2020年10月4日日曜日

この世は怒りが生じる世界



以前は、人生は楽しむものと考えていました。

世界中を旅して、素晴らしい景色を眺めたいと思っていました。

行ってみたい場所が、いくつかありました。

1つはエベレストです。

もちろん登るわけではありませんが、間近でその雄姿を眺めてみたいと思いました。




もう1つはオーロラです。

北極圏に行って、心行くまで眺めてみたいと思いました。




霊的な事実を知ってから、その願望はだいぶ少なくなって来ました。

霊界に思いを馳せると、地上のいかなる絶景も色あせてしまうような気がするからです。

地上にない色彩や音が、霊界には存在するようです。

地上の枠から外れた、美が存在するようです。

表現が難しいですが、生命エネルギーに満ち溢れ、光輝いている世界のようです。

そこには、地上の何十倍、いや何百倍の神々しさを感じる光景が拡がっていると思うので、今から楽しみにしています。




霊界に行くと、肉体がなくなります。

肉眼はなくなり、霊的な眼で視るようになります。

生命(霊)が視えるようになります。

霊から思念が光となって放たれ、その色彩によって何を想っているのかが判ります。

電光石火で、ありのままが伝わります。




一方、地上の人に視えるのは肉体であり、思念は視えません。

そのために、思念を肉体によって言葉や行動に変換して、相手に伝えなければいけません。

当たり前の様に使っている言葉は、思念(想い)を伝えるための代替品です。

肉体によって思念を表現すると言う、煩わしい行程を繰り返しながら、私たちは生活をしています。




地上では、思念は正確に相手に伝わりません。

「赤い色」と言われても、トマトの赤を思い浮かべる人もいれば、夕日の赤を思い浮かべる人もいます。



涙を流している人がいれば、悲しみの涙なのか、うれし涙なのか、悔し涙なのかはっきりと判りません。




地上では、表現をした人と受け取った人の間に、どうしても齟齬が生じます。

齟齬から誤解が生まれ、誤解から諍いに発展することもあります。

今までに起きた戦争のいくつかも、齟齬から発展したと考えられます。




諍いにならないためには、どうすれば良いのでしょうか?

