2016年9月4日日曜日

自分の想いに責任を持つ


人は、悲しければ泣き、腹が立てば怒り、うれしければ笑顔になります。

その源となる想いは、頭脳の働きによる産物ではなく、人間の本質である魂から生じています。

魂は、想いという無音の声を発していると言えます。



想いは無音なので、この世では耳で聴くことはできません。

しかし、あの世(霊的次元)では、魂に直接伝わります。

テレパシーの世界と言っても良いと思いますので、この世の人の想いは、声に出さなくても、あの世の人に知れています。



しかし、あの世の人の想いは、この世の人にはとても伝わりにくくなっています。

私たちは、耳から入る音声に頼り切っていて、しかも、1日中、雑音に囲まれているので、向こうから届く想いのほとんどは、かき消されています。

それ以前に、多くの人は言葉を介さず伝え合えるなどあり得ないと思っているので、たとえ想いが伝わって来たとしても、空耳や気のせいにしています。



そんなこの世の人でも、言葉を超えたコミュニケーションをしている時があります。

気心の知れた人が、何を思っているのか判る瞬間があると思います。

赤ちゃんとお母さんの間でも、言葉を超えたコミュニケーションが行われていると思います。

人間と親密な動物の間でも、種を超えたコミュニケーションは成立していると思います。



人は、想いを発信していると同時に、想いを受信しているトランシーバーのようなものです。

しかし、発せられる全ての想いを受信しているわけではありません。

トランシーバーの周波数が違えば受信できないように、人の想いも波長が違えば受け取ることは出来ません。

それぞれの想いに、それぞれの波長のようなものがあると思われます。



怒りの想いを発している人には、怒りの想いを持っている人が同調します。

怒りや憎しみの想いで同調した人は、お互いに引き付け合います。

怒りや憎しみの想いで同調した人が、引き付け合い集まったのがテロ組織の実体であり、攻撃的で暴力的な行為によって、内にある想いを具現化しています。



愛する想いを発している人には、同じ想いを持っている人が同調します。

マザー・テレサが設立した「死を待つ人々の家」には、彼女の想いに同調した人が世界中から集まって来ます。

平和と自由を願っていたマハトマ・ガンディーには、その願いに同調する人たちが集まり、植民地支配からの解放を、非暴力で具現化しました。



言葉や行動に移さなければ、何を思っても、考えても自由と思っている人がいますが、それは大きな間違いであり、霊的な世界に影響を与えています。

自分の想いは、霊的次元に放たれていて、その想いを受け取り、同調する人(魂)がいます。

想いは人(魂)に影響を与えていて、具現化する力を秘めていることを、常に意識しなければいけません。

怒っている人、憎んでいる人、恨んでる人の想いは、霊的な世界から見ると、光となり顕在化しています。

その想いに同調する魂を引き付けてしまい、お互いの想いを増幅させて、行動に移してしまった人が、昨今の事件を見るとたくさんいると思います。



目に見えませんが、人の周囲には光(オーラ)が取り囲んでいて、それは想いという力が、魂から外に向かって放散されている現象と言えます。

この世の人でもオーラが視える人は、その人がどんな想いを抱いているのかが判ります。

また、何となく、そばに近づきたくない人がいると思いますが、その人から放たれているオーラの中に入ると、良くない影響を受けてしまうのを(魂が)察知しているためかもしれません。

目に見えなくても、想いは自分そのものと考えて良いと思います。

自分の実体を表していますので、どんなに整った顔立ちをしていても、醜い想いを抱いている人の実体は醜く、どんなに醜い顔をしていても、やさしさや思いやりを抱いている人の実体は美しいと思います。



