2023年10月8日日曜日

愛し合う者同士に別れは存在しない


私たちは、学び成長するために生まれて来ました。

いろいろな人と出会い、共に生きることで影響を受けて、大切なことを学んでいます。

自分とは違う人を認めたり、時に許しながら、成長して行きます。



人と人は、つながりながら生きています。

つながり方には、いくつかの種類があると考えています。



人間は、肉体、精神、魂(霊)から成り立っています。

それぞれが別次元に存在していますが、密接に関連しています。



人と人の間には、肉体(地上)的、精神的、霊的なつながりがあると考えています。

肉体的なつながりとは、地上を生きて行くために生じるつながりです。

職場、通っている学校、ご近所など、生活する上で表面的に付き合っている人たちが、それに当たります。



精神的なつながりとは、同じ考えや感情を共有する人、同じ目標に向かって進んでいる人など、内面的なつながりです。

気心が知れ、仲の良い人もそうでしょう。

地上的なものよりも、強いつながりとなります。



霊的なつながりは、さらに強くなります。

両者の間に引き付ける力が働いていれば、霊的なつながりと考えられます。

また、生まれる前に地上で出会うことを決めていた人も、霊的なつながりがあると言えます。



ある人が亡くなったとします。

その人と、肉体(地上)的なつながりであれば、悲しむことはありません。

ご近所の人が亡くなったとしても、涙を流すことは少ないでしょう。



精神的なつながりがある人が亡くなったら、悲しくなります。

涙を流すかもしれませんが、それは一時です。



霊的なつながりがある人が亡くなったら、そうは行きません。

その人のことを想うと、涙が止まらなくなることもあります。



霊的なつながりの中でも、特別な関係(アフィニティ)の人がいます。

そんな人たちが地上で出会い、共に暮らしている時は天国にいるような一体感を味わいますが、片方が亡くなった時は身も引きちぎられるほどの悲しみや苦しみを味わうと言われています。

地上での別れは、両者が学び成長するために計画されていたと考えられますが、深い悲しみの中で、霊的に一体であることに気付く時が来るはずです。


死とは、肉体と魂の永続的な分離です。

亡くなった人は、魂(霊)となって生きています。

記憶も性格も生前のままです。

地上の人への想いは何も変わっていません。

愛されていたのなら、今も愛されています。



魂を引き付け合う力が愛です。

変わらぬ想いによって、生前と同じように、いや生前よりも近くに寄り添っているはずです。



悲しくなるのは、愛により結ばれていたからです。

行き場を失った愛は、悲しみとなります。

強い愛で結ばれた人ほど、悲しみが深くなるのは当然です。



姿が見えなくなってしまうと、存在が消えてしまったと思ってしまいます。

消えてしまったと思う人を、愛することはできません。



約2000年前に、イエス・キリストはゴルゴダの丘で処刑されました。

予言した通りに、イエスは3日後に弟子たちの前に、(限りなく物質化した)幽体となって現れました。

その時に、弟子のトマスは十字架に磔られた時に手に打たれた釘の痕を見なければ信じないと言ったそうです。

イエスは痕を見せて「証を見ずして信じられる者は幸いである」と言ったそうです。

(イエスの復活を信じていない人は少なくありませんが、弟子たちは実際にその姿を目の当たりにしたからこそ、命を賭けて教えを広めて行ったのです。)

「エマオの晩餐」レンブラント1648年

人間の本質は魂です。

魂の存在を分かる形で見せてくれたら、信じると言う人もいるでしょう。

有能な霊能者の元へ行けば、信じるに足る証が手に入るかもしれません。

たとえ証が手に入らなくても、存在を信じることができれば、生前と変わらずに愛することができます。

信じることにより、愛せない苦しみから解放されます。

証がなくても信じることができる人は、無用に苦しまなくて済むので、幸いと考えられます。



目に見えて、触れるほど傍にいても、両者の間に引き付け合うもの(愛)がなければ、霊的につながっているとは言えません。

近くにいても別れているのです。



死によって、愛し合う者同士のつながりが断たれることはありません。

断とうとしているのは、いなくなってしまったと思う地上の人の心です。

生きていることが信じられず、悲しみに包まれてしまうと、両者のつながりは希薄になってしまいます。

真実に気付いてもらえないことを嘆いているでしょう。



何よりもうれしく感じるのは、変わらぬ想いを信じてもらうことです。

信じてもらうほど、霊的なつながりが強くなり、地上の人を導きやすくなります。

導くことは、向こうにいる人に許された地上の人への愛情表現です。



霊的なものが視えなくなる地上で、信じることが試されています。

信じることで、次元を超えて、愛することができます。

今生を生き抜いて再会した時に、より強い愛で結ばれていることに気付くでしょう。



何度でも断言します。

愛し合う者同士は、霊的につながっています。

別れてなどいません。




16 件のコメント:

  1. イクミ様。

    ブログの更新ありがとうございます。

    愛する者同士に別れは存在しない。

    こちらに残った私にとって、この言葉がどれほどに支えになるか。
    分からないほどです。

    彼が旅立ち、4年と9ヶ月。
    やはり今でも、思う度涙が出ます。

    その度に、届く思いは 俺が傍にいる。
    俺が守る。

    です。

    その想いを受け取れる事に、嬉しく思います。

    彼との出会いは、偶然が重なったものの様ですが、これも予定した出会いで 今こうして私が残った事も予定していた出来事。
    生前、たくさんの言葉や想いを大急ぎで残してくれたのも、また次会える時の為のもの。
    そんな気がします。

    嬉しい出来事も、不安な出来事も直接伝えたい。
    そう思うと逝ってしまった事に どうしようもなく悔しくて、あの頃に帰りたい。
    そう思う事もありますが、また会える。
    そう信じてこちらの時間を過ごしています。

    あとどのくらい、こちらでの時間を過ごすのか…。
    考えると果てしなく先のことの様で不安にもなりますが いつも傍に居てくれている。
    そう信じて過ごします。

    イクミ様。改めて教えていただき、ありがとうございます。

    紀子

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  2. 紀子様

    こんばんは。
    早速、更新したブログを読んでいただき、ありがとうございます。

    今回の内容は、先に向こうに逝った人たちに後押しをされて書いたような気がしています。
    その中の1人に、紀子様の彼もいるかもしれません。
    そうであれば、いただいたコメントを見て、彼も喜んでいるでしょう。

    五感に直接、想いを伝えることのできない、向こうにいる人たちの生命線は、地上にいる人に信じてもらうことです。
    信じてもらうことで、つながっていることができます。
    嬉しい出来事や不安な出来事も、想いを伝えたら、向こうにいる彼に届いています。
    それに対する彼の答えは、心の中に浮かんで来る言葉やイメージとして、捉えるしかありません。

    想いを受け取れるようになったので、彼も喜んでいます。
    受け取った想いを、信じるようにして下さい。
    文中にありますが、変らぬ想いを信じてもらうほど、うれしいことはありません。

    もう1度あの頃に帰りたい、その想いは彼も同じでしょう。
    それは叶わぬ夢なので、前を向きましょう。
    向いた方向に、彼が両手を広げて待っています。
    思いっ切り抱きしめ合う日がいつ来るのかは、誰も分かりません。
    あまりに先になると思うと不安になるでしょうが、そんな時ほど、彼から届く想いを信じるようにして下い。

    目に視えない彼を信じることで、つながりが強くなって行きます。
    向こうに行った時に、深い愛で結ばれることができるのです。
    より深い愛で結ばれ、愛し合う悦びを感じるために、紀子様は1人で地上で生きています。
    今の悲しみ、苦しみが、全て悦びに変わる時が必ず来ます。

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  3. いくみ 様

    ご無沙汰しております。
    ルナです。

    昨日、最愛の母が亡くなりました。
    突然の事で動揺して、また悲しみで潰されそうです。
    母は認知症を患っていたのですが、今年久しぶりに会った時には私の事は覚えてくれていました。
    遠くに住む私は、葬儀にも出ることができません。
    心配なのは残された父です。
    母の介護や、仕事の事で大分疲れている様です。
    イクミ様、どうか父にヒーリングをして頂けないでしょうか。
    宜しくお願いします。

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  4. ルナ様

    お久しぶりです。
    昨日、お母様が亡くなられたのですね。
    突然のことであれば、まだ信じられないでしょう。
    遠くにいて直ぐに駆け付けられないルナ様のお気持ちは察すると言葉がありません。

    お父様は、認知症のお母様を日々介護されていたのですね。
    大変だっただけに、喪失感はとても大きいと思います。

    ヒーリングの件、了解しました。
    お父様の魂が癒されるよう、今晩10時に行ってみます。

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  5. ヒーリングの同志の方へ

    おはようございます。
    コメントにありますように、ルナ様からお父様へのヒーリングの依頼がありました。

    ルナ様は、直ぐにでもお父様の傍に行きたいのでしょうが叶いません。
    ヒーリングの力が届いて、最愛の人を失ったお父様の魂が少しでも癒されればと思います。
    急なお願いで申し訳ありませんが、今晩10時に行いますので、参加の方、よろしくお願いいたします。