両者の間にある隔たりを埋めるのには、相手を信じることが必要です。

信じられなければ、誤解がさらに増してしまいます。




私たちは、自分とは違う人たちに囲まれて生きています。

それぞれの人に、それぞれの生き方や考え方があります。

そのために、交わると互いの相違から反発や軋轢が生じることがあります。




宗教や文化の違いから、今も世界では戦争が起きています。

争いに発展しないためには、相手の違いを認めることが必要です。

想いが正しく伝わらず、違う人間と生きているこの世界で、平穏無事に暮らして行くためには、信じること、認めることがどうしても必要です。




この世に生まれたのは、自分(魂)を成長させるためです。

他者に奉仕すること、困難や障害を乗り越えることで成長して行きます。

もし、相手を信じられず、認められなかったとしたら、人とのつながりは希薄となります。

助け合いながら、成長して行こうとしても叶いません。




想いを伝えるのは、誤解が生じたり、認められないかもしれず、勇気が要ります。

それでも、伝えなければ何も始まらない世界に生きています。

伝えられた方も、何を伝えたいのか推し量らなければいけません。

思惑があって、言葉や行動と想いが一致していない時があります。

嘘もあれば、社交辞令もあり、真に受けると、思わぬ事態に発展することがあります。

外国人が日本人から別れ際に「いつでも遊びに来てね」と言われて、実際に遊びに行くと怪訝な顔をされて困惑したと聞きます。

真意が伝わらない、真意が判らないために起こる事象に苦悩しながら、それでもお互いを理解しようとするところに、地上に生きている意味があります。




違う人たちと交われば、時に軋轢が生じます。

軋轢が、怒りとなって表れることもあります。

アンガーマネージメントと言う心理療法プログラムがあり、要約すると次の3つになるそうです。

1.怒りが生じた時のピークは6秒までで、やり過ごすように努める。

2.自分がするべきと思っていることと、相手がするべきと思っていることの間のギャップを自覚する。

3.自分で解決できないことを怒らないようにする。

この様な対処法も有効と考えられます。

しかし、大きな打撃や損害を受けたら、怒りは収まりません。

高じると憎しみや恨みに発展して行くでしょう。




事象が赦せないと、怒りは生じます。

しかし、いくら赦そうと思っても、赦せるものでもありません。

明らかな過ちであればなおさらです。




怒りが生じると、心の平穏が失われます。

その想いは、摂理に反した想いであるために、苦しみとなります。

苦しみから逃れるために、対象に向かって想いを表現したくなりますが、いざ表現してしまうと、因果律の働きによって、別の形となって苦しみが返って来ます。




同じ事象が起きても、怒りが生まれる人と、生まれない人がいます。

寛容心は、不滅の霊性です。

霊性が発揮されている人ほど、寛容心に富み、怒りが生まれにくいと考えられます。

大きな意味においての愛があれば、怒りは生まれないと考えられます。




どんな出来事であっても、克服できないことはありません。

「神性は自発的に表現を求めます。それが、あらゆる種類の美徳と善行、つまり、親切、同情、寛容、慈悲、哀れみ、友情、無私の愛となって表現されます。」と、シルバーバーチは言っています。

赦そうとしないのは、(地上的な)自我の働きによるものと考えられます。

魂に内在する神性は、事象を赦そうとしています。

怒りが生じたら、赦そうとしない自分(自我)ではなく、赦そうとしている自分を意識した方が良いと思います。

怒りを鎮められるのは、自らの中にある神性しかありません。

内在する神から溢れ出ている霊力(愛)によって、怒りから解放され、事象は赦されるはずです。




怒りが生じなくなるのは、一朝一夕にとは行きません。

因果律の働きに委ねられるところが大きいと考えられます。

苦しみは無意味ではありません。

魂を成長させ、目覚めさせ、神性が発揮されます。

怒りの苦しみが、怒りから解放させる触媒になっています。




次に行く世界(霊界)では、周りに自分と類似した人しかいません。

そのため、自分と違うことで、怒りが生じることはありません。

怒りに苦しむことはありませんが、そこから学ぶこともありません。

霊界で学ぶことが出来ないことを学ぶために、自分と違う人がいる地上に生まれて、さまざまな経験をしています。

違う人たちを認められ、赦すことが出来るようになるほど、より次元の高い愛が表現されるようになります。

霊界において、互いを深く理解し、周囲との調和を増すことにつながると思います。




もし、全てを認められ、赦せるようになったとしたら、地上に生きる意味はなくなり、霊界において向上進化して行くようになると思います。





14 件のコメント:

  1. イクミ 様

    いつも勉強になる内容ありがとうございます。
    ヒーリングも本当にありがとうございました。
    怒りについての対処法、ためになりました。
    カナダにきて誰も頼るひとがいない中、
    主人は5年前に脳損傷を起こし日常生活も私のサポートが必要です。
    心に余裕がないときは、しょうがないことだと分かりつつもお互いイライラし精神的に追い込まれます。
    詳しい内容は省略させて頂きますが、
    主人は心肺停止推定30分の状態で発見され搬送されました。
    すでに医師は99%以上助からないと考え、家族を呼び寄せるように言いました。
    そこから電気ショックで3回心臓が動いて止まるを繰り返し、奇跡的に生き返りました。
    日本の医師もカナダの医師も「奇跡としかいいようがない」そうです。
    ただ生き返ってからも植物人間の状態とも言われました。

    なんと今ではパッと見、なにも障害があるように見えません。ほんとに奇跡はあるのだと身近で感じさせてもらってます。

    ただいつもは穏やかな主人でさえ、
    だれもいないカナダで私もネィティブスピーカーではないので専門用語など書類手続きから家探しから、困難がずっと続いてきました。
    イライラをお互いぶつけたり、いままで主人の障害のサポートをこなしてきたはずなのに、
    なんでこんなこともできないの!と責めてしまうこともありました。
    周りの医師や脳損傷の専門家の方も、知らない土地に移るストレス、プラス脳損傷、子供、想像以上のキツい環境なのは当然と言われました。
    その言葉に救われつつも、
    このイライラ、怒りもしょうがないことだと分かりつつも、対処法を試行錯誤お互いしてました。

    6秒待つ、爆発させずに深呼吸して待とうと思います。
    主人が奇跡的に生還したのも果たすべきことが終わってなかったのだと思います。
    臨死体験も聞かせてもらってますが、
    本当にリアルでした。