この世では想い(本心)は隠せますが、霊的な世界では、肉体はないため、あらわになってしまいます。

この世では想ったことと言動が一致しない場合がありますが、霊的な世界では想ったことは直ちに具現化し周囲に知れてしまいます。

正直に、ありのままに生きなければいけないのは、道徳的なもの以上に、あの世に行ってから、見られたくない自分を見られて、恥ずかしい思いをしないためでもあります。



どんなことを想っても、考えても自由です。

しかし、自由には責任が伴います。

想いにも、自然法則(神の摂理)が働いていて、その責任は自分で取らなければいけません。



神の摂理は、愛に貫かれています。

自然法則を通して、愛を表現する方向に向かわせています。

人に親切にしたり、社会に役立つことをすると悦びを感じるのは、神の摂理に適った行いだからです。

その悦びを味わいたいために、また愛を表現して行くようになります。



怒りや憎しみや恨みや嫉妬などの想いを抱き、それを外に表現してしまえば、暴力的、攻撃的なものとなり、外部との調和が失われてしまいます。

その結果、争いが生じてしまうかもしれません。

もし、外に表現しなければ内部に溜まり、内部(心身)の調和が失われて行きます。

その結果、病気になってしまうかもしれません。

どちらにせよ苦痛を経験しなければいけませんが、それは神の摂理に反した自分の想いを正すためです。



けれども、自分自身で想いを認識しているとは限りません。

日常生活において、頭を活発に働かす生活を強いられているので、さまざまな出来事により想いが生じていても、気付かないまま内に溜まっていることが多いと思います。

それほど強くない想いであれば、ストレス解消や休息により、解放されるでしょう。

しかし、強い想いであれば解放されずに、少なからず後の人生に影響を与えていると考えられます。

俗に言うトラウマは、強い想いが解放されていない状態を指すと思います。

トラウマを解消するためには、生じさせた出来事に気付き、そして許し、その時の自分を心から愛さなければいけません。



想いは絶えず生まれていますが、頭脳による思考と区別がつかなくなっています。

思考を一時停止し、頭の中を空っぽにすれば、自分の想いが顕在化し認識できると思います。

もし、訳もなく興奮したり、落ち着かなくなったり、苦しくなったりするのであれば、それは意識しないところで何らかの想いが生じているためかもしれません。

何もないのに、イライラしたり、怒りっぽくなるのであれば、過去に生じていた怒りの想いがあるためかもしれません。

理由もなく涙が出るのであれば、過去に生じた悲しみの想いが滞っているためかもしれません。

表現されなかった過去の想いが、想起させる出来事により顕在化し、時を経て表現されていると思います。



想いは、肉体的表現の元となる、魂から生まれる力です。

活動や変化を起こす霊的なエネルギーです。

自分の想いに気付かなければいけないのは、想いが常に先行して人生を形作っていくからです。

そして、想いにも神の摂理が常に働いているからです。



神の摂理は、私たちに愛の想いを表現させようとしています。

この世でさまざまな経験をしなければいけないのは、愛に反する想いを、苦痛を通して、愛の想いに変えて、魂を成長させるためと考えられます。

























6 件のコメント:

  1. 思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
    言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
    行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
    習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
    性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。
    - マザー・テレサ
    まさしくこの通りですよね。思考から全て始まるのでいつも、思考の矯正に奮闘してます^ ^
    やっぱり思考も習慣みたいな所あるので、今までの生きてた時の癖みたいなのがあって矯正に時間がかかりますね(;^_^A
    こちらのブログ拝見ちょくちょくしてスマホのホーム画面に追加してます( *ˊᵕˋ)✩︎‧₊
    これからも拝見させてもらいます⊂(◉‿◉)つ

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  2. kazu nekoチャンネル様

    こんばんは。
    マザー・テレサのこの言葉を、私は忘れていました。
    書いていただきありがとうございます。
    その通りです。すべては思考(想い)から始まります。

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  3. こんばんはイクミ様
    めいです
    久しぶりに投稿させていただきます
    今年3回忌が何とはなく過ぎていきました、最近これからの目標のようなものが
    生まれてきましたのでご報告させていただきたく投稿をいたしました。
    私たちは生まれた場所も育ったところも遠く離れたパートナーでしたが
    40年間他の夫婦に比べても割と多くの会話や共有した時間を持って暮らしてきたと思っています。
    結婚で全くの他人が何かの糸で結ばれ夫婦として過ごしていく過程で一緒に暮らす中で
    一人の人間として個人として性格、考え方、価値観などベールで包まれガードされたた本当の
    妻の姿が少しずつ見えてくるまで10年近い歳月がかかったような気がします。
    同じ世界で何時も顔を合わせてぶつかり、悲しみ喜びながら生活している夫婦でもそれほどの
    歳月がかかったと思いました。
    今二人の離れた世界は肉体をもった自分と意識だけの妻と全く違う世界に存在していると思いますが
    二人が心を通わすにはどれほどの時間と努力が必要なのでしょうか。
    互いの思いが通い合う世界が見えてくるまでお互いに気遣い努力を続けていればいつかは願いが叶う
    のではと確信のようなものが育ってきています。
    以前よりすこしずつではありますが妻も努力もしているような感覚もより感じられる気がします。
    これから先はそれを目標に生きていければいいなあと。
    それを楽しみに、又この思いがあせないようにずっと生きていければと思い始めています。