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  6. イクミ様

    本当にありがとうございます。
    よろしくお願いします。

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  7. ルナ様 イクミ様

    愛するお母様のこと、突然の出来事にご家族様は本当にお辛い状況かと思います。
    お父様に霊界の癒しのエネルギーが届きますよう、ヒーリングを承りました。
    どうぞよろしくお願いいたします。

    さくら

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  8. さくら 様

    本当にありがとうございます。
    お手数をおかけします。
    よろしくお願いします。

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  9. ルナ様、イクミ様

    SYと申します。イクミ様のヒーリングのお声がけに参加させていただいているものです。
    気づくのが遅れて申し訳ありません。
    行くことがかなわないルナ様、側にいたお父様がどんなにお辛いことか。。言葉もありません。
    22時に合わせられなかったのですが、先程ヒーリングの祈りをさせていただきました。
    見えなくても永遠に続く、ご家族の愛の絆がより深まっていきますことを心より祈っております。

    SY

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  10. ヒーリングに参加して下さった同志の方へ

    おはようございます。
    昨晩は急なお願いにもかかわらず、ヒーリングに参加していただき、ありがとうございました。

    ルナ様のお父様が、目に視えなくなったお母様の存在と想いを感じ取れる日が早く来ることを祈っています。

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  11. イクミ 様、 さくら 様、SY様

    昨夜はありがとうございました。
    葬儀が終わった頃に、またお願いするかも知れませんが宜しいでしょうか。
    今は父も、やる事が沢山あり気が張っていると思うのですが、後でがっくり来るのではと思っています。
    私は、現在海外におり仕事や息子の事もあり帰ることができません。本当に申し訳ない気持ちです。

    イクミ様、母は認知症でしたが自分の行く方向が分かるのでしょうか。
    私の主人が先にあちらに行っていますので、導いてくれる様にお願いしました。
    伝わっていると良いのですが。。



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  12. ルナ様

    昨晩は、予定通りヒーリングを行いました。
    ぐっすりと眠ることができていればと思います。

    認知症は、脳(肉体)の問題により生じます。
    今は脳はなくなり、清明になっていますので、心配しないで下さい。

    ご主人にルナ様の想いは伝わっていて、向こうでお母様のことを待ち受けていたはずです。
    先に逝った人と再会したことで、お母様はもうこの世にいないことを自覚されたと思います。

    生前、遠く離れた異国で暮らすルナ様のことが気がかりだったでしょう。
    地上を去った今は、行こうと思えば、直ぐにルナ様の元に行けます。
    ルナ様やお孫さんが生活している様子を間近に見ることができるようになり、安心していると思います。

    残して来た父様のことが、1番心配でしょう。
    同時に、とても感謝されていると思います。
    落ち着いたら、生きていること、傍にいることを、お母様に代わって伝えて下さい。
    その先で再会できることも、併せて伝えて下さい。
    お母様はルナ様が霊的な知識があることを、喜んでいると思います。

    ヒーリングの件、了解しました。
    また連絡して下さい。

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  13. ルナ様

    ルナ様も遠く離れて暮らしていらっしゃるために、お父様のことが本当にご心配のことと思います。
    私もいつでもまた、ヒーリングに参加させていただきます。

    イクミ様がおっしゃっるように、地上生活において心身にご不自由があった方も、肉体から離れると思い通りにそして軽やかになりますから、お母様は今は何でもおわかりです。
    霊界から、変わらぬ深い愛情で地上のご家族様を包んでくださっていると思います。

    さくら

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  14. イクミ様、さくら様

    ありがとうございます。
    仕事の準備に追われていて。お礼が遅くなりすみませんでした。
    お優しい言葉、心に沁みました。

    母は、わかるのですね。以前の母に戻っているのですね。
    安心いたしました。
    明日は、通夜です。離れていてお別れが出来なく、辛いのですが心は届いている。繋がっていると信じていきます。

    いろいろと、ありがとうございます。

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  15. いくみ様
    10月8日のブログを拝見しました…みのがしていまして
    愛する者たちに別れは無い

    不思議です、10月8日は40年結婚記念日です✨
    とても嬉しくやはり霊界と繋がっているんだと思います。
    ありがとうございます。

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  16. あさよ様

    おはようございます。
    あさよ様のように最愛の人を亡くした人に、真実を再確認してもらうために書いたつもりです。

    投稿した日が結婚記念日なのですね。
    あさよ様のご主人も、私に力を与えてくれたのかもしれません。
    ご主人とは、生前と同じ様に愛で結ばれています。
    常にそのことを意識していてもらうことを、ご主人は強く願っています。

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