    長くなりましたが、今回の地上への誕生が最後になれるように目的を果たしていきたいです。

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  2. AK様

    早速、ブログを読んでいただき、ありがとうございます。

    ご主人は5年前に脳損傷を起こしたのですね。
    心肺停止から30分経って発見され、搬送されて、亡くなられていないどころか、植物状態でもないと聞き、驚くばかりです。
    何が起きていたのか判りませんが、まだ地上でやることが残されているので、生かされたのだと思います。
    それはあなたにとっても意味のあることであり、共に生きる中で、学び成長して行くだろうと思います。

    カナダに移住されるだけでも大変なのに、ご主人のこと、お子さんのこと、コロナ下で生活して行くこともままらないことを考えると、あなたのご苦労は生半可なものではないとお察しします。
    一人になって、ゆっくりと休みたいところでしょうが、それができないのがおつらいですね。

    私もそうですが、疲れると心に余裕がなくなり、些細なことでイライラしてしまいます。
    あなたもご主人もきっとそうでしょう。
    相手のせいにしないように気を付けて下さい。
    イライラしてご主人に「こんなことも出来ない」と言ってしまったのですね。
    本文中に、「苦しみから逃れるために、対象に向かって想いを表現したくなりますが、いざ表現してしまうと、因果律の働きによって、別の形となって苦しみが返って来ます。」と書きましたが、後で後悔や自責の念と言う、違う苦しみが返って来たのではないでしょうか。

    そうですね。6秒待って下さい。
    ゆっくりと2回深呼吸をすれば、興奮は収まって来るでしょう。

    抱えきれないほどの重荷は、絶対に与えられません。
    抱えられるぎりぎりの重荷を背負っているかもしれませんが、この苦しさがずっと続くわけではありません。
    今の環境に慣れて来れば、きっと楽になると思いますし、成長すれば、荷も軽く感じます。

    今の苦しみは、次の世界で成長した悦びになると信じて生きて下さい。
    どこかの(地上)人生で果たさなければならないことを、今果たしていると思います。

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  3. イクミ 様

    ご返信ありがとうございます。
    今の苦しみが次の世界で悦びになるというお言葉とても心強いです。
    はい、発した言葉はまた違う苦しみで自分に返ってくる、納得しました。
    主人は本当に歩く奇跡です。
    私たちは本当にそれぞれ通常ではなかなかないような経験をしてきており、
    主人は早くに親友であった弟を亡くしているので、
    私の母が突然くも膜下出血で亡くなったときもずっと気持ちに寄り添ってくれ励ましてくれました。
    同じ痛みを理解してくれるパートナーがいたことに本当に感謝しました。
    出会うべくして出会ったと思います。
    イクミ様がおっしゃるように今から環境にも慣れていき、
    気持ちにも余裕がもてることを祈ります。

    主人は弟の死に耐えられず、
    正しくないことをし心肺停止になりました。
    そのときに行った臨死体験では、
    暗く寒い場所だったとのことです。
    太ったピエロみたいな人がいたそうです。
    決していい場所ではなかったと。その後ナースが現れ、私についてきてと言われ、歩いて着いて行ったのちに生き返っていたそう。主人も私もそれは主人の守護霊だったんだろうと言っています。
    まだ行くタイミングではなく、イクミ様もおっしゃるように果たすべきことがあるのに間違った死に方をしたので引き返されたとしか思えません。99%以上助からないと言われてからの回復は医学で証明できない何かが働いたとしか思えませんね。
    1番近い存在をなくす、声が聞こえず見えないだけなのに辛すぎる時もあります。
    でも私たちの今の環境での努力を1番近くで強力にサポートしてくれてるのは母と主人の弟なんだと思います。
    今もたまにすべて諦めたくなるような気持ちになるときもありますが、
    こうやってイクミ様のブログにも出会えて、サポートしてもらっていること感謝します。

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  4. AK様

    ご事情、良く判りました。
    ご主人は貴重な経験をされましたね。
    それにしても、この世に戻って来れて良かったです。
    そのまま向こうに行ってしまったら、暗闇に閉じ込められて、そこから出られたとしても、地上にいるあなたとお子さんを見て、例えようのない後悔の念に苦しめられたと思います。
    通常は心臓が止まって5分で脳死になりますので、ご主人の様に回復するのは説明が付きません。
    何らかの力が働いていたとしか思えません。
    奇跡的に障害が少なかったのは、動機に利己性が少なかったからなのかもしれません。