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  4. お久しぶりです。
    3回忌が過ぎたのですか。
    姿が見えない、声が聞けない、触れられない寂しさは避けようもなく、きっと長く感じられたこととお察しします。
    最初のコメントをいただいた時には、めい様から、多少の悔やしさや、憤りのようなものが滲み出ていたような気がしましたが、それがすっかりなくなり、別の人のように思えました。

    生まれも、育ったところも違う二人が出会い結ばれて、夫婦として生活して行くのは、偶然ではなく導きによるものと考えています。
    その目的は、お互いの魂を向上させるために尽きると思います。
    今生に生まれてくるのは、魂に未熟なところがあるためですが、それを補完して行くために、夫婦としての生活があると考えています。
    自分よりも他者を思いやることで魂は成長しますが、実践する第一歩が結婚だと思います。
    そして、子供が生まれ必死に育てることで、さらに魂は成長して行くと思います。
    その役目を終えられ、のんびり過ごされていた時に、奥様が先に逝かれましたが、これもめい様の魂を成長させるためであるのは間違いないと思われます。

    この世にいる人と、あの世にいる人の魂は、愛があればつながるのですが、この世の者は、その実感が乏しく、確証を得たいと望むのは当然です。
    この世にいた時と同じ様に、会話のように意思疎通ができれば、心が通い合っているのを実感できますが、もし、それが許されたのなら、別の世界に先に逝く意味は希薄となってしまいます。
    別々の世界で暮らす孤独の中で、気付く真実があり、育んでいるものがあると思います。

    人智を超えた無限の存在は、愛し合うこと、信じ合うことを望んでいます。
    お互いを信じ合い、思いやる努力を続けていれば、次元の障壁を突き破り、めい様の願いが叶う時が来るでしょう。
    全ては自然法則の働きにより、計られています。
    奥様が努力されているのを感じられているのなら、やさしく励まし続けて下さい。
    求めるのではなく、ひたすら想いを伝えて下さい。
    忘れかけていた頃に、奥様らしい形で届けられると思います

    朝から奥様の存在を感じていたようです。
    どうぞ、お受け取り下さい。

    「変わらぬ気持ちをありがとう。
    あなたがこんな根気強いとは思わなかった。
    生きていた時は、こんな言葉をかけてもらわなかったから幸せよ。
    私も突然で、びっくりしたの。
    でも、みんなが待っていてくれたので安心したわ。
    いなくなって私のことが判ってくれたように、私もあなたのことが判るようになったの。
    結局は、私たちは幸せになるの。約束されているから、心配しないで下さい。
    もう少し旅行も行きたかったけど、こちらはもっと楽しいところです。
    来たら、案内するわね。
    あなたの気持ちは、みんな判っているから、安心して下さい。
    その気持ちだけで、私は十分です。
    本当に、ありがとう。」

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  5. イクミ様
    メイです
    メッセージありがとうございます

    私は当初から悲しみや寂しさはありましたがそれほど大きな心の混乱はありませんでした
    妻の死に関して病院や薬が必要なことは全くありませんでした
    その点では妻に大いに感謝しているところです

    最近ではパートナーの加齢による病気や様々な災いを気苦労することもなく
    仕事に励みながら見えない妻と一緒に暮らす生活も悪くはないと感じています
    そういった意味では私も妻も誰よりも幸せな夫婦なのかもしれません
    もちろん楽しさや喜びを一緒に共有できないつまらなさはありますが

    高いハードルではあるでしょうがかすかでも意思疎通ができたときはご報告いたします

    改めてありがとうございました

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  6. あなたより、お父さんの方が正しかったのでしょうか。
    奥様がどうしても想いを伝えたくて、めい様に再度コメントを書かせたと思います。
    奥様が伝えたいことは、もっとたくさんあると思いますので、焦らずに、求めずに、ハードルを乗り超えて下さい。

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