑っていて欲しいみたいです。

    私も頑張らなくてはいけませんね。
    いつも見守ってくれている夫に感謝しながら、強くなっていきたいです。

    イクミ様、いつもありがとうございます。
    イクミ様に相談することによって、大きな安心感を得ることができます。
    また悩んでしまった時はよろしくお願い致します。









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  7. よしみ様

    身体の違和感が無くなって、良かったです。
    生きていると、いろいろなことが心配になってしまいますが、取り越し苦労をしていることが多いようです。
    それでも心配な時は、ご主人や守護霊にどうすれば良いのか、尋ねてみてはどうでしょうか。
    良い答えを返してくれるのかもしれません。
    また、何かありましたら連絡して下さい。


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  8. イクミ様

    こんばんは、先月にヒーリングをしていただいた平田です。病気にはいろいろな理由があるのですね。
    ヒーリングをうけて、肩の痛みが少しずつよくなっています。目の不調も忘れてました。いつの間にか良くなっていました。ありがとうございます。父の直腸がんの術後の痛みはまだあるようです。
    またヒーリングをお願いしたいのです。私のパーキンソン病が薬の効き方が悪くなってしまいましたのでお願いします。現世では治らないのかもしれませんが、とてもきついのでよろしくお願いします。
    あと、娘なのですがいろいろなアレルギーがでてきてしまって大変な事になっています。ヒーリングをお願いします。
    いろいろお願いしてしまいましたがよろしくお願いします。私の文章力があまりにも幼稚ですみません。

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  9. 平田様

    おはようございます。
    その後、どうなったのかと思っていましたが、肩の痛みと、目の不調は改善されてきたと聞き、うれしく思います。
    お父様の術後の痛みは、まだあるのですね。

    あなたの病気は、本当におつらいですね。
    病気の原因は必ずあるのですが、知ることは出来ません。
    現代医学で治せないような病気は、霊的次元に原因があり、生まれる前にこの病気になることを決めていた可能性が高いと考えられます。
    その目的は魂の成長のためであり、当初の目的を果たしたのなら、現世でも治る可能性はあると思います。
    どうぞ、希望を持って下さい。

    娘さんは、アレルギーが出て大変な状態になっているのですね。

    それでは、お役に立てるのか判りませんが、少しでも症状が改善することを祈願して、今晩ヒーリングを行いたいと思います。
    お父様は、前と同じ午後7時に、娘さんは7時30分に、あなたは少し遅くなりますが午後10時30分でよろしいでしょうか?
    ご相談されて下さい。

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  10. イクミ様

    平田です。お返事ありがとうございます。イクミさんの優しさが伝わってきます。ありがとうございます。
    希望をもって生きていきます。娘はたぶん今日は仕事で帰りはよるところがあるので、何時に帰って来るのかわかりません。私と父は大丈夫です。娘は外でも大丈夫でしょうか?

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  11. 平田様

    了解しました。
    あなたとお父様は、その時間に行います。
    ヒーリングの力はリラックスした状態の方が伝わりやすいので、ご自宅にいる時が良いと思います。
    娘さんは明晩10時30分ではいかがでしょうか?

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  12. イクミ様

    平田です。わかりました。娘の時間は明晩の10時30分でお願いいたします。

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  13. 平田様

    了解しました。
    そのまま眠ってしまっても良いように着替えて、リラックスしてお待ちいただくように伝えて下さい。

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