    臨死体験のことを書いていただいて、ありがとうございます。
    暗くて寒く、居心地の悪いところであり、守護霊と思われる人がこの世に連れ戻してくれたのですね。
    日本では有名な俳優が相次いで亡くなっています。
    より多くの人に、死にたくても死ねない現実が待っていることを知ってもらいたいです。

    同じ経験をされているので、想いは良く判ると思いますが、それぞれが悲しみや苦しみを耐え忍ばなければいけません。
    あなたは霊的真理を手にされていますが、ご主人は霊的な体験をされているので、受け入れる土壌は出来ていると思います。
    既にされているかもしれませんが、まだでしたらシルバーバーチの霊訓を読むように勧めて下さい。
    魂が癒されると思います。
    弟さんも、喜んでくれると思います。

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  5. ラッパ吹き2020年10月5日 19:32

    イクミさん、

    AKさんのおっしゃっていることが、つらさが、身にしみて解ります。

    私も、公私ともに私の限界を超えた理不尽なプレッシャーとストレスと死別の悲しみで、長年抑え込んで我慢に我慢を重ねてきた怒りが爆発的に吹き出してしまった時期があります。
    今の苦しみはその報いなのかもしれません。でも、私には抑えることができませんでした。あの時にもし仮に抑え込めてたら、私は抑うつ状態を超えて精神が破綻していたと思います。

    何かを学んでいるのだと思います。爆破して破綻するギリギリで生き残ったものの、その報いに延々と続く苦しみがあった。

    何を学べば良いのかもわからず、なぜ私は学べないのですか? と問いかけても、自問しても、未だにわからないままでいます。

    必ず意味があり、必ずなんらかの埋め合わせの法則が働くはず。カルマならその償いが、犯した過ちならその償いが、償いではないなら何かの学びが。

    私はそれほどの極悪人なのか?
    それでも、神は守護霊は背後の霊たちは私を生かしてくださっています。
    いつか、なんのためだったのかが判ると信じています。

    私は実感しているんです。生きる気力が尽きて何もかもすべてがまったく無意味になった完全な絶望の底では、怒りのエネルギーが生かしてくれることもあります。

    まとまらず支離滅裂ですみません。どうかご容赦ください。

    ラッパ吹き

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  6. ラッパ吹き様

    こんばんは。
    更新したブログを読んでいただき、ありがとうございます。

    怒りの感情は非常に厄介です。
    内に溜めても、外に表現して出しても、苦痛を伴う結果が返って来るからです。
    精神が破綻する寸前で、怒りが爆発したそうですが、周囲の人たちは、さぞ驚いたことでしょう。
    怒りは、お互いの理解不足から生じることが多いので、コミュニケーションを密に取ることも有効と考えらえます。

    苦痛を通して、怒りが生じないような学びを得て行くしかないと思います。
    認め合い、赦し合うことも、その1つだと考えています。
    あなたが学ぶことが出来ないのはカルマではなく、大切な叡智を学ぶために用意された意味のある時間だと思います。

    シルバーバーチの霊訓にこう書いてあったのを思い出しました。
    「魂の宝は、そう簡単に手に入りません。
    もしも簡単に手に入るなら、なにも苦労する必要などないでしょう。
    痛みと苦しみの中では、なかなかそう思えませんが、必死に努力し苦しんでいる時こそ、魂にとって一番の薬なのです。」

    背後霊が答えてくれないほど、今生の人生において重要なことなのでしょう。
    生まれて来た目的の1つと言っても良いのかもしれません。
    あなたが叡智に辿り着くまで、傍でじっと見守っているしかないのだと思います。

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  7. イクミ 様

    アドバイスありがとうございます。
    はい、主人は初めはシルバーバーチを聞き入れてはいませんでしたが、主人がスピリチュアルについて私や子供に話すことはシルバーバーチの霊訓にすごく似ていたのでそのことを伝え続けるうちに少しずつ受け入れてくれました。
    主人の祖父はカリフォルニアで有名な牧師を何十年もしていますが、そんな厳しい宗教一家で育ったことが本人は嫌でたまらなかったみたいです。
    その反動でかのちに弟も含めすごく荒れた20代を過ごしてきたとのことです。
    なので宗教に縛られず自分の子供たちを育てていきたいと言っています。
    それでもジーザスがしてくださったことは偉大でジーザスのことをとても尊敬しています。
    私も同じです。
    なのでシルバーバーチを私が語るとき今では共感し聞いてくれます。
    肉好きで、最初はベジタリアンなんてならないと言い張ってたのに真実を知るとピタっと食べなくなりました。
    主人はそういったスピリチュアルに敏感で、浸透しやすいレベルまでいっているんじゃないかと思うくらい尊敬しています。

