人は何のために生きているのか?死んだ後はどうなるのか?その明確な答えが「シルバーバーチの霊訓」の中にありました。本当の自分とは魂です。この世を生きるたった1つの目的は、魂を成長させるためです。人生で出会う障害や苦難を乗り越えること、人や動物そして社会のために奉仕することで、魂は成長していきます。死んだ後、魂は次の世界に移り、この世を振り返る時が必ず来ます。悔いのない様に、失敗を怖れず、今を大切にして生きましょう。
2011年4月29日金曜日
自分の仕事について
これといった才能もなく、具体的な将来像を見いだせなかった私は、親の意向に沿った大学に入りました。
そして、卒業し歯科医師となり、結婚し家族を持ちました。
多くの人と同じ様に、仕事と家庭は人生で最も大切なことと考え、歯科医師として高い技術と知識を持ち患者さんを治療して、その結果として高収入を得て、人並み以上の暮らしをすることが、幸福な人生と信じていました。
しかし、致命的と思える行政処分を受け、これからどうして生きていこうと真剣に悩む中で、仕事に対する考えが変わってきました。
新聞の求人広告に目をやると40代半ばでの就職は難しく、また想像以上に給料が少ないことを知り、自分がいかに恵まれた立場にいたかが分かりました。
どうにか仕事が続けられて家族が食べていければそれで十分であり、こんな不祥事を起こしても通い続けてくれる患者さんに「ありがとう」と言いたい気持ちになりました。
そして、霊力を目の当たりにし、真理が自分の中で絶対的なものになりつつある中で、歯科医師としての仕事を続けていいのだろうかと、自問をすることが多くなりました。
けれども、仕事をしなければ家族を養っていくことはできません。
霊的真理の伝道という、極めて重要な使命が託されていると思うと、このままでいいのだろうかという強い焦りを覚えました。
この世に生まれてきたのは、ヒーラーとして病の人を癒し、そして魂を目覚めさせ霊的真理を伝えるためであることは間違いないと思われます。
今の職から抗しがたい力により、引き離されていくかもしれないと覚悟をしました。
2011年3月10日木曜日
ヒーリングで思ったこと
少し前になりますが末期ガンの方の家族からヒーリングの依頼を受けました。
わずかでも良くなることを願ってヒーリングをしましたが、少し心身が楽になったのか続けてすることになりました。病室のベッドで手を当ててヒーリングをしていると、眠ってしまうことが多かったのですが、顔を見ると穏やかな表情の中に、これまでの人生で様々な事を経験され乗り越えられ、家族を愛し、周りの人を愛し、すでに亡くなられているご主人のことを、深く愛している様に感じました。
この世での修行を終えて、次の世界に旅立つ準備が出来ている方かもしれない、生きようという気持ちは、ご家族のことを思ってのことであり、この世への執着はないように見えました。
ヒーリングをすれば末期ガンでも治るかもしれないと、ご家族も私も期待をしましたが、数週間後に亡くなりました。私の力不足なのかとも思いましたが、時期が来た人は病気が癒されて、魂が目覚める様に、時期が来た人は次の世界へ旅立ってゆく、全て摂理にしたがった結果と今は考えています。
2011年1月4日火曜日
重くのしかかる言葉
シルバーバーチの霊訓で私に重くのしかかる言葉があります。
1つは(霊的真理を)知っていて罪を犯すのは、知らないで罪を犯すより、遥かに罪が重いということです。
今までのブログに書きました通り、医療費の不正請求を行い保険医取り消しという行政処分を受けました。
最初に不正な請求をした時のことを振り返ってみると、こんなことをしてもいいのだろうかという、良心の声を感じたにもかかわらず、「他の人も当たり前のようにやっているのだから」という、誤った考えにかき消され過ちを犯しました。
つまり、悪いことと知りつつ、適当な理由をつけてしてしまったのであり、その結果、想像した以上の処罰となりました。
霊的真理を知った今、私が同じ過ちをしたならば、その罪はさらにさらに重くなります。
人を処罰するものとして法律がありますが、この世で生きていく中で嘘をついたり、ごまかしたり、傷つけるようなことを言ったりしても、罪にならないことがほとんどです。
ばれなければいいと考えて、過ちを犯すこともあります。
法律を逃れることは出来ますが、神が創った法則を逃れることはできません。
人は騙せても、自分の魂、そして神を騙すことは出来ません。
その過ちは魂に刻み込まれ、死後後悔の念とともに、相応の償いをしなければなりません。
因果律という冷厳な法則の存在に、畏れを抱き、言動そして想いが摂理に背いていないか、また利己的になっていないかを、問い質す日々となりました。
余談になりますが、誰でも知っていますが、今では納得できない諺に「正直者は馬鹿を見る」があります。
正直に生きている方は、物質的に損をしたり苦労を背負ったりすることもありますが、霊的には正道を歩んでいると思います。
馬鹿を見るどころか、賢明な生き方です。
もう1つは、霊的真理を知ったら、他の人に伝えなければいけないということです。
シルバーバーチが語る真理は、この世、そしてあの世においても最も大切な事実であることを、幸いにも得心することが出来ました。
生命が永遠であるという、1つの真理をとってみても、計り知れない恩恵を人に与えます。
悲しみ、絶望が深いほど、孤独、苦痛が耐え難いほど真理は光り輝き、革命をもたらすと思います。
今の世の中で、真理を渇望している方は、想像する以上にいることでしょう。
人に伝えなければ、私にとって最も大きな罪を犯すことになります。
以前、悲惨な事件に巻き込まれ絶望のどん底にいる家族を報道で知り、いたたまれない気持ちになり、是非真理を知ってもらいたいと、手紙を書いたこともあります。
周りにいる全ての人に伝えたいという気持ちは常にありますが、動機が相手のことを考えずに単に義務を果たすためとなっていないか、検証をしなければいけません。
私がヒーリングをした人、周囲で愛する人を失った人、つらい立場に置かれている人、霊的な世界に興味を持っている人に話をしていますが、少なくとも動機に利己的なものはないと信じています。
話を真剣に聞いて下さる方がほとんどですが、伝えたことをどう受け取ったかを知ることは出来ません。
もっと知りたい方には、続けて話をしたりシルバーバーチの霊訓を読むことを勧めていますが、真理を受け入れる時期が来ていることを願うばかりです。
一人でもの多くの方に霊的真理をお伝えして、この世で与えられた使命を果たせていけたら本望です。