    まだ1歩ずつ新しい土地で日々になれていくまで時間はかかると思いますが、霊的真理を毎日読み返していきます。

    いつも励まし、温かいお言葉ありがとうございます。

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  8. AK様

    ご主人は厳格な宗教一家に育ったのですね。
    その反動があったそうですが、ドグマや儀式などに嫌気がさしてしまったのはないでしょうか。
    ただ、核心であるイエスの教え自体は、シルバーバーチが語っていることと、大差はありませんので、あなたが言うことに共感してくれると思います。
    1番大切なのは、神と神の摂理です。

    霊的真理を絶対的指針として、新天地で生きて下さい。
    また何かあれば、連絡して下さい。

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  9. イクミ 様

    心強い言葉を本当にありがとうございます。
    はい、またこれからも宜しくお願い致します。

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  10. 拝読し、勉強をさせていただいています。
    わたしは妹を自死で亡くしました。二ヶ月経ちます。

    詳細は省かせていただきますが
    妹が生前苦しんだ末、
    向こうに行っても後悔に苛まれるようなことがあったら
    考えても、耐えられないので
    とにかく家族それぞれに祈り、
    後悔をできるだけ早く手放し
    残した家族のことは心配せず
    向こうの世界では何も囚われずに
    思いきり好きなことをして欲しい
    でも私たちはいつも〇〇ちゃんを想っているし
    〇〇ちゃんも心はいつも側に寄せてほしいと
    祈って、語りかけています。

    悲しみの心を喜びに変えていこうと
    みんなで幸せになれることを見つけようと、毎日実行していますが
    いま、意外にもこたえるのは他のことです。
    友人に、妹の残した子供に対する先行きについて
    ネガティブな意見をいろいろと注進され
    大変腹をたてています。そして動揺しました。
    自分のことならば何を言われてもいいのですが。

    何よりも悲しいのは、
    こういうことがあると、
    数少ない友人知人から距離をおきたいと思い始めて
    ますます孤独な状況になることです。

    仕方ないのかもしれません。
    いつも、罪(自我)を憎んで(幻だと知り)、人(真我)を憎まず(信じる)
    と思ってきましたが
    今は、友人が、悪気がない、良かれと思って...ということがわかっていても
    心を騒がせる何からも距離をおきたいと思ってしまいます。

    でも良いこともあります。
    今までバラバラだった家族が
    (向こうに行った妹も含めて)
    なんだか一つになりつつあるような気がします。
    夫もとても協力してくれて、心強く思い、本当にありがたいです。

    とりとめなく書いてしまい、申し訳ありません。
    こちらのブログは
    orpheus journey様のHP〜武本昌三様のHP〜神宮司みき様のHPから
    たどり着き、読ませていただいています。

    これからも拝読させていただきます。
    どうぞよろしくお願いいたします。

    返信削除
  11. mt様

    初めましてイクミです。
    仕事で返信が遅れて、申し訳ありません。

    ご事情は判りました。
    大切な妹さんを亡くされて、まだ2ヶ月なのですね。
    妹さんのご家族、あなたたちご家族の心中を察すると、何と言って良いのか判りません。

    妹さんは、ずっと苦しんでいたようですね。
    あなたがどれ位の知識をお持ちなのか判りませんが、私の知り得たところを書きます。
    妹さんですが自死されて、向こうに行っても後悔に苛まれていると考えると耐えられないと言うことですが、自死は自然法則に反した行為であるのは間違いありません。
    法則に反した行為には償いが伴います。
    どれ位法則に反しているのかは、自死する動機によります。

    お子さんを置いて逝ってしまうのは、どう考えても普通の精神状態ではありません。
    判断能力がなくなるほどの心身耗弱状態だったのではないかと思います。
    精神に異常を来していたのであれば、一般的な自死と同列に扱われません。
    また、うつ病などの薬で、自殺衝動が起きることもあり、自分の意思とは別なので、やはり同列に扱われないと考えられます。
    そんな場合は、罪はかなり減免されると思います。

    ただ、苦しくて死んだとしても、その苦しみはなくなりません。
    地上に残して来た家族を見れば、後悔は避けられないと思います。
    それが、自然法則に反した行いに対する償いとなっています。

    安易な助言や心配や同情はいらないのですね。
    ご友人は、あなたがどれだけつらい思いをしているのかが判っていないのです。
    今は距離を置いて良いのではないでしょうか。

    妹さんがいなくなって、ご家族が1つになりつつあるのですね。
    同じ悲しみ、苦しみを共有しているからだと思います。
    ご主人も理解を示してくれて、何よりです。

    妹さんに自分の想いを投げかけているのですね。
    それは、魂を癒すために、とても大切なことです。
    地上から届くあなたの愛念は、妹さんにとって暗闇を照らす明かりとなり、生きる力となっているはずです。
    どうぞ、お続けになって下さい。

    難しいでしょうが、以前と同じ様に生きるように努めて下さい。
    ご自身のためと言うよりも、妹さんの後悔を減らすためにです。

    残して来たお子さんへ愛情を向けることを、あなたに切望しているでしょう。
    慰めたり、勇気付けたり、叱ったり、褒めたりしてやって下さい。
    それが、妹さんにとって何よりの救いとなります。

    しばらくは苦しい日々が続くでしょうが、妹さんとお子さんに愛情を向けるようにして下さい。

    返信削除
  12. ご多忙の中、親身なお返事をいただきまして
    深く感謝申し上げます。

    妹とは、距離の離れたところに暮らしていたのですが
    うつ傾向があるようにも見えて、病院に通ったこともありました。
    生前、最後の方はほとんど自分の評価を丸ごと他人に委ねるようになっていて
    些細な事で、落ち込みがはげしく、自分自身を見失っているようでした。

    しかし、こどもの成長のアルバムやビデオを逝く4日前まで作っており、
    毎朝四時からマラソンしたり家事をテキパキこなし、精力的にも見えました。
    頑張り屋が突然折れてしまった感じがします。

    正直いって、どうして突然に逝ってしまったのか
    周囲には、わからないのです。
    妹の夫に対して遺書はあったようですが、
    夫婦間にしかわからない何かがあったのかもしれません。
    (妹の夫も深く傷ついているので、もちろん問い詰めるつもりもありません)

    わたし自身が、以前のように自然の恵みに大きな感謝を持って
    喜んで暮らせば、妹の後悔も減るのでしたら、
    本当に、喜んでそうしたいと思います。
    母にも同様に伝えさせていただきたいと思います。

    わたし個人の問題としては
    妹の子どもの暗い未来を、良かれと思い助言してくれる友人とどう付き合うか、
    ということでしたが、狭量なわたしは今はなかなか許しの気持ちになれず、
    距離をおいては、とおっしゃって頂き、気持ちが楽になりました。

    今回、とても動揺してしまったので、誰にも話すことができず
    イクミ様、それから神宮司みき様に、はじめてメールを差し上げましたが
    両方から、真心のこもった親身なご助言をいただき、
    本当に、気持ちが癒されました。

    本当に、ありがとうございました。
    妹に、毎日、喜んで語りかけたいと思います。
    わたしもシルバーバーチを読み始めてみようと二冊購入しました。
    今後とも勉強させて頂きたく、ブログを拝読させてください。
    どうぞよろしくお願いいたします。

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  13. mt様

    おはようございます。
    妹さんは、繊細で傷つきやすい人のように思います。
    他者から大きな痛手を受けて衝動的に、あるいは全力で走っていて生きる力が尽きてしまった様に感じて逝ってしまったのかもしれません。
    昨今の有名な方の自死と共通するものがあるように感じます。

    お母様の心中は想像も出来ませんが、妹さんの後悔の想いを減らすためにお伝え下さい。
    妹さんのお子さんには、愛していたのは紛れもない事実であることを、強くお伝え下さい。

    妹さんの肉体はもうありませんが、魂は生きていて、あなたの想いは届いていると思います。
    シルバーバーチの霊訓を読み始めるそうですね。
    妹さんに向けて霊的真理を読み聞かせると、現状を理解して、穏やかさを取り戻すことにもつながると思います。
    お母様も必要としている知識でしょうから、是非、お伝え下さい。

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  14. イクミ様

    シルバーバーチを拝読し、
    わたしが学び、自分のものとした智識は
    妹はもちろん、母、それから子どもにも
    それぞれわかりやすいように伝えたいと思います。

    この度は、親身なお答えに
    衷心より深く感謝申し上げます。
    ほんとうにありがとうございました